ランチをちょっと変わった店の変わったバフェですることにした。
西新宿のハイアットリージェンシーホテルの2階にある「おんぼらあと」っていう名前のオシャレな和風ダイニングレストラン。
おんぼらあとっていうのは石川県の言葉で「どうぞ、ごゆっくり」って言う意味があるんだそうで、加賀料理をはじめとして北陸のおいしい素材を存分にという趣向のお店。
週末だけは和食がバフェで食べ放題になるというのがかなりの人気。
西口中央公園の緑を間近に眺めるコトができる明るい店の真ん中にバフェテーブルがしつらえられている…、和食バフェっていうこともありお客様がアダルトなのがいい感じ。
バフェのメインは「ズワイガニ」に「てんぷら」それから「にぎり寿司」。
カニ・エビ・寿司って、もうそれだけで気持ちが揚がる。
しかも天ぷらはカウンターの中に揚げ場をしつらえて、そこで職人さんが次々仕上げる。
寿司はメニューが用意されてて、サービススタッフに注文すると寿司コーナーで握って席まで運んでくれる。
木箱の蓋のような器をシットリ濡らし、そこにズラリとキレイに並んだ寿司が来る。
それがまるで寿司屋のカウンターがテーブルにまで出前されたみたいな感じでステキ。
できたて感がウレシくおいしい。
最初は飲むつもりはなかったんだけど、気持ちがあがって昼から一本。
(一杯じゃなく一本というはご愛嬌:笑)。
「澪」っていう発泡性の日本酒をもらってシュワリと。
細かな泡と、仄かな甘味。
喉をサラッとあらってくれる、きめ細やかなうま味と香りにウットリします。
ズワイはさすがに冷凍物で、若干、痩せた繊維を感じる。
けれど殻から外して身だけにしてくのが、とてもたのしい。
まわりの人たちも自然と顔がほころび、笑顔になってく。
他の料理も食べたいんだけど、
殻からはずしてそのまま口に運びたくなる…、それをガマンしながらお皿に、キレイに並べるのがたのしくってしょうがない。
10本ほどもズワイの脚を空っぽにして、それでお皿の上にこんもり、カニ色の山が完成します。
そこにタップリ、三杯酢をかけてパクリと。
あぁ、シアワセの味がする!…、ホロリと口の中でほぐれる食感も、鼻からぬけるカニの甘い香りにウットリ、そしてゴクリと発泡日本酒、喉の天国。
小さなお椀にいくら丼が用意されてて、そこにカニのほぐし身を足し、ハフっと食べると口の中が「ザ・海!」って感じになっていく。
日本の料理がいくつも揃う。
どれもキレイで、お皿に盛っていくのがたのしくなる料理。
金時草のおひたしに、蕨の白和え。
赤かぶの漬物がボクの大好物で、それをカリコリ。
軽い渋みとコリッと歯切れてヌルンと潰れる食感に、食欲グイグイ湧いてくる。
出来たばかりの豆腐をお持ちしましたと。
ワゴンの中に豆腐をタップリたたえた木枠が収められてて、それを目の前でお皿に移す。
大豆の香りがフックラ香る。
それだけ食べても甘くて旨く、それに金沢の醸造元が作った醤油。
それに藻塩を好みで足してと勧められ、食べるとポカッとお腹がやさしくあったまる。
おいしいけれど、お腹にたまらぬ。
やさしい食感の料理があれこれ揃うところがアリガタイ。
豚バラ肉をしゃぶしゃぶしてくれるコーナーがあり、そこでしゃぶしゃぶ。
胡麻ダレとポン酢のタレが用意されてて、ひとつは胡麻ダレ…、もみじおろしにあさつき散らしてコッテリ味をまずはたのしむ。
それからポン酢に刻んだ白ネギをタップリのせて、稲庭うどん用に準備されていたタレをくわえて汁ごとゴクリゴクリと味わう…、オモシロイことに肉がお腹の中に入ると、満足感がグイグイあがる、ココロの満足が出来上がる。
串揚げ、唐揚げもどれも揚げたて。
出汁巻き玉子には料亭風のぎんあんがトロンとかかって、ツヤツヤ、しかもずっと熱さがそこなわれない。
お店の人のサービスも笑顔きれいで的確で、食後の甘味もおはぎやわらび餅だとか日本的なるもてなし三昧…、外国の人を連れてきたらばよろこぶだろうなぁって思ったりする。
実は前回きたのは5年ほど前で、その時の印象を一新するほどたのしく、料理も多彩で豊富、しっかりしていて感心しました…、また来よう。
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