朝を今日も淡路町…、洋菓子屋さんでありつつパンもおいしいお店「近江屋」にくる。
大きなシューボックスのような形をした天井の高い長方形の空間にユッタリ売り場、客席が配置されてる。
入り口右にはケーキを飾ったショーケース。
反対側の左側にはパンの売り場で奥にイートインのカフェスペースが作られている。
パンの種類は豊富でたのしい。
調理パンが中心でそれもちょっと懐かし系。
さすがに焼きそばパンとかジャムパンみたいなモノはないけど、パンのメインがコッペパン。
小さくコロンとしたロールブレッドで、そこにソーセージや野菜炒めを挟んだパンが棚の主役になっている。
バゲットを使ったサンドイッチもあるのだけれど、そのバゲットがフックラとした柔らかな昔のバゲット。
ハムにプロセスチーズを挟んだモノが一番人気だったりするのが普段着的でオモシロイ。
ココでボクが好きな調理パンはベーコンエッグ。
目玉焼き+グリルベーコンっていう、ハンバーガーショップ的ベーコンエッグではなくってここのは、スクランブルエッグにグリルベーコン。
しかもそのスクランブルエッグには千切りにした玉ねぎがタップリ入ってシャクシャク歯ごたえたのしいまるで、お惣菜風の炒り玉子。
ケチャップタップリ。
ムッチリ、歯ごたえのあるロールブレッドと相性抜群、一口目からニッコリしちゃう。
それから今日はピロシキを買う。
ココでは買ったパンをそのままカフェで食べることができる。
ドリンクバーをお願いします…、って言うと500円でフルーツジュースやコーヒー、紅茶、それにボルシチが食べ放題になる。
ドリンクバーってお店の人は言ってはいるけどメインはボルシチ。
電気で温める大きなスープポットの中にタップリ、スープとニンジン、キャベツ、それから牛すじ。
コトコト煮こまれ、キャベツは芯までやわらかで牛すじなんてスプーンで押すだけで潰れてしまうほどのやわらか。
煮崩れるといけないのでじゃが芋は無し。
どんなに煮込んでも味がくどくならないように、塩はほとんど使わず素材の味だけで仕上げられててそれに塩や胡椒をくわえて自分の好きな味にする。
このボルシチだけでお腹いっぱいになろうと思えばなれる鷹揚。
このボルシチにピロシキあわせてロシア定食みたいな感じ。
近所にニコライ堂があったりもする…、この店ができた当時にロシアといえば近くて遠い憧れの地であり、文化・芸術の先進地でもあったのでしょう。
かつてのハイカラ、ファッショナブルを感じるピロシキ。
肉タップリで、割ると中からこぼれでるほどにみずみずしくてジューシーな肉の味わい。
カサカサとした細かなパン粉もオゴチソウ。
それにしてもピロシキ、ボルシチ。
ロシアの料理はなんだか同じような語感の名前がついているのがオモシロイ。
それからジュース。
ケーキに使うフレッシュフルーツ。
それを使ったジュースが何種類も並んでいるのがココのジュースバー。
今日はキウイとイチゴ、それからバナナミルクに紅茶。
冬はジュースにするような果物が少ないのでしょう…、その点、イチゴはケーキ屋さんにはなくてはならない果物で、年中あってここのジュースの主役を果たす。
どれも砂糖やシロップを使わずそのまま。
果物の味だけで作ったジュースでそこに、ガムシロップを好みで入れる。
ボクはゴクゴク。
果物の風味と繊維の混ざったお水って感じでそのまま飲むのが好きで、今朝もそうする。
バナナのちょっとほろ苦いとこ、イチゴがほのかに青い匂いをもっているとこ…、果物らしさをゴクリと飲んで、朝のお腹が目を覚ます。
コーヒーだったり紅茶もある。
けれど季節によって特別なゴチソウがある。
夏はかき氷。
冬のこの季節はホットチョコレート。
ドリンクバーのところにいくと、すでにカカオの甘い香りがただよっている。
ガラスのフラスコにタップリ入ったホットチョコレート。
カカオの粉が沈まぬように、ずっとグルグル、中の液体が回り続けているのだけれどいまだになんでグルグル回っているのかわからぬ、おいしい不思議。
オモシロイ。
さてさて今日は週末…、ちょっといそがし、ガンバロウ。
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