朝をひさしぶりにサンドイッチを作る土曜日。
九州の友人がパンを焼いて送ってくれた。
フックラとしたブリオッシュ生地。
断面正方形のイギリスパンのような造形。
手に平ですっぽり隠れるほどのサイズで、それだけトーストして食べても十分おいしい。
自然な甘みが嫌味じゃなくて、バターの風味がしっかりしている、そのおいしさを、そのまま活かして、サンドイッチにしてみましょう…、と。
小さなトマトを2つに切り分け、オリーブオイルと塩、胡椒。
フレッシュバジルの葉っぱと一緒にオリーブオイルに少々つけ込む。
一個のパンを4枚におろして、耳の部分をズラッと並べる。
ホースラディッシュソースをプチュっ。
そこに生ハム。
ハモンイベリコのちょっと上等なのがあってテロンと一個に一枚。
そっとのっけて、そこにオリーブオイル漬けにしたトマトとバジルをオリーブオイルと一緒にパラリとちらしてよそおう。
残りのパンをフライパンでから焼きします。
生地が含んだバターが焦げて、甘い匂いがやってきて表面カサカサ。
フライパンを揺するとススッと滑るように乾いて仕上がる…、お皿の縁に別添にしてそれで挟んで味わう趣向。
ほっこりとしたパンの食感、味わいとネットリとした生ハムの味、そしてバジルとトマトがみずみずしさとさわやかくれる…、最後にピリッとホースラディッシュの香りがすべての味をひきしめて、食べて思わず笑顔がこぼれる。
土曜の朝が明るくはじまる、ココロにおいしいおごちそう。
そしてお昼を近所のお店…、香港麺の新記にきました。
ここもちょっとひさしぶり。
しかもお昼にやってくるのはかなりひさしぶりかなぁ…、お酒を飲むのがたのしい店で、週末の夜に来るのが好きだったとこ。
お昼だから手早くお腹を満たそうとやってきてみて、けれどやっぱりいつもの料理を食べてみたいと小皿料理をいくつかたのむ…、3皿たのむと1050円というで3つ。
そしたら結局、紹興酒が似合う食卓になっちゃった…、麦茶の代わりにグラスに一杯、紹興酒(笑)、外は青空、昼からお酒を飲める週末、なんとウレシイコトでしょう。
揚げたワンタン。
皮がサクサク香ばしく、中につつまれたエビのすり身がプチュンと爆ぜる。
ワンタンって、餃子なんかに比べて皮が薄い分、茹でたものと揚げたものではまるで違った料理になっちゃう。
中にくるんだ具材までもがまるで違った素材のように感じるステキ。
香港風の窯焼き叉焼。
表面がめでたき紅色をして蜜の甘みと香りがクチャっと肉のおいしさ引き立てる。
なにより大根餅のおいしいコト!
ムチュンと歯切れて粘り気があり、なのにプルンとキレイに口でなくなっていく。
うま味が口に広がる速度といったら超高速で次の一口おねだりしてく。
お腹満たしに排骨丼。
骨付き豚のばら肉を使った料理が排骨で、揚げたり炊いたり。
どれも豚肉らしいムッチリとしたうま味、食感をたのしめる料理ではある。
特にトーチと一緒に蒸して仕上げたこの料理。
骨ごと口に含んでプチュンと食べるとお酒のツマミにピッタリ。
骨を抜いた部分をこうしてご飯にかける。
蒸したときにうま味が滲んだタレや脂も一緒にかけると、ご飯全体がスベスベおいしくなっていく…、あぁ、おいしい、土曜の昼が喜ぶおいしさ。
それから汁なし香港麺…、バサバサとした歯ざわり、歯ごたえ、歯切れ感がとてもたのしい極細麺にオイスターソース風味のタレがからんでスルンと口の中へとやってくる。
具材に牛すじ…、中国醤油で甘辛仕上げにしたモノで、口に放り込んで噛むとホロッとほぐれて口の中に散らかるゴージャス感。
自家製ラー油をタップリかけて、食べるとこれがご飯のおかずになるおいしさ。
窓から表を眺めると、みんなユッタリ、週末速度で街を歩いているのがオモシロく、ぼんやり昼の時間を過ごした、さてさて家に帰ります。
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