サカキノホトンブログ冷やし中華で朝とする

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冷やし中華で朝とする

朝、冷やし中華を作って食べる。

冷蔵庫の中に、ハムとキュウリ。
それから玉子の買い置きがある。
これでパンがありさえすれば、サンドイッチができるとこ。
けれど先日。
ディーン＆デルーカをぶらぶら歩いていたらば、こんなモノをみつける。

「なか田」って言う、広島にある製麺所の冷やし中華用のパック。
熟成半生麺とタレがついてて、かなり手頃な値段であった。
お洒落食品ストアーのディーン＆デルーカに冷やし中華のパッケージという、意外性に思わず手が出る。
２日前の７月７日は実は冷やし中華の日。
あとになって気がついて、遅ればせながら食べてやろうとそれで今朝。

タップリのお湯で３分ちょっと茹でると、かなりハリのあるストレート麺が出来上がる。
ざるにとって水でザブザブ。
洗ってぬるめをとってやると、手に伝わってくるかなり丈夫で固めの感触。
お腹が思わずなるステキ。
それにしても朝から暑い。
水道水がなかなか冷たくなっていかない…、それで氷を２、３個入れて手のひらにのせて揉むようにする。
シャキッと冷やして、お皿に盛って具材を並べてタレかける。

具材は４種。
千切りキュウリと刻んだナルト。
ちょっと厚めに焼いた薄焼き玉子を錦糸にしたもの。
ロースハムの脂の部分をきれいにそいで、それをやはりザクザク切ったの。
全てを同じ細さ、長さに仕上げ、麺の上にズラッとならべてタレかけて、ザクッとかきまぜズルンと食べる。

うんまいです。
ザクザクとした麺の歯切れと、噛むとバサッと口にちらかる。
けれど麺の表面は、ヌルンとなめらか。
小麦の香り、味わいゆたかで甘みすらある。
それをレモン風味の醤油ダレがシャキッとひきしめ、夏の味。
キュウリがシャキシャキ、歯切れてとてもみずみずしくてスッキリとしたタレの味わい引き立てる。

ここの麺…、食べてたちまちオキニイリ。
この冷やし中華の他にもつけ麺、あるいはスープ麺の用意もあって、それもためしてみようかなぁ…、と思ったりした、メッケモノ。

ところでボクが田舎にいた頃は冷やし中華と呼ばずにこれを「冷麺」って呼んでいたように記憶する。
東京にいると冷麺＝韓国風の冷麺のコト。
けれど田舎にいた頃は、韓国風の冷麺のコトは「韓国冷麺」と呼んでいた。
そもそも韓国冷麺なんてまだ珍しく、冷麺＝冷やし中華とずっと思い込んでいた。
冷やし中華って呼び方は、東京に来て初めてしった。
しかもそば屋の店先で…、だからずっと中国料理じゃなくって、そば屋さんが作った「冷たい中華風の麺」だから冷やし中華って呼ぶんだろうって思ってたほど。

そもそも冷やし中華って言う名前が不思議。
冷やし和食。
あるいは冷やし洋食なんて料理は無いのになぜだか中華だけが冷やされる。
オモシロイなぁ…、って思ったりもする。

ズルズル食べているうちに、ちょっと風味が欲しくなる。
芥子が一緒についていたけど、もっとスキッと香りと辛味が欲しくって、それでラー油をタランとかける。

山田のごまラー油。
手間隙かけて作った濃厚ごま油。
そこに赤唐辛子を漬け込んで香りと味をにじみださせて作ったラー油。
ポツンポツンと４滴ほどをまばらにかけて、お皿の中を入念にかきまぜ食べると、まるで別物。
胡麻の香りがコッテリとした風味がタレにうつりこむ。
ドッシリとした辛味も鮮やか。
風味が変わると味わい変わる…、食欲かわってお腹も喜ぶ。
そろそろこれもなくなる頃合い、買っておかなきゃいけないなぁ…、って思ったりした夏のコト。

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