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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    東京駅からはじめる一日、そう言えば東京駅の八重洲口側の工事がひと段落しているはずと、それでちょっと駅を出る。



    グランルーフという大屋根が駅前通路を覆うようにできあがり、そこに飲食店や小売のお店が幾つかならんで商業施設をなしている。
    ただお店は中に駅舎に入らないとその存在がわからぬようにできていて、大屋根を間近に感じることができる二階フロアはただ通路だけ。
    いろいろ規制があるんだろうけど、この通路にこそカフェやバルがあればかっこいいのになぁ…、あるのは携帯系のショップばかりでグランルーフって名前がないているんじゃないかってちょっと思った。
    駅という構造ゆえってこともあるんだろうけど、大阪駅にも大きな屋根がかかっているし、JRさんたちは大きな屋根がお好きとみえる(笑)。

    そして朝食、時間がなくて、ズズッとそばをたぐることにする。



    為次郎っていう名前の店で、今日との老舗お菓子屋さんが経営してる。
    白木を上手に使い込み、瀟洒な日本建築風をよそおう店の佇まいなどは、まさに京都という感じにて、開業早々やってきてみた…、もう2年ほども前のことになりましょうか。
    ところが料理の味がぼんやりピンボケ。
    どうしたんだろうと思ってしばらく忘れることにしていたお店。
    そろそろ料理も落ち着いたんじゃないかと思って、ためしてみようとワンモアチャンス。
    食券買ってテーブルにつき、着物ドレスのおばさまスタッフに手渡し待ちます。



    前回ためしてみたのと同じ、肉そば選んでたのんでみました。
    京都という街、かんさいにあってちょっと珍しくそばの文化がある街で、中山道を伝って信州地方のそば食文化が滲み出してきたのでしょうか。
    ニシンそばなんてのが名物だったりするお国柄。
    ぽってりとした小ぶりの丼の表面ギッシリ埋め尽くすほどに、たっぷり盛られた牛バラ肉の甘辛煮こみと九条ネギ。
    見た目は食欲そそる見事なうつくしさ。
    この牛肉の煮込みはシッカリした味わいで、脂と赤身のバランスも良く何より噛むとやさしい甘みが口に広がるなかなかのでき。



    グルンと箸で肉の下からそばをたぐって引き出すと、ヌルンと丸い切って作ったのではない麺がでてくる…、突き出し麺でありましょうか?
    蕎麦の風味がほとんどなくて、噛むとネッチリ、芯の部分が奥歯に貼り付く不快な食感。
    しかも出汁を一緒にたぐり寄せないのです…、だから味がぼやけて感じる。
    汁そのものが不味い訳でなく、それだけすすると上等な出汁。けれどこの麺にからめて味わうにはいささか弱くて、なにより麺の湯切りが悪い。
    以前来た時と同じ状態、つまりこれがこの店のスタンダードということなのでありましょう。
    普通の七味じゃなくて上等な黒七味が置かれていたり、食後のお土産に「あの」名物お菓子が付いてきたりするサービス精神は昔のままで、けれどできれば別のところでサービス精神を発揮めされよって思ったりした。

    ちなみに値段は900円!



    セルフサービスじゃなくて客席まで持って来てくれるお店ではある。
    黒七味だの九条ネギだの原価がちょっと張る食材を使っていたりもしてはいる。
    けれど900円の価値はないなぁ…、おまけのお菓子を100円として800円でも高く感じる。
    駅舎のテナントだから家賃が高いに違いないってその分を差し引いてもまだまだ高くて、京都ブランドだからなのか?って納得しようとしたけれど、それじゃぁ、京都に申し訳ない。
    そうそう、陶器にみえて、実は器がプラスティック製だったりもする…、やっぱりココはなかったことにしようと思った、あくまで私的な意見でござる。
    それでも十分やってけてるってことだから、ちいさいことは気にしなくっていいのでしょう。飲食店とは奥の深い仕事でござる、さて移動。


    関連ランキング:そば(蕎麦) | 東京駅大手町駅京橋駅

    拍手[2回]

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    無題
    私もそう思います。だからかな?いつもガラガラですよ。地下鉄の地下道にあるメトロ庵は常にお客様がいるんですけどね・・・。
    すうさんさん / 2013/10/04(Fri) /
    やっぱり正直
    > すうさんさん
    そうですよね。
    東京駅の周辺はおいしいお店が沢山あるのに、それでもずっとやれているという、この不思議。
    最初からお客様の数ではなくて、利益率で勝負をする算段だったのかと思っちゃいます。
    サカキシンイチロウさん / 2013/10/04(Fri) /
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