東京駅のオキニイリノ朝、築地寿司清で魚を食べる。
最近、東京駅からはじまる一日が、ちょっとたのしみになっている。
理由は朝からおいしい魚でココロを満たすコトができるから。
考えてみればこの業態。
朝から新鮮な魚を食べるコトができたり、しかも鯛茶漬けやら漬け丼やらと、個性的な料理をたのしむコトさえできる。
しかも流行って繁盛してて、だからお店の人もゴキゲン。
ネタもゴキゲン、料理も上出来。
こんなお店って、他の立地じゃ、まず成立しない。
成立しないどころか多分、誰もやろうとしない業態。
人が集まる。
それも恒常的に毎日、安定して…、人がいきかう駅という場所だからこその業態なのでありましょう。
しかも普通の駅と違って、東京駅には特別の情緒と機能が備わっている。
移動の途中の駅じゃないのね。
ここから旅がはじまる場所。
あるいはココで、旅の一節、終わる場所。
だからユックリ時間を過ごすコトもできるし、人によっては財布の紐もゆるんでおいしいモノへの出費を厭わぬ人も多い…、だから他ではできない冒険ができるんでしょう。
今日もかなりの早い時間にここに来て、ほぼ満席なコトにビックリ。
しかも次々、回転してって、ボクの後からも続々、人がやってくる。
朝の時間はこの界隈でココが一番人気でしょうネ。
今日はマグロの漬け丼と豚汁がセットになった定食たのむ。
それからしばらく。
料理がくるまで、やってくる人の注文をきいていたらば半分くらいがこのセット。
なるほど。
遅い時間には漬け丼セットがなくなってしまうコトも頷ける。
マグロ効果か?
それとも、豚汁効果でしょうか?
どんどん暑くなってきてるから、ボクにとっては漬け丼効果。
ひんやりとしたマグロの赤身の醤油漬け。
カッチリ赤身がひきしまり、ネットリ舌をなでまわす。
カリカリ、干した大根の醤油漬けにした漬物とガリが食感たのしく、やっぱり旨い、オゴチソウ。
ところで今日の漬けマグロ、それに醤油漬けした干し大根のその両方がいつもよりちょっと酸っぱく仕上がっている。
夏に向けての準備をしている?…、酸味がお腹をスキッとさせる。
食べ物が夏にむかう準備をしている…、それもひとつの季節感。
薬味をタップリつかってより一層の夏味にする。
漬けのマグロにわさびを置くように乗っけて食べると、ツーンっと鼻からわさびの香りが突き抜けていく。
豚汁にはタップリ七味。
里芋、こんにゃく、ニンジン、ごぼう、豚バラ肉と具材タップリ…、こってりとした味噌の味と出汁の風味がどっしりとして七味がピリッと朝のお腹をひきしめる。
今日も移動で南に向かう…、横浜にての仕事です。
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