東京駅で移動の合間に、甘いものを贅沢に…。
地下コンコース。改修前から比べると、随分小さくなってしまった銀の鈴が置かれた広場に面した「ピエールマルコリーニ」。
泣く子も黙る有名ショコラティエのお店がこんな場所にある!…、というのがまずは素直な驚き。しかもそこにソフトクリーム的な写真が看板になり置かれてて、見れば「ソフトチョコレート」と名前がついてる。
チョコレートソフトクリームじゃなく、ソフトチョコ。
それって一体、どんななんだろう…、と吸い込まれるようにお店に入る。
カウンターで接客してる女性スタッフの笑顔がステキで、純情おじさん…、ちょっとドギマギしながらも、「カップでください」とお願いをして、そしてこれ。
手渡された瞬間に恋してしまいそうになるほどウツクシイ。
つややかにして、彫刻的なる凛々しき造形。チョコの香りも甘やかで、食べることを躊躇させるほどの繊細なさま。
スプーンを入れるとススッととてもなめらかで、すくい上げると想像以上に重たく感じる。
舌にそっとのっけるとしばらくそのまま。冷たいチョコがそこに居座り、そしてユックリ溶けていく。チョコレート味のソフトクリームというのじゃなくて、ソフトクリームの形と温度を持ったチョコ。
つまり、だから「ソフトチョコレート」なワケなのですね。
一体、なんてモノを作るんだろう…、この人たちは!と、呆れるほどにおいしくて呆れるほどに力強くて、呆れるほどに冷たく、なめらか。
ユックリ味わおうと頭は思う。けれど、それも果たせずあっという間に腹の中。
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そして家に帰る途中に晩ご飯…、ひさしぶりの「小法師」にくる。
喜多方ラーメンの専門店で、けれど今日はどうしても食べたいものがあって来る。
「青唐辛子の野菜ラーメン」。
3年ほど前だったでしょうか…、夏限定の季節商品として登場しました。
醤油ベースの支那そばっぽい喜多方ラーメンのお店にあって、塩味スープで、しかもビリビリ辛いというのがおもしろくって、食べていきなりハマってしまった。
叉焼とネギ、それにメンマだけが具材のこの店で、野菜タップリという具材豊富も異色でとてもありがたく、それで今日もこうして食べる。
これが登場したときは、もっと具だくさんでありました。
水菜にネギにトマトに叉焼、油で焦がしたネギと今でも多彩な野菜がそろう。けれどかつてはコレにレタスの葉っぱが混じって、野菜が山盛りって感じがしたのがなつかしい。
「辛増しは無料です」とメニューに説明されていて、その「辛増し」の正体は醤油漬けした青唐辛子。
赤い唐辛子や唐辛子を使った味噌や調味料とは違ってスカンっと頭の中を突き抜けるような、単純にしてストレートな辛さが特徴。
舌の先っぽが痛くなるような刺す辛さ。食べていくうちに辛さがどんどん舌に染み込み、熱いスープが痛く感じる。汗もドバッと吹き出ます。
セットをたのむと、炙り豚肉の丼と醤油で煮込んだ玉子がついてくる。
味があらかじめ入った叉焼。それに照り焼き風のタレをからめたモノがご飯の上にのっかり、しかもそこに追いかけタレを掛け回す。
味に味が重なりあって、おいしんだけどちょっと味が強くて辛い。
舌が辛さにつかれてそれでラーメンスープをゴクリと飲むと、今度は「ホットな辛さ」に舌がしびれる。
そんな痛さをおいしいと勘違いするボクの舌ってMなんだなぁ…、って思ったりする。笑っちゃう。
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