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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    ひさしぶりにハッピーアベニュー。

    丸の内線をお茶の水のひと駅前の淡路町でおり、テクっと歩いてココで朝。
    中央線でお茶の水の一つ手前で降りるとそこには、ラインがあって、どちらもボクのオキニイリ。
    朝をして、それからひと駅歩くというのも、体にヨサゲでそれで今朝もひと駅手前。

    d9764878.jpeg先月の三連休の中日にここのイベントで、ワイナリーの見学ツアーに誘ってもらった。
    ひさしぶりの気晴らしに、とてもたのしい時間を持てた。
    その御礼にと、早くココに来たかった。
    けれどちょっと時間と余裕がなくってそれでやっと今日。

    お店に入ると、いつもの席が今日は埋まってる。
    それで窓際。
    いつもはボクが眺めてる席に座って、ボクオキニイリのテーブル眺めてこっちの景色もステキだなぁ…、ってニッコリします。
    「サカキさん、おはようございます」って、小さな声でボクの名前を呼ぶマスター。
    大声で、これ見よがしに名前を呼ばれるのは好きじゃない。
    街角ですれ違い様に「サカキさんですか?」って呼び止められる、運命的な出会いはステキ。
    けれど飲食店というとても小さな空間で、大きな声で発せられたボクの名前はなんだか居心地悪く感じる。
    だからそっと、ボクに分かる程度の声でこうして名前を呼ばれるのは好き。
    先日はどうもありがとうございます…、って一言、二言、あいさつかわしてそれで彼がこう聞きます。

    「いつものでよろしいですか?」

    はじめて聞かれた…、いつののでよろしいですか?
    スゴくうれしい。
    まるでご近所レストランになったみたいな気軽さと、まるでこの店の家族の一員にしてもらったみたいな親密さ。
    お願いしますって言ってそれから、今日のコーヒーは熱々ので…、ってお願いします。
    ほがらかに!

    5f29c7c3.jpegサカキさんにスクランブルエッグのセット、お願いしますって厨房の中に注文がいく。
    今日は「ハッピーアベニューのスクランブルエッグ」じゃなくて「サカキさんのスクランブルエッグ」が食べられるんだ!
    そう思ったら、ウットリします。
    出来上がるのが、待ち遠しい。
    カシャカシャ、玉子が割りほぐされる音がする。
    しばらくして、厨房の中から卵が焼ける甘い匂いがやってきます。
    熱いコーヒー。
    そして大きなお皿がそっとやってくる。

    ハムにサラダに、トーストそれから玉子のかたまり。
    色とりどりで、けれど主役はやっぱり玉子。
    何度みても、ここのスクランブルエッグはうつくしい。
    バターをタップリ吸い込んで、つやつやとした玉子の表面。
    よく焼けているのに、ふわふわしてて、中までシッカリ火が通っているのに、しっとりしてる。
    玉子臭さがまるでなく、なんの匂いがするんですか?っていったらまさに、おいしいスクランブルエッグの匂いがします…、って答えたくなる焼き加減。
    自分で絶対作るコトができないしかもどこにでもある素材しか使っていないこうした料理が、おもてなし用の料理なんだろうって、心底思う。

    良く焼きトーストにタップリバター。
    トーストの上をススッと滑って溶けながらパン全体をつややかにする様、なんたる贅沢。
    そのトーストに煎った玉子を一口分だけ、そっとのせるとまるでバラの花のよう。
    熱が入ってクルクルまるでよれるように焼きあがっていく、玉子の層が花びらのように見える見事に朝がとってもステキになった。

    3012bca4.jpegそれにしてもココの食器は改めてみると、みんな白くて清潔で。
    お皿の上の料理が映える。
    写真をこうして撮るとまるで、テーブルの上がキラキラ光ってみえるのが好き。
    皿そのものに飾り気はない。
    でもだからこそ、お皿の端に朝の光が飾りになって、キラッと輝く…、うつくしい。

    ビターなコーヒー。
    エスプレッソタイプで、しかも豆をタップリ使って出しているのでしょう。
    苦くてけれど甘み、風味が強烈で、一口ごとにしばらく味わいホッとする。
    コーヒーって豆とお水だけで作る飲み物なのに、なんでこんなにお店によって違うんだろう。
    不味い、旨いの問題でなくお店の人の好みで出来てるコーヒー。
    なんでココのお店の人は酸味をこんなに強くしたんだろう…。
    タバコに疲れた舌をピリッと刺激するのにいいのかなぁ?
    濃いコーヒー、甘いコーヒー、優しいコーヒー。
    コーヒーというモノに託したお店の人の、ひとりにひとつのメッセージを聞いて飲んだらもっとおいしく感じるのかなぁ…って、そんなコトを思って飲んだ。
    多分、ワインに一番近い飲み物が、このコーヒーに違いない。
    朝からあれこれ、いろんなコトに思いを馳せるシアワセな朝…、ひと駅歩いて仕事です。

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    ■ コメント一覧
    ワインと同じ
    コーヒー産業に携わっているものです。
    コーヒーもワインと同じように思っていただけて嬉しいです。

    テロワール、産地、アロマがどうのではなく、味わい、それを表現するという楽しみのひとつにコーヒーも入れてもらえると、嬉しいですね。
    バリスタライカさん / 2010/10/12(Tue) /
    そうですよね
    > バリスタライカさん
    コーヒーという飲み物。
    とても気軽な飲み物であると同時に、深くて味わい深い飲み物でもある。
    ステキなコトと思いました。
    ひとつのコーヒーを飲みながら、みんなでその味わいを語り合うようなお茶の時間。
    こんど、たのしんでみようと思います。
    ステキなコメント、どうもありがとうございます。
    サカキシンイチロウさん / 2010/10/12(Tue) /
    無題
    いつものでよろしいですか?
    素敵です!言われてみたい!
    こんな風に言って貰うことが出来たら、一人前の大人の様な気がしますo(^▽^)o

    lovekuma69さん / 2010/10/12(Tue) /
    うれしい一言
    > lovekuma69さん
    本当にうれしい一言ですよね。
    お店の人に受け入れてもらったような、そんな気がする一言でした。
    サカキシンイチロウさん / 2010/10/13(Wed) /
    長崎飯園・やよい軒 HOME 気晴らし料理
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