昼食終えて、ちょっと散歩をしてみます。
秋葉原をでて神田川をこえ、淡路町の方に向かって歩く道。
ココには昭和な風情のお店、建物が残っててだからまるでタイムスリップしてしまったみたいな感じがたのしめるのです。
甘味処の竹邑さんの見事な三階建ての和風建築。
炭の強火でグラグラ煮立てて味わう、昔ながらの鶏鍋ふるまう「ぼたん」や、日本庭園をもった見事な藪そばの民家造りの店をブラブラ歩いてみながら、ビックリしたのがあんこう鍋の「いせ源」ていう店の店頭に、あんこうげ一尾、氷を口に一杯つめ込まれ恨めしそうに空を見ていた。
これも江戸の冬の風物詩なのでござろう…、記念写真をパチリと撮った。
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それから近江屋…、お茶でもちょっと飲みましょうと。
昨日も朝にきたのだけれど。
土曜の昼下がりを、たのしく話しをしながらユックリと。
たのしい時間にするために、この界隈でおそらく一番適したお店。
なにより天井の高い大きな空間。
ケーキやパンのショーケースがズラッと並んでそこにお店の人がニコニコしながらはりついている。
けれど決してせわしなくない。
お店の人が完璧に黒子に徹しているのでそんなニギワイが、煩わしくはないのですね。
お店の奥に丸くて高いテーブルがポツンポツンと置かれてて、周りにやはり背の高いバースツールが置かれてる。
けれどユッタリ。
背中や肘を預けるコトができるようになっていて、一旦座ると居心地がいい。
ちょっと目線が高くなり、お店全体をみわたせたりするのがキモチいい。
それにしてもこのお店。
このテーブルも椅子も全部オリジナル。
天井見上げてそこにくっついている照明もオリジナルで、多分、オレンジとかのフルーツをイメージしたデザインなんでしょう…、これが一旦壊れてしまうともう交換がきかないモノで、「修理じゃなくて修復になっちゃう」んだそうであります、見事なり。
さすがに昼をとんかつという、ヘビーな料理を食べたから、パンをタップリというわけにはいかずにケーキ。
アップルパイを買って試した。
アップルパイっていろんなレシピがあって、お店によってはまるで違ったモノになってしまう。
薄切りリンゴをシャリシャリとした食感残して仕上げるお店。
リンゴを煮詰めてピュレになるまで崩して使うお店もあって、タルトタタンになるとリンゴのお菓子というよりカラメル風味をたのしむパイになってしまう。
ココのアップルパイはオーソドックスでなつかし系。
ざく切りにしたリンゴをほどよく。
繊維を若干感じる程度に煮詰めて酸味も甘みもおだやか。
それをサクサク、軽い仕上がりのパイで作ったお皿に詰める。
縁の部分は分厚くシットリ。
リンゴの上にはパイで作った紐状の生地を、格子状にしてかざる。
アメリカの典型的なるアップルパイの姿形で、味は素直でやさしくて、シナモンだとかバニラだとかをあまり使わずリンゴの風味をたのしむようにできている。
やさしい気持ちにしてくれる。
フックラとしたバゲットを使って作った玉子サンド。
卵サラダを使ったサンドイッチが大好物なんですって、友人、それを買ってカプリと。
タップリ、玉子が詰まっててなのにネロンとパンから飛び出してこないところがなんだかステキでウットリします。
そして飲み物。
今日のフルーツジュースはキウイとイチゴにそれからアボカドミルクというモノ。
アボカドミルクはココの得意のジュースのひとつ。
アボカドの緑臭さがミルクと一緒になると不思議と気にならなくなる。
キュウリっぽくなるとでもいいますか、ミルクがポッテリ、自然な濃度がついてシェイクのようになってく。
実はアボカドとミルクを使ったジュースはおいしい。
ボクが家で作るときには、グレープフルーツとミルクとアボカド。
熟したグレープフルーツを使えば砂糖もなんにもいらない。
グレープフルーツの苦味もアボカドの香りとコクで帳消しになり、ほどよい酸味と甘みが際立つゴクゴク飲める健康ジュースになっていく。
イチゴジュースは少々今日は水っぽく、キウイジュースは渋くて酸っぱい。
ところがそれの両方を一緒にすると不思議なコトにその両方の悪いところを相殺しあってスッキリとしたミックスジュースになっていく。
優しい甘さとたのしい苦味のホットココアやコーヒー、紅茶やミルクをあれこれ…、たのしいほどに話がはずみあっという間の1時間…、再び移動といたします。
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