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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    グレースで朝。

    d3826b44.jpeg四谷三丁目と新宿御苑。
    丸の内線の駅の中でも、最も地味であろう二つの駅。
    どちらも他の地下鉄とも、当然、JRや私鉄の路線とも乗り換えのない小さな駅の、ちょうど中間。
    四谷四丁目の交差点を越えると不思議と街の空気が突然、変わる。
    空気が軽くなるというか。
    新宿御苑という、緑の空気に満たされた場所から絶えず流れてくる風が、街の空気をやさしくさせる。
    気温もここの周りだけは、ちょっと低く感じるほどで、この街、もっと評価されてもいいのになぁ…、って思う。
    朝ご飯を食べるにも、こっちの方向に来る方が、なんだか気持ちが盛り上がる。
    今日もちょこっと散歩の気持ちで、テクリと来ます。

    四ツ谷三丁目の交差点。
    信号下の生垣の中に、黒板的なる立て看板。
    ランチタイムのテイクアウト。
    ここ名物のカレーの告知をやっている。
    オフィスに勤める人向けの、ランチタイムの勝負は朝。
    出勤途中の人たちに、告知をするのが一番で、だからこうしてがんばっている。
    一時期、通りに大きなのぼり旗をいくつも立てていたのだけれど、常連さんからはあんまり評判よくなかったっていう。
    お店のコトは近所の人はほとんどしっているワケで、だからこうして小さくひっそり、分かる人に分かればいいんだ、というコトなのでありましょう。

    67354863.jpeg近所の友人とふたりでシェア。
    ひとつはサンドイッチのセット。
    ハムとキュウリをはさんだいわゆる、喫茶店的サンドイッチ。
    分厚いパン。
    フッカリしてて、けれどあんまり甘みがなくてスパッと歯切れのよい食パン。
    やかずにそのまま。
    具材の余分の水分が、パンに染み込まないようにバターをタップリ。
    塩と胡椒とマヨネーズ。
    薄切りハムと薄切りキュウリで、最小限の具材なのに不思議と食べるとその存在感を発揮する。
    ボクが作る、具沢山なるサンドイッチとはまるで逆のこれも、これまたおいしく感じる。
    なんだか不思議、オモシロイ。

    グリーンサラダとヨーグルト。
    パリパリ野菜にサウザンアイランドドレッシング。
    プレーンヨーグルトの上にはちみつ。
    それから黒い胡麻をちらして、なめらかなところに、プチプチはじける胡麻がたのしい。
    健康的な感じでもある。
    サラダの上のゆで卵。
    白身ばかりで黄身がほとんど入ってなかった…、茹でた玉子の端っこ部分だったのでしょう。
    これも人生…、よしとする。

    1a0b7d88.jpeg残りのひとつはボクのいつものオキニイリ。
    ハムエッグをメインにした和朝食。

    玉子2個の目玉焼き。
    薄切りハムを軽くソテしてサイドにおいてサラダと、小鉢。
    白身を焦がして焼いてくれる。
    だからガリガリ。
    サクサクでもあり、口の中で軽く崩れる。
    焼けたタンパク質独特の、甘い香りが鼻からぬけてほんの少しの苦味が朝の寝ぼけ眼を起こしてくれる。
    醤油をかけるとまた旨く、ただ今日はほんの少々残念な出来。
    玉子の黄身を覆った白身が破れてた。
    ヒックリ返して焼いたとき、そこだけちぎれて鍋底にこびりついてしまったからなのでしょう。
    玉子の黄身がちょっとかわいて、ボロボロ食感乱暴だった。
    まぁ、それもよしといたしましょう。

    ビックリしたのが小鉢の春雨サラダの出来栄え。
    ホツホツ、アルデンテ風の茹で春雨の喉越し、歯ごたえがまず最高。
    基本的には三杯酢っぽい甘酢ドレッシング。
    けれどそこに、レモンの皮を砂糖で軽く煮込んだコンフィチュールみたいなのが刻まれ混じっているのだけれど、食感、味わい、香りともに鮮やか、鮮烈、フルーティー。
    春雨サラダといえば中華風になっちゃうモノと思っていたけど、レモンひとつで西洋料理になっているのが新発見。

    e8e659dd.jpegところでこの店。
    長らくおんなじ椅子にテーブルを、メンテナンスしながらずっと大切に使ってる。
    ラタンと木材を編んで作った椅子は造りが華奢なんでしょう。
    壊れてしまって、個数が揃わなくなっちゃって、オリジナルのとは違った椅子がいくつか混じって置かれてる。
    それはそれで、味わい深くてオモシロイ。
    フレーム部分は健在で、細かな網目の背あての部分が破れてしまった椅子もちらほら。
    あまりに盛大に破れてしまった椅子に今朝、白いカバーが掛けられていた。
    よくみると、テーブルクロスに使う布。
    それを手縫いで袋状にして、背中にかぶせてそれで破れがわからないようにしているのです。
    こうした節約、勿体無いが、素敵だなぁ…、って思ったりした。
    家具や設備をちょっと壊れてしまったからと、簡単にとっかえてしまわぬお店。
    多分、従業員やスタッフ、それからお客様もこうしてやさしく大切に、長く付き合ってくれるんだろうって、勝手に思う。
    だったらとってもウレシイお店…、そう思いましょう、さて仕事。

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    勿体無い
    物を大事に使うことって、ケチとは違うのだ・・・と、高校時代に買った手編みのカーディガンを未だに愛用している私は思います!!(笑)
    愛着を持って大事に使う、直したり手をかけて使うのって優しい気持ちが根っこにある気がします。
    ほんとにグレースさんって 感じのいいお店ですね。
    いつか行きたいです。

    ところで、Habit。
    やはりサカキさんはご存知だったのですね。そうじゃないかと思いはしておりました。
    我が家の近所のお店、大繁盛しています。
    サカキさんが西海岸にいらしたら、一緒にガブッと食べたいです!待ってます!

    よい午後を。
    ねえねえさん / 2011/05/18(Wed) /
    Habit
    > ねえねえさん
    Habitは、本物がわかる繊細な感性をもった人たちの割合が多い市場だけを…、というコトで、とても丁寧に出店をしているチェーン店として注目されているんですよね。
    百貨店で言えばノードストローム。
    最近の外食ではパネラブレッドみたいな感じでしょうか。
    行ってみたい、そして一緒にカプッといきたいものであります。
    サカキシンイチロウさん / 2011/05/18(Wed) /
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