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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    夕方、家でぼんやりしてたらゴロゴロ、遠くで雷がなる。
    それもずっとどこかでゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ、一体、何がおこってるんだかわからないほどなっていて、それがそのうち雨を呼ぶ。



    最初は霧雨…、空気がタップリ蓄えた水気がたまらず噴き出しはじまるような、まるでスティームサウナに入ったような感じの雨からはじまり、それが徐々に、確実に本降りになり、あっという間に土砂降りがきた。
    本降り寸前に家を出て、南昌飯店についた直後に土砂降りでお店の中から表を見たら大きなしぶきが歩道を沸騰させていた。
    出前の電話が次々なって、配達担当のおじさんがお店を飛び出し戻ってく。



    こんな雨の中、ワザワザどうもありがとう。
    おかぁさんがそう言って、サービスね!って小さなグラスに生ビール…、それにあわせておつまみ料理をいくつかたのむ。
    野菜を食べなきゃいけないんだ…、とそれで空芯菜の炒め物。今日はかなり多めの赤唐辛子と炒めてビリッと汗をかく。
    今日の小皿料理の中にゴーヤの卵炒めがあって、それをたのむとオモシロイのが沖縄料理のゴーヤチャンプルーじゃなくって見事に中国料理になってるところ。
    チキンスープとネギ油…、風味ゆたかで油をタップリ含んだ玉子がフックラ、しっとり仕上がりゴーヤの苦味も旨味に変わる。



    小さなビールが呼び水になり、紹興酒をロックでもらって焼きそば食べる。
    五目あんかけのカタヤキソバでここのは麺が太くてよじれるほどにガリッと揚がっているので、最初はそれをパリポリ食べて飲む。
    焦げた香りと油の旨味、噛みしめるほどに小麦の旨味が口に広がり、ただそれだけで充分おいしく味わえる。
    そうこうしているうちに醤油風味のとろみのあんが、揚がった麺の細かく空いた穴から忍び込んでいき、麺そのものもトロンとしてくる。
    野菜や豚肉、エビにイカ。具材と一緒に麺を食べると口の中が一気に騒々しくなってお腹も徐々に満たされる。



    そして今日のおすすめ定食…、メインは酢豚というのでとった。
    それというのもココの酢豚がかなりキリッと酸っぱくて、野菜タップリ。豚バラ肉をガリッと揚げて、それが再び柔らかくなるまで甘酢の中で煮込んで仕上げてる。
    アメリカのショッピングモールの中にある中華料理のデリで出される、スイートサワーポークの味や食感に似ていて、ちょっとなつかしい。
    山盛りご飯に玉子スープ、サラダに小さな杏仁豆腐がついてセットをなしていてお腹をみたすに充分の量。
    パクパク食べて、味わって、表に出たら雨がやんでた、ありがたい。


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