昼を新宿伊勢丹にでて、キッチンステージで昼とする。
友人がプロデュースしたメニューで営業しているというのでイソイソと。
かなりの人気のようでちょっと行列待ちをして入る…、まずは食前の飲み物をと、味醂をソーダでわったモノ。
琥珀色したキレイな飲み物…、口にふくむとまるでデザートワインをソーダで割って飲んでるみたいなコッテリとした甘みとコクが口に広がる。
シャトー・ディケムにも似た味わいで、味醂て料理に使うものってばかり思っていたけどこうしたたのしみかたもあるんだなぁ…、と思わずニッコリ。
そして一番最初のお皿…、フレンチフライにベイクドポテト、それから千切りキャベツという本来料理の付け合せとして食べられるであろう料理ばかりが並んで来ます。
お皿の本来メインディッシュがあるべき場所に、調味料たち。
今回のこのイベントが「調理長マニア」っていう、伊勢丹のデパ地下にある調味料をたのしんでみましょうっていう企画の一環。
だから色とりどりの調味料を味わうための「素材」がこうして提供されてる。
あとは食べ手の自由な発想で、その味わいを試しくてくださいという趣向がなんともたのしい、オモシロイ。
フライドポテトは「わるいフライドポテト」と名前がつけられていてオリーブオイルとがちょうの脂で揚げたコッテリ濃厚な味。
香りといい、見た目といい、「食べると太るぞ!」って言ってみるたいなふてぶてしくて挑戦的な「わるい一品」。
まぁ、その挑戦、受けてやろうぞとパクリと食べると、うん、旨い。
ローズマリーとタイムの香りが、爽やかさを装ってはいるけれどおいしい理由は脂と油。
でもしょうがない。
おいしんだからしょうがない(笑)。
調味料は、松田のマヨネーズにはじまって、JAPONケチャップ、トリュフバター。
トリュフ風味のプチプチマスタード。
町村バターに昆布フレークの「ウマミナチュレ」と、どれもそれぞれ個性的にして正しくおいしい。
料理素材がシンプルで、調理法も単純だから調味料が素直に活きる。
こうした食べ方もたのしいなぁ…、って。
茹でた卵を酢に漬けた「卵のピクルス」っていうのがあって、煮玉子だろうと思って食べると思いがけずも酸っぱくて、ビックリするけど後からドッシリ、卵のうま味がやってくるのもオモシロイ。
そしてメインのカルボナーラ。
カリカリにしたパンチェッタの脂のうま味と、上等なパルミジャーノのうま味が鮮烈…、けれどもっと胡椒をちょうだい!っておねだりしたくなるのが切ない。
それも胡椒がおいしいからで、調味料の力にウットリ。
デザートにってやってくるのが豆腐の黒蜜がけでござった。
豆腐自体が豆の香りがかなり強くておいしくて、そこに黒蜜をほんのすこしだけかけただけで豆の甘みがグイーンと引き立つ。
トロトロとした喉越し、食感も見事なモノでこれなら家でも簡単にたのしめるだろうって思ったりする…、いつもはシェフのレシピが気軽にたのしめるのが売りのココ。
こういう「調味料自体」にスポットライトをあてた企画もオモシロイネと思いもします。
売り場によって帰りましょうか、伊勢丹さんの策略にまんまとのってしましましょ!
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