仕事をすませてそれで、昼。
丸亀製麺で軽く、しかもスピーディーにランチをしましょと…。
立派なビルの地下一階。
かつてはちょっと上等なイタリアンレストランが入っていた場所がまるっと、丸亀製麺のお店に変わっている場所があり、やってきたらばなるほど丸亀製麺だった(笑)。
イタリアンレストランの時には暗くて、パッとしないお店だった。
それがキラッと明るくなって、お店に入ると麺打ち工房。
それに続いてカウンターと、いわゆる讃岐的なるセルフうどん屋の姿になってる。
このチェーン店。
店作りがおどろくほどに上手になってる。
かつてこうしたビルの地下なんかにはあまり出店しなかったけど、最近、積極的にオフィスビルの一階だったり雑居ビルの地下や2階にお店を出してる。
看板を出せばワザワザお客様が探してやってきてくれるようになったということ?
ここのお店もかなり繁盛、忙しい。
ばら天釜揚げうどんというのがあって、惹かれてそれにする。
釜揚げうどんのつけダレを小ぶりの丼にたっぷり注ぎ、そこに崩したかき揚げ、あるいは天ぷらをいれて食べるという趣向。
入れられるのはエビのかき揚げかちくわの天ぷら。
ちくわの天ぷらを選んでどっさりタレに入れ、ネギと生姜をのっけてズルリ。
こりゃおいしいです…、天ぷら衣の油が出汁に滲んでコクになっていく。
ちくわのむっちりした食感と、それに混じった紅しょうがが、シャキッと歯ざわり軽快で酸味や苦味が口に広がり、香りが鼻から抜けていく。
それからうどん。
実はココの釜揚げうどんをはじめて食べた…、それまで冷たいうどんばかりを食べていたけど、ここのうどんは多分、釜揚げうどん用に最適化されているのでしょうネ。
これはおいしい。
ヌルンと喉を撫で回す肉感的な食感に、小麦の香りがフワッと抜ける、温かくして食べるからこそのおいしさ感じるオキニイリ。
冬のグロムはちょっと静かで、待たずに食べるコトができるのがなんだかウレシイ。
夏は氷、冬は乳脂肪分がもっと高いアイスクリームがおいしんだよと言われるけれど、今日の目的は食後のデザート。
口をすっきりさせましょうとそれでジェラート。
一番小さなサイズのカップにワンフレーバー、レモンのソルベ。
イタリアを代表する果物は?って聞かれればまず、絶対、レモン。
だって、イタリアのレモンは日本のレモンとまるで違ったレモンでおいしい。
大きさだってまるでグレープフルーツみたいなサイズ、そして形で皮がフックラやわらかい。
そもまま齧って果汁を飲んでも、酸っぱくはない。
日本のレモンを見て、これをお酒にしようなんてまず思わない。
けれど例えば、イタリアのレモンで作ったレモンチェッロの甘くて、香りたかい自然なおいしさ…、あれはレモンが旨いから。
スキッと酸っぱく、けれど甘みとうま味、なによりレモン独特のさわやかな香りがあってこれが初恋味ならみんな恋愛上手に育つはず…、って思えるほどのオキニイリ。
そんなおいしいレモンのコトを思い出させてくれるコレ。
ほんの小さなひとすくい分を舌に乗っけて目をつぶる…、口いっぱいにイタリアレモンの甘くて切ない風味が広がり、ココロが癒され開いてく。
カップを宙にそっとかざすと、まるで天から降ってきた太陽みたいな色がした。
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