今日はランチを高円寺にて…、ベトナム料理のチョップスティック。
混んでるかなぁ…、と思っておそるおそるやってきてみた。
この連休は近場狙いで人が結構、東京の街のすみずみにあふれているようなにぎにぎしさで、けれどココはラッキーなコトにひっそり静か。
ココだけちょっと違った空気が流れているような気分がステキ。
まずはパクチー豆腐という、オキニイリの前菜をとる…、豆腐にヌクマム、米酢をくわえパクチーたっぷり、トマトにフライドオニオンを薬味に食べる、食欲そそる涼しい一品。
それから「豚の角煮飯」。
鶏のスープで炊きあげたジャスミンライスに砕いたナッツ。
そこに豚の角煮をドッサリ。
甘辛味でしっかり煮こまれ、スプーンで軽くおさえるとクシャッと潰れて、ホロホロ、繊維がばらけてく。
それとジャスミンライスを一緒に口に運んで食べると、ムッチリひとつに混じりあい脂のうま味が口に広がる。
しかもさっぱり、パラパラご飯が口をキレイに拭ってくれて、肉を食べているのにスッキリ。
後口のよいオゴチソウ。
煮玉子、レモン、それからパクチー、トマトの酸味と一緒にスプーンにのせるモノを変えると味が変わっていくのもまたオモシロイ。
麺を二種類、まずはフォー。
濁りのないスープをグラグラ沸かして、そこに麺と醤油味でっか煮込んだ牛すじ。
レタスにパクチー、揚げ玉ねぎをあしらいトマトで風味をつける。
アジアの料理のみぞ中でも一番、トマトが似合う料理はベトナム料理かもね。
ハーブの使い方なんかも地中海の料理に似ていて、なんだかオシャレ…、塩の旨味が素直に活きるキレイなスープが体をキレイにしてくれるよう。
それからもひとつ、太麺のブン。
コロンと丸い断面をした太いそうめんみたいな麺で、けれどこれが歯応えが良い…、パスタのアルデンテのとこだけ集めて麺にしたようなゴンゴン奥歯を叩く食感、かなり痛快。
透き通ったビーフブイヨンみたいなスープが、この頑丈にして表面ツルンとなめらかな麺にしっかりからみつくのが不思議なところ。
しかもスープの上には脂がほとんど浮いてなく、にもかかわらず肉の脂に独特のどっしりとした甘味がシッカリ旨味を支えておいしくさせる。
ベトナム料理のスープの世界は、独特にして豊かで感心させられる。
ここのフォーもそうなんだけど、ここの麺は全部生麺。
フォーのネットリとした食感も、ブンのハリのある歯応えといい、生麺ならではの食感が堪能できるところがステキ…、ありがたい。
ところでここのお店の隣にベトナム風の炭焼料理のお店ができた。
姉妹店のような位置づけ。
だからそこの料理も出前でとることができるようになったというので、早速ためす。
鶏もも肉の焼き物にイカの串焼き。
ベトナム出身の元気なおにいさんが、煙にまみれてボウボウ焼く。
ちょっと時間がかかります。
ヌクマムとコリアンダーのパウダー、パプリカなどをすり込んで、炭でガリッと焼いていて、焼けた風味が鼻をくすぐり先味となる。
中はしっとりジューシーで、どこを食べても香ばしいのにウットリします。
イカもゴリゴリ、食感たのしく噛んでるうちに本格的にお腹がすいてきたりする。
一緒についてやってくるチリソースとか甘辛のタレ。
ピーナツ風味の薬味ソースをそえて味を自分好みにしながら食べるというのもたのしい。
これはやっぱり夜に来て、酒飲みながらつまみたいな…、と思ったりする。
とは言え昼のお腹は程よく満たされて、どれを食べても笑顔になれる明るい味にニッコリしました、オキニイリ。
それにしても同じフロアのラーメン屋さんで、昼の前というのに酒を飲んで、いい気持ちになってるオジサングループがいらっしゃって、みつみるうちにいい気分からペロンペロンに驀進してく。
日本は平和を謳歌している…、少々嫌なコトがあろうが、生きていればきっといいことがあるだろう予感がします、春の今日。
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