この春、身内にめでたいコトがあってそれで家族集まりたのしい会食。
ニューオータニホテルの「ザ・スカイ」ってレストランをお祝いの場にするコトにした。
かなり上等で贅沢なバフェレストランでございます。
「ビュー&ダイニング」ってサブタイトルがついてる通り、東京の空を間近に感じることができる眺望が、この店一番のゴチソウなんじゃないかと思う。
ホテルの一番上にある「ストローハット」のような丸いフロアー。
30分ほどでグルンと1回転するようになっていて、東京駅から丸の内、銀座、汐留、赤坂、新宿と東京のスカイラインをすべてもれなく眺めることができる楽しさ。
周りは緑豊かな都心で、ここから外をみてると「東京って公園の中にある街」みたいに見えてくるのがステキに不思議。
17階という、今となっては決して高いとは言えぬフロアー。
もっと高いところにあって、もっと遠くまでも見渡すことができるレストランや展望台は他に沢山あるけれど、見下ろす景色じゃなくて目線に現れ消えていくやさしい景色。
リアリティーと臨場感をもっているのが、ボクは好き。
この円盤状のフロアーの窓に面したところは客席。
芯の部分は建物本体にくっついていて、だから回らず、ずっと同じ場所に固定される。
そこに料理がおかれてる。
サラダや冷たい前菜が並んだバフェカウンターもあるけれど、オープンキッチンがぐるり半円形に作られている。
寿司カウンター。
鉄板焼きのキッチンや、中国料理の鍋がふられる厨房などなど、専門店的キッチンが回り舞台のようにやってきては消えていく、その様相もまさに「ビュー」。
外の景色と、中の景色の両方をたのしみながらの、さてランチ。
まずは前菜…、キュウリの中国風の甘酢漬けやカプレーゼ、スモークサーモンと冷たい料理を色鮮やかにお皿に盛ってまずは目から満たす魂胆。
実は、このとき、目の前に実はお寿司のカウンターがあったのだけど、やっぱりまずは前菜から、そして徐々に重たいものへと…、だって料理は逃げていくものじゃないんだものネ。
と、言っていたらどんどん寿司キッチンが向こうに逃げてく。
急いで前菜、お腹におさめて寿司をもらってゆっくり食べる。
蒸したホタテにマグロにかんぱち、そしてエビ。
好きなモノをたのんで握ってもらう。
まるで立ち食いの寿司をつまんでいるような粋な食べ方にニッコリとなる。
しかもココ。
ネタの種類はそれほどないけど赤酢を使った江戸前風のシャリがおいしく、食べれば食べるほどに口がさっぱりしてくる。
鉄板焼きのカウンターで、松阪牛を焼いてもらってパクリと。
上等な肉を分厚い鉄板でコンガリとやく。
中は見事なバラ色で、食べると気持ちもバラ色になる。
ソースはグリーンペッパーソース。
ピリッと辛くて胡椒の香りが食欲そそる。
付け合せのかぼちゃや空芯菜の炒めたモノもまたおいしくて、鉄板焼きのコーナーの横で配ってたサワラと筍の煮物をサイドに添えて味わう。
自分のための一皿を作ってたのしむ…、上等バイキングの醍醐味ですな。
サラダのような前菜に、寿司にステーキ。
全部頭文字がSではじまる…、上等バフェのスリーS。
他にも料理がありはするけどこれら3つのSの料理をかなりのヘビーローテーションにて何度もお替り…、好きなモノを心おきなくって感じがたのしい。
寿司はお腹を整える。
鉄板焼きは、牛肉以外に地鶏にハンバーグ、ホタテやキングサーモンとネタもさまざま。
ホテルのバフェというコトもあり、ホテルが自慢の専門店の料理もあれこれ。
大観苑っていう中国料理のお店の料理だったり、コーヒーショップの洋食だったり。
どれもキッチリ、風味整い丹精な味。
例えばチャーハン。
目の前で大きな中華鍋をあおってジャジャっとできてくるのが臨場感も抜群で仕上がり時間にあわせて行列ができたりするのであります。
そのチャーハンに麻婆豆腐をかけてサイドにエビのトースト。
「牛肉」と「エビ・蟹」の充実具合がバフェレストランの贅沢感を決定する。
だからココはかなり上等。
パスタのソースにエビとムール貝のトマトクリームがあったりもして、チャーハンだってかにチャーハン。
その贅沢を堪能します。
天ぷら、とんかつ、あるいはズワイガニがこれでもかって入ったコロッケ。
テーブルの上にまるで回転寿司かのごときお皿の山ができてはなくなり、食べるにつれてみんなの笑顔が明るくなってく。
会話もはずむ。
ひさしぶりにあったみんなも、美味しいモノを食べておんなじ時間を一緒にすごすと、会えなかった時間がググッと埋まってく。
おいしい料理がテーブルを彩る時間の魔法の力!
おじさんたちは料理でお腹一杯なれど、女子はケーキで別腹埋める。
ホテル自慢のパティシエが作ったふんわりロースケーキやシュークリームにプリンカラメル。
アイスクリームにイチゴをとってテーブルの真中あたりに置いてみんなで分けあい食べる。
うーん、たのしい、腹一杯。
それにしてもこのお店。
料理をとりに行ってるうちに、座っているテーブルはグルグル回ってどこかに行ってる。
だから自分の席を探してさまよう、おじさま、おばさま続出でその右往左往を見るのもたのしい…、オモシロイ。
ちなみに母。
実は今回、富士山だとか御苑の桜を撮影しようとそれも旅の目的だった。
しばらく休んでた写真撮影を最近再開…、自慢の機材でつま先だったりかがんだり、体を使った撮影スタイルでみんなタジタジ。
あいかわらずに元気そうにてホッとする。
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