まいどおおきに食堂で夜。
今年の後半。
一駅歩こう運動を密かにしてた。
運動不足を解消しようと、それでテクテク歩いてたんだけどさすがに夏は一駅分がせいぜいだった。
ところが冬。
涼しくなって街を歩くのがたのしくなった。
それで最近。
新宿駅から平気で歩いて家まで帰る。
新宿・新宿三丁目・新宿御苑に四谷三丁目という、つまり3駅分を歩いて帰るコトがたまにあるのネ。
しかも歩くコトが決して苦痛にならないくらい、街がたのしく退屈しない。
四谷三丁目から逆方向に3駅分と言えば、四ツ谷に赤坂見附にそれから国会議事堂前という、あまり歩こうと思わぬコース。
実際せいぜい、四ツ谷駅から歩くくらいでありましょうか。
今日も新宿駅から歩き、そろそろ家にたどり着くという、その直前にまいどおおきに食堂があり、それで歩いたご褒美に、と。
あれやこれやとオカズをとって、夜とする。
メインはサバを甘辛醤油で煮込んだモノ。
サバの味噌煮より、ボクは甘辛醤油で煮込んだこっちの方が好きだったりする…、ギラッと光るサバの皮目の模様がなによりうつくしくって、惚れ惚れしながらパクリと食べる。
脂の乗ったサバの切り身のおいしいコト。
ホロッと身離れもよくってシットリ。
ご飯のオカズにウットリします。
涼しくなると料理が並ぶカウンターの一番手前におでんが炊ける。
ネタの種類はそんなに多くはなくって玉子にチクワに厚揚げ、コンニャク、それから大根程度。
大きく分厚い大根が、飴色をして沈んでいたのがいとおしくって、それだけとって汁をたっぷり、芥子をネリッと搾りだし、冬の景色を作って食べる。
芯までしっかり味が染み込み、クチュっと歯ごたえ、じんわりなめらか。
口の中へとおびただしいほどの煮汁が染み出し、汁の代わりになるほどジューシー。
家で作るとなかなかこうして中まで味が入らない。
切った大根を冷凍にして繊維を壊せば簡単に、中の中まで味が入って飴色になるというのだけれど、それを試してみる暇もなく、それでこうしてミセオデン。
他にも料理をあれやこれやと…。
野菜炒めをまず手にとった…、コロッケととんかつが実は揚げたてでオススメですよと言われたんだけど、なるべく夜は揚げ物食べぬようにと決心。
おじさん、そろそろ食生活をなんとかしなくちゃ、本格的に着るものなくなり大変なコトになりそうで、それで少々自粛気味(笑)。
シャキシャキとしたモヤシとニラとニンジン、玉ねぎ。
煎った玉子をアクセントして、塩で炒めた薄味料理…、かつてこうしたお店の料理はみんな濃い味、ご飯のお替り促すような味だったけど、最近、随分かわったものです。
それに大好きな高野豆腐の卵とじ。
出汁を含んだ豆腐がおいしく、体の中にそのみずみずしさが乗り移ってくるようなやさしい味わい、オキニイリ。
そして夜の散歩の仕上げをしながら家に、戻りましょ。
ところでこの動画…、なんだか格好良くてスカッとします。
Gallagher in Slow Motion from FCTN on Vimeo.
髭のおじさんがハンマーを振り回して、ただただ何かをぶっ壊すというだけの内容なんだけど、スーパースローで再生された…、ただそれだけでこんなにカッコいいってスゴい。
ぶっ壊さなくちゃいけないモノが、多分、ボクの周りや中に沢山あって、さぁ、がんばろうとじんわり思って夜とした。
[3回]
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