ひさしぶりに、オキニイリのお店で朝。
淡路町にあるハッピーアベニュー。
朝がこれほど気持ちいい喫茶店ってなかなか他にみつからない。
お店の通りに面した部分が、みんな窓。
窓枠があまりない、建物と一体化したフラットな窓でだから多分、汚れが付くと思うのだけど、いつもキレイに磨かれている。
しかもお店の向きがちょうど、朝日に向かっているので朝の光がたっぷり中に降り注いでくる。
しかもお店の壁が白く明るい。
床もそれからテーブルも、明るい色でだからお店の中が明るく朝の光で満たされているという感じ。
キラキラした朝…、今朝もそう。
ひさしぶりの朝でもあって、お店の人と軽く挨拶。
それというのもオフィスの場所が変わってしまって淡路町がちょっと遠くなっちゃった。
3ヶ月以上もご無沙汰でした。
今日はたまたま御茶ノ水で用事があって、それでちょっと手前で降りた。
水道橋の周りは学生向けのギラギラとしたお店が多い。
この淡路町は枯れた風情が上等なお店が多くて、なんだか気持ちがシットリします。
ここのお店の近所の更地に、大きなビルが徐々に姿を現し始めてなんだか景色が違って感じる…、街が生まれ変わっていくようなそんな感覚。
スクランブルエッグのセットで今朝もいいですか?
言われて、どうぞ、お願いします。
コーヒーは?
今日はさすがにアイスを用意してください。
おなじみさん的会話をかわしてニッコリとなる、いい気持ち。
そしていつものアイスコーヒー。
ココのはスッキリ、ちょっと薄味。
苦味、酸味がとてもおだやか。
けれど香りがシッカリしてる。
ユックリ味わうというよりも、ゴクゴク飲めるやさしい味わい。
そしてしばらくコーヒー飲みつつ、ボンヤリ待って、やってきたのがこれまたいつもの朝のプレート。
豆腐を散らしたグリーンサラダ。
グリルベーコン。
トーストそれからここの売り物、名物のスクランブルエッグがひとつお皿でやってくる。
カメラを向けて撮影準備をしていたら、空の雲がとれたのでしょう…。
お店の中が眩しいほどに明るくなって撮れた画像もキラキラ、まるで輝くよう。
白いお皿に銀のスプーン。
それもキラキラ…、うつくしい。
それにしてもここの玉子のおいしいコト。
よじれるようにチリチリしながら焼けて仕上がる。
フライパンの端の固まった部分から、ユルリユルリと中に向かっており込んで、再び焼けたとこだけユルリと中へ。
それをユックリくりかえし、シットリしてはいるけど中まで火を通す。
どこを食べてもふんわり、やわらか。
空気を含んで舌の上ではとても軽やか。
塩とバターの味だけで、なのに甘くて深い味わい。
自分で作ると、なかなかこうはなってくれない…、不思議でちょっと悔しくて、でもここにくれば必ず食べるコトができるとそう思ったら、ホッとする味。
良く焼きトースト。
焦げる寸前までのコンガリ。
サクサクとても香ばしく、そこにタップリバターを乗っける。
ドライトーストで食べると多分、カサカサ、前歯でパンが壊れて屑になる。
けれどバターがパンをやさしく覆ってもれなく、口の中にやってくる。
ヒヤッと唇涼しく感じる。
シットリとして、けれど焼けた香りや食感はそのままで我を忘れてたのしめる味。
パンの最後の一口分に、スクランブルエッグをのっけて、一緒に口にパクリと運んでやると、玉子の吸ったバターがジュワッとトーストの上のバターと混じって、口の中がバターで潤う。
朝のゴチソウ…、ココロも潤うステキなゴチソウ、さてさて歩いてお仕事へ。
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