東京駅ではじめる一日…、寿司清にて朝ご飯。
東京駅のエキナカは、すっかりショッピングセンターになってしまった感すらあって、かつてはお土産物と弁当屋。
空腹を簡単に満たせる程度の、飲食店しかなかったのに…。
今ではワザワザ、来たくなるような価値あるお店が次々できてる。
食品関係ではディーンアンドデルーカに紀ノ国屋。
ちょっと上等なお店が施設の顔を果たしはじめていたりする。
立ち食い蕎麦屋はほぼ絶滅。
カレースタンドはかろうじて延命してて、それ以外は1000円前後の料理のお店に置きかわっている。
家賃がほしいからなのか。
エキナカという場所を上等な場所にしたくてしょうがないのか。
JRもビジネスですからしょうがないって思わなくっちゃいけないのでしょ。
愚痴は忘れて、さて朝ご飯。
ちょっと最近、ハイローテーションでやってきているような感じのココの店。
朝から忙しかったのでしょう…、刺身定食はもう売り切れで当然、単品の魚の切り落とし盛り合わせっていうのも完売。
けれどラッキー…、漬けマグロ丼と豚汁のセットはまだある、それにする。
小さめの木の鉢の中にギッシリ、互いに寄り添うようにマグロに漬物、海苔に貝割れ、わさびが並ぶ。
どこから食べてやろうかと、まずは観察。
漬けマグロを一切れどかして、ご飯をひとくち。
マグロを漬けた醤油ダレがしみたご飯がほんのりあったか。
今日のご飯は酢飯でござる。
ちらしじゃないから、本当は白いご飯でつくる。
けれど何かの都合でしょう…、白いご飯が足りなくなってそれで酢飯をつかったのかも。
ネットリとしたマグロの酸味を酢飯が盛り上げ、朝から寿司を食べてるみたいな気持ちがしてくる…、これはこれで味わい深い。
食べてる途中に厨房の中から「漬けマグロ丼はあとひとつで山ですよ」と、声がかかってそして最後の1個がうれて、見事売り切れ。
滑りこみセーフでござった、それがシアワセな今日の朝。
ネットリ、ひんやりしたマグロ。
醤油のタレを吸い込んで、赤身が水分を吐き出して歯ごたえカチリとなってるところがまたおいしくて、干した大根の醤油漬けがカリコリ歯切れて、マグロの食感、ひきたてる。
丼が入ったお椀より、ほんのちょっとだけ小さなお椀。
そこに豚汁。
大根、ごぼう、ニンジン、こんにゃく、豚肉と具沢山にてコッテリ味。
これで十分、白いご飯が丼一杯食べられそうな味わいで、あぁ、おいしいなぁ…、ってしみじみ思う。
ほぼ連日、朝食の提供時間の終了前に完売しちゃう、この商品。
漬けマグロ丼に普通の汁がついたくらいじゃぁ、多分、これほど人気がでない。
汁が豚汁というのがおそらく決め手だろう…、って思ったりする、汁がお腹に入ると気持ちが落ち着いてココロあったか、幸せになる、日本の朝の良いところ。
実は今朝。
刺身の切り落としを追加で今日は食べてやろう…、と意気込みやってきたのだけれど、残念、完売。
それでかわりに。しらすおろしをたのんで食べた。
しらすおろしが、魚の切り落としの代役立派に果たせるか?どうかは不安だけれど、何かを追加するという行為をしたくてどうにもしょうがなかった。
それで明太子にするか、しらすおろしか…。
体のコトを考えて、健康的なるしらすおろしにした次第。
大根おろしがあまくて、汁がタップリみずみずしくて、そこにシットリ、釜揚げしらす。
醤油もかけずそのまま食べて、しらすの塩味、大根おろしの甘みを味わう。
タカジアスターゼたっぷりで朝のお腹をキリリとさせる、健康的なるオゴチソウ。
それにしてもこの店、朝から本当に多くの人でにぎわっている…、また来なくちゃぁって思ってお腹を楽しく満たす…、さて仕事。
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