サカキノホトンブログアサニョッキ

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アサニョッキ

朝にニョッキを作ります。
昨日の昼をパスタ三昧したその次の朝。
別にパスタを作らなくてもと思いもしたけど、昨日のパスタ…、たくさん選べる種類の中に、なぜだかニョッキだけがなかった。
あのムチムチ、あのスベスベと、ネットリ、口中撫で回すような肉感的な食感のコトを思い浮かべて、どうにもこうにも食べたくなった。
ならば自分で作りましょう…、と。

大量に作っておいたジャガイモニョッキが冷凍庫の中で休ませてたのを使って作ってやろうと企んだワケ。

ソースはカルボナーラ風。
玉子の黄身とグラナパダーノ。
パルミジャーノほど発酵臭をもたないクセがないチーズ。
それを削ってタップリいれて、バターと低脂肪の生クリームをくわえて混ぜる。
ソースの下地の出来上がり。
ニョッキをお湯で茹でてる間に、グリーンアスパラとスモークサーモンをバターでいためる。
茹でたニョッキをそこに入れ、合わせておいたソースを注いでタプンタプンと熱をくわえる。
徐々にとろみがソースについて、ニョッキにまとわりついた部分がテカテカ、ツヤを帯びてきたらば出来上がり。

お皿に移して胡椒をカリカリ。
ソースをちょっとゆるめに作って、スプーンですくって味わう趣向。
コッテリとしたチーズクリームにスモークサーモンのうま味と風味が混じってとても濃厚で、ムチムチとしたニョッキの食感、引き立てる。
とてもゴージャス、納得す。

それと一緒に、ポールで売ってた「ラルド」ってパン。

ラルドって言えば豚の脂をあらわす言葉。
豚の脂を混ぜ込んだパン…、かと言えばそうじゃない。
ベーコンを刻んで生地に混ぜ込んで、木の葉状に焼き上げたモノ。
ベーコンエピのようなパン。
確かにベーコン。
脂をタップリ含んだ豚バラを塩漬けにして燻蒸したモノ。
そのおいしさは脂のおいしさ…、だからラルドのパンと言っても間違はない。

粉がタップリふいた表面。
持つと想像以上に軽くて、中に空気をタップリ含んで焼けているのが伝わってくる。
ひと晩おいて休ませたほうが、おいしく召し上がれますよ…、って言うのでひと晩、寝かせて食べる。
小麦の香りがかなり濃厚。
焼けた風味が香ばしい。
ベーコンエピに比べて生地はフッカリ。
バゲットじゃなくカンパーニュみたいな感触ですか。
空気の穴がたくさんあって、噛むと焼けた表面がモッチリしてる。
中はいい意味でスカスカでとても軽やか、生地に若干酸味があるのがこれだけ食べるパンというより、何かと合わせて食べるパンだよ…、って言っているよう。
ニョッキのソースをぬぐいとりつつ口に運ぶと、これが程よい組み合わせ。
日曜の朝のオゴチソウ。

ところでちょっとどっきりしてしまう、画像を一枚。
英国のキャメロン首相が演説しているときの写真なのでありますけれど、前に向かって突き出した手の部分にモザイクかかってしまっていて、えっ、中指立てて「Fxxk you」って言っちゃってるの？ってみえてしまう。

Censorship tells the wrong story.
国境なし記者団って組織がおこなっている「検閲反対キャンペーン」のメッセージ。
ただ単に、何かを指さす仕草をしているだけなのだろうと思うのだけど、モザイクかけてしまったがため、見る人に変な憶測を抱かせてしまう。
検閲というコトは必ず人に誤解を与え、憶測に満ちたへんてこりんな結果を生む。
為政者であったり指導者はときに自分の都合のよいように情報を操作しようとするけど、それは決して彼らのためにはならないのだというコトを、「検閲＝モザイク」っていう分かりやすい例を使って表現している。
日本の今がまさにそんなへんてこりんな状況で、原発がらみで一体何が起こっているのか知りたいボクらはほとんど何も知らないでいる…、それが哀しく、なさけない。

リンク先に他にもいくつか興味深いモザイク画像が掲載されてる。
プーチン君、人前でそんなことをやっちゃいかんだろう。
オバマおじさんとクリントン夫人ってこんな関係だったんだ…、っそういうふうにしか見えないモザイク。笑ってしまうと同時にやっぱりあるがままじゃなくちゃいけないって思いもします、日曜日。

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2011/06/26 (Sun) ボクツクルブレックファスト Trackback() Comment(0)

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