昼を神保町にてガッツリ。
キッチン南海にやってくる。
会社で仕事を軽くすませて、時計を見ると1時ちょっと過ぎ。
この時間だったら、すんなり入れるに違いない。
ランチタイムにはいつも長い行列ができてるお店。
だから時間をズラしてこようと…。
いつもそう。
今日もそう。
とはいえ、今日もほぼ満席。
行列こそできてなかったけど、数席しか空いてないよう…。
お店の外にはおじさんが、中を覗き込んでるじゃない。
おそらくお客様が入れ替わった直後くらいのタイミングかも。
ならばボヤボヤしてたらしばらく待たなきゃいけなくなりそう。
それで急いでお店に入る。
一緒にお店を覗き込んでたおじさんも後からやってきて、二人で相席。
たのしい昼の相棒となる。
座って注文した直後、みるみるうちに行列ができあっという間に10人ほど。
それからずっとその行列が続いていました、
たまたまタイミングがよかったのでしょう、とてもラッキー、にんまりします。
外では雨がふりはじめ、いつもは張られぬテントがコキコキ、お店の外に日陰を作る。
カレーにしました。
なぜだかカレーが食べたくて。
カレーという食べ物にまず執着心がないワタクシメ。
滅多にカレーを食べようと、思いはしない。
けれどなぜだか今日のお腹はカレーを欲す。
寒かった。
底冷えのする今日の天気に、体が熱くて辛いものを求める。
ここのお店のカレーはホット。
熱々のホットとそれから、辛いホットのダブル攻撃を仕掛けてくれる今日のお腹を満足させるに必要十分なカレーでござる。
スパイシーな黒いカレー。
若干サラッとしていながらも、ご飯にかけるとしばらくそこにとどまっている、程よい濃度。
胡椒やターメリック、クミンの香りが爽やかな、スキッと尖った辛味が旨い。
お待たせ!って運ばれてきた直後は湯気が黙々で、レンズを向けても曇るほど。
それをハフっと。
舌が熱さに刺激され、まずは汗かく。
熱くて汗をかいているのか、辛くて汗をかいているのかわからぬほどに熱くて辛くて、けれどもっと辛さを足そうと。
それでカイエンペッパーをタップリ。
頭のてっぺんに向かって突き抜けるような辛味にお目目がパチッと開く。
口の中から胃袋の中、そして額に汗がジンワリにじんで食欲グイグイわいてくる。
サイドにチキンフライをもらう。
実はココ。
1時過ぎるとメインの料理を単品としてたのむことができるのですね。
1時まではうんざりするほど忙しいから。
だからフライは定食として。
カツカレーはあるのだけれど、ココでおいしいのはチキンフライかヒラメフライ。
それをカレーと一緒にたべようと思えば遅めにくるしかない。
もひとつこれのうれしいところが、フライとカレーが別にくるとこ。
カツカレーはご飯の上にとんかつ、それからカレーがとろん。
だから時間がたつと衣がベタッと湿ってしまう。
それはそれでおいしんだけど、別に盛られている分ずっとカラッとパン粉がかわいているのがありがたい。
フッカリとした鶏のむな肉。
齧るとまるで魚の白身のようにやさしい食感で、カレーとピッタリ、ご飯も進む。
それにしてもココのお料理。
ちょっと小さめのお皿にタップリ、フライもカレーもお皿の端からこぼれ落ちんがばかりの量でサービス精神旺盛なのがいい。
ところでこの店。
どんなに混んでて忙しくても、どこに座った人が何をたのんだか瞬時に覚えて料理を次々運んでくれる元気なおねぇさんが売りのひとつだったんだけど、今日はお休み。
はじめて見る顔のおねぇさんが2人で必死に切り盛りしてた。
けれどオリジナルのおねぇさんがひとりでゆうゆうこなしてた作業を二人でやってもときおりミスをしてしまう…、熟練、情熱、そして努力が人をスーパーマンにしてくれるんでしょう。
お店をでたら雨がパラパラ、風は冷たくけれどお腹はあったかい。
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