東京駅から出発の今日…、週末出張でございますなり、それで朝。
東京駅の駅ナカ施設「グランスタ」にある寿司凊に来る。
一時期熱狂した店で、ひさしぶりでも、来るといつもと同じ人たちが笑顔で元気に働いていて、いつもの料理が用意されてる。
なつかしいというよりも、ゴメンね、しばらくほったらかしてしまったネ…、って気持ちになってしまう店。
それにしても間も無く封切りになるのでしょうか…、東京駅を舞台にした多分、ラブアクチュアリーのような映画なんでしょうネ、
開業当時の姿にめでたく戻った東京駅の丸の内側…、周辺の再開発ビルも次々竣工をして、旅の中継地点ではなくワザワザここに来るための旅する人の目的地にまでなっちゃった。今年の話題のひとつでござろう。
だからか週末の朝もにぎやかに、いつものマグロの漬け丼と豚汁セットをたのんで食べる、
今年の前半、くるたびマグロの切り身の数や厚さがどんどん貧しい方に下がっていって、それで気持ちも下がってそれがここにあんまり来なくなってしまった理由。
いろんな事情があるんでしょうから、大変だなぁと思いもするけど、その大変がボクに乗り移ってしまうと困るからって、思いもするけど、その一方で、嫌いになりきれない好きなメニューでもあるワケでして、なやましいったらありゃしない。
今日もほどよいレベルにて、おひさしぶりです!またまたちょっと痩せちゃった?って心配しつつ、それでもたのしくパクリパクリと味わい、食べる。
一汁三菜というのが日本料理の基本。
間も無くめでたく世界文化遺産に登録されるだろうと言われる日本料理の、登録理由のひとつがそうした食習慣で、この料理。
器二つをじっくりみると、たしかにこれも一汁三菜の変形かもね…、と。
ご飯の上のマグロの漬けが一菜目、魚の刺身の代わりをはたす。
横にあしらわれた干した大根の醤油漬けと貝割れ菜には、野菜の料理の役目を果たさせ、豚汁の中に沈む大根、人参、ゴボウ、あるいは豚肉、厚揚げは煮物の代わりをしてもらう。
ドッシリとした味噌の風味がおいしい汁とあわせて見事、一汁三菜。
そう思いつつハフハフ味わい、旅にでかけるお腹をやさしくあたためる。
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それから食後のお茶を飲む。
ドリップマニアっていうコーヒースタンド…、注文してから一杯、一杯、ペーパードリップでコーヒーを落としていくというスタイルの店。
東京駅という人を忙しなく歩かせるムードのある場所にあってここだけ、ユッタリとした時間が流れるところがステキ。
お店の人もこれ見よがしに大きな声を上げて元気ややる気を押し付けないのが、今時ちょっとうれしくて、旅を始める前の一杯、買ってみようと立ち寄った。
一杯700円っていうちょっとお高い豆があって、どんなんですか?って聞いたら香り高くて酔っ払っちゃうくらいですよ…、っていうからためしに試した。
安いものは250円、これは3倍近くの値段というのに、どれもが同じカップに入ってやってくる、平等主義にちょっと笑った。
ちなみにその味。
たしかにおいしい…、香り豊かで何もいれてはいないのに、甘くて旨味がシッカリしてる。なにより後に残るやさしい酸味が、頭をスッキリしてくれる。
酔っ払いはしないけれど、このコーヒーが手元にあるってなんだか豊かな気持ちに浸れる、ココロのご馳走。
時間が経つといかにもコーヒーらしい香りに混じって花の香りがほんのり漂ってくる…、旅を明るく彩るご馳走。西に向かって驀進です。
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