青山で仕事を終えて渋谷で次の仕事をする前に、ちょっとウロウロ、散歩をしました。
東急百貨店の東横店…、今でも屋上にお子様用の遊具施設のある東京では珍しい場所。
とは言え大きな舟の周りを小舟がグルグル回る、メリーゴーランドみたいな遊具施設はもう使われてない…、遊ぶ子供もまばらでなんだか寂しい限り。
バスロータリーを挟んだ向かいに超高層ビルがまもなく完成…、ココ西口も変わってく。
ハチ公広場を通ってテクリと公園通り。
パルコも昔の尖った面影ほとんどなくて、パルコパート2は閉館されたまんまで再開発のめどもたたない…、東京の繁華街の中にあってこれだけ長く放置されてるビルって他にないんじゃないか。
通りを往く人の数は変わらず多いのだけど、買い物袋を下げてる人は数えるほど。
渋谷の街に限ったことじゃないけれど、これが日本の今というコトなのでしょう。
夜は家に一旦戻り、仲間と一緒に軽飲みをする。
新宿御苑の「福包」という店。
餃子がメインの食堂でもあり、居酒屋でもあるという店。
安くて清潔。
商品の数はかなり絞り込まれていて餃子とおつまみ、ご飯にスープ、一品料理。
全部で30種類くらいでしょうか。
餃子以外の料理はほとんど、おつまみ類も含めて一皿230円。
ご飯に餃子、スープに料理を2皿とって千円以下でお腹一杯にたのしくなれる。
飲むのであれば、まずは餃子の大皿とっておつまみいくつかたのめばよい。
分かりやすいのがいいのでしょうネ。
割と流行ってる。
サラリーマンのひとり客とか、若者客にシニアな夫婦が晩ご飯にと、いろんな使い勝手があるのが便利なのでしょう。
餃子は小ぶり。
皮は薄くて、パリッと焼けているのが見事。
どんなに皮や具にこだわっても焼き加減がダメなら餃子はすべて台なし。
注文してからちょっと時間がかかるのだけど、その分、確実にキレイに焼かれてできてくるのが餃子のことをよくわかってるじゃん…、って感心します。
野菜タップリでジューシーで、皮はプルンとやさしい食感。
いくらだって食べられちゃうのが、うれしくもあり、なやましくもあり。
ライトなゴチソウ…、悪くない。
つまみ料理をいくつかたのむ。
坦々豆腐という料理。
はじめてたのむ料理だけど、豆腐に坦々ソースがかかってるんだろうというコトくらいは予想がついた。
やってきたのは、イメージ通り。
ただ、坦々麺の上具のひき肉くらいはついているかなぁ…、と思っていたけどそれはあっさり裏切られちゃう。
ソースだけ。
とろみが若干ついていて、豆腐の肌に健気にしがみついている。
れんげですくって食べますと、ちょっとビックリ。
豆腐が冷たいままだった。
坦々麺の麺を豆腐に変えたモノ…、だから豆腐は熱々だろうと、勝手に思いこんでいたから予想と違ってびっくりしたのでありました。
とは言え十分おいしくて、気がきいているたのしい料理。
それからもひとつ、茄子の揚げ物。
油で素揚げした茄子に、トロンととろみのついたソース。
炒めたひき肉がまざてって、味噌と辛子を使わぬ麻婆茄子のような感じがオモシロイ。
これら料理がどれも鍋を使わずに、フライヤーとタレでできてるところに、生産性のことをよく考えたお店だなぁ…、ってちょっと感心。
ぶっきらぼうなサービスがほんの少しだけ気になりはする、けれどサービス自体は的確でなにより安くて快適なのがいいところかな…、と思って帰る。
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〆を「カレーデリー・グルメ」でカレー。
先日、はじめて利用してたちまちオキニイリなった店。
新宿御苑の駅を中心にして居酒屋なんかが多く集まるエリアのはずれで、飲んで家に帰る途中にココがあるという、なんとシアワセな新たな発見。
カレー屋さんというよりもおしゃれなカフェのような店。
オープンキッチン。
しかもかなり設備が充実してて、洋食系の料理ならなんでできそうな充実ぶり。
ただ勿体無いのが、厨房の中で調理をしている人ひとり。
サービス担当している人がひとりでやってるお店のようで、だからメニューもカレーをメインにかなり絞り込まれてる。
もうひとりでも従業員が増えれば、料理のバリエーションも増やせるのになぁ…。
調理のスピードやサービスの的確性も高まるはずで、もっとお客様が増えるだろうに。
勿体無い。
夜に飲んでくれるお客様を集めよう、って工夫なんでしょう…、ハッピーアワーセットがあって小皿料理と飲み物一杯でワンコイン以下ってうれしいシステム。
ボクらとほぼ一緒にやってきたグループ客はハッピーセットだけをたのんでつまみと一緒にひっかけササッとお店をでてった。
究極クラスのちょい飲み利用にビックリしたけど、お金を払ってでていくときに「今度はカレーを食べに来ます」って、おなじみ客になってくれるきっかけだったら悪くない。
タンドリーチキン風のチキンっていうのをたのんでためす。
タンドリー釜を置いてない…、だからタンドリーチキンじゃなくてタンドリー風。
オーブンの中でコンガリ焼けた鶏胸肉にカレースパイスのソースをかけて、再び焼いてなじませたモノ。
十分インド料理のように感じるゴチソウ…、オモシロイ。
そしてココのオキニイリ。
カシミールカレーを今日の夜の〆にする。
サラサラとしたスープカレーのような出来栄え。
中にはチキン。
それからじゃがいも。
どちらもトロンと煮こまれていて、スプーンの背中でほぐれるほど。
黒っぽい色して、龍角散ぽい香りもいかにも「効きそう!」って感じで、喉がゴクリとなります。
ご飯にサラリ。
そしてスプーンでひとすくい。
口に入れた途端にボワッと火がついたよう。
ヒーハー、舌がよじれて燃える。
とは言え辛いだけかというと決してそうではなくて、旨み、酸味が辛味の裏から顔をのぞかす。
しかもそれが持続するのです。
水でも飲んで辛味を洗い流そうか…、と思いもするけどその味わいを洗い流してしまうのが勿体無くてそれで次のひとすくい。
辛さの上に辛さを重ねて、ますます口が燃えていき頭の天辺から汗がドバリと噴き出し、流れる。
新陳代謝バンザイ的なる体のゴチソウ。
固めに炊けたご飯もパラパラ、サラサラカレーにぴったりしてて次々食べると、頭の中に風がフワッと吹いてくる。
辛さで熱さが極まって、頭が勝手に吹いて欲しい風を吹かせる…、そんな感覚。
目を閉じるとはるかむこうにカシミール高原がみえるような気までしてくる、やっぱりココのこれってかなりのオキニイリにて、またまいります、近々に。
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