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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    家の近所の喫茶店。

    0c73f200.jpegグレースにて朝。

    昨日の夜中から降った雨で濡れた歩道。
    ときおりポツリと雨粒が額に当たる、そんな空模様。
    もうほんの少しだけ空気が含む水分量が増えれば多分、雨になる。
    そんな我慢ギリギリの、ジットリとした今朝の空気は重たく感じる。
    今日は雨が一旦あがるというコトで、ウキウキしながら表に出た分、なおさら湿気が恨めしい。

    スッキリとした明るい元気をもらおうと、ちょっと歩いてそれでこの店。
    キレイにととのえられたお店の中に、常連さんを中心としたお客様でにぎわっている。
    灰皿の横にタバコを置いて、けれど吸わないなじみのおじさん。
    「タバコがいつでも吸える状態にあれば我慢ができる」という人で、昔、ヘビースモーカーだったボクは痛いくらいに気持ちがわかる。
    禁煙です!って言われると、吸えないストレスのために無性に吸いたくなるけれど、吸ってもいい、っていう状態ならストレス溜めずに我慢ができる。
    良くわかる。
    一人だけ、大きめのマイグラスにて常温の水を大切に飲む、おばぁさま。
    それぞれの人が自分のお店のようにたのしむ、いいお店。

    朝のカレーを食べてみる。

    10955d68.jpeg実はメニューがちょっと変わって和食メニューが増えていた。
    いつもたのんでた目玉焼きの他にもオムレツや焼き鮭定食なんてのが用意されてて、何を食べようと迷った結果。
    ココのカレーは人気があって、昼には大盛りカレーで有名だったりもするお店。
    それでちょっとためしてみよう、とお願いするとまずは薬味がやってくる。
    福神漬けにラッキョウと言う中身はとても普通だけれど、その容れ物にちょっとビックリ。
    ガラスの四角いポットにスプーンに蓋。
    蓋と二つのポットを入れた器がどっちもステンレス。
    キレイに磨かれピカピカしてる。
    特に篭のような形状の器の方は、ゴミや汚れがたまりやすい。
    だからかなり頻繁に磨かなければキレイを保つのむつかしいのに、本当にピカピカ。
    気持ちいい。
    しかもキッチリ冷やされていて、細かな水滴がビッシリついてる。
    ウットリしながらカレーを待った。

    81744608.jpegボウル状の深めのお皿にご飯、カレーにサラダがキレイに盛りつけられてる。
    一個分のゆで卵。
    良くある喫茶店的カレープレート。
    焦げた油のドッシリとした香ばしい匂いが鼻をくすぐる。
    食べるとかなりサラッとしてて、うま味はあるけど軽い味わい。
    油をあまり使わず作っているのでしょうネ。
    スッキリ、お腹におさまって朝食べるのには程よい感じ。
    肉にタマネギ、ジャガイモ、ニンジン。
    具材のどれもがシッカリ煮込まれ、ほとんど形をとどめていない。
    けれど味や風味や名残が、舌にシッカリにじんでくるのがお店のカレー…、って感じがします。
    辛味はほどほど。
    うま味のあとの後口として程よい酸味が残る程度のスパイシーさで、それよりむしろ酸味がスッキリ、スルスルお腹におさまっていく。

    朝のカレーってちょっと流行のようであります。
    食品メーカーも朝専用のカレー商品を出したりしてる。
    スプーンひとつで食べられる、お腹にたまるし栄養だってシッカリとれる。
    なにより体を中から温めてくれる、朝にピッタリの料理なのかもしれません。

    c0a01b3c.jpeg食事を終えるとコーヒーがくる。
    お願いしますとたのまなくても、食事をしてるタイミングをしっかり確認してそれで、そろそろ終わると思った頃に、こうして出てくる。
    ありがたい。
    かつてファミリーレストランの黄金時代にはどのチェーン店もが、お客様から催促されず食後の飲み物をもっていこうか、とそのサービスを競ってた。
    従業員を教育したり、お客様が何気なく発するヒントを探ったり。
    お代わり自由のコーヒーだって、例えばロイヤルホストではお客様がカップを斜めに傾ける、その角度でそろそろあのお客様のカップの中が少なくなってるって判断させるなんてことさえしていた程。
    けれどそんな工夫も今は昔となっちゃった。
    人手不足やスタッフを呼ぶコールボタンのピンポンが、かつての伝統を台無しにした。
    サービス合戦が価格合戦になってしまった…、なやましい。
    もうそんなサービスを気軽に味わうコトなんて、出来なくなってしまったのかなぁ…、って思っていたら、こんな身近にこうしてステキなサービスがある。
    日本の飲食業はまだまだ捨てたモノじゃない…、って思ったりする、ありがたい。

    冷たいコーヒーをよりヒヤッと飲んでやろうと、ストロー使って氷の回りの部分だけをチュチュッと飲んだ。
    グラスを手にして飲むのとは、一味違った硬い味わい、それも良し。

    5f2d82c9.jpegここのスタッフさんは良く働きます。
    それも頭と体の両方を見事なほどにバランスよく、キチンと使った働きをする。

    お客様の様子をみながら、催促されぬサービスをする。
    厨房の中に的確に、注文を出し、要所要所で厨房作業を手伝っていく。
    作業が終わるといろんなトコロを掃除する。
    テーブルの上、お店の外に窓ガラス。
    お客様が読む新聞が汚れてないかページをめくって確認し、折り目をキレイに付け直し開きやすく整えておく。
    気持ちよい時間をお客様に過ごしてもらうために、しなくちゃいけない沢山のコト。
    それを見事に一つ一つ、事も無げにこなしていくのがなんともステキ。
    しかもなにより、接客用語なんか使わず自分の言葉で一人一人のお客様に一対一で対峙しながらサービスしていく、その真摯な姿勢がボクは好き。

    そんな作業を見ているうちに、心、晴れ晴れ。
    それもなんだか明るくなってくるのが、ウレシクて、またまいりますと言っていた。

    今日は一日、部屋中心に移動をしながら仕事をす。

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    無題
    今日行った昼間はランチをやっている韓流居酒屋でチゲ鍋ランチを食べたとき、
    サカキさんの書かれるように食べ終わる頃を見計らってアイスコーヒーが出てきました。
    コールボタンだと「鳴らない時=用が無い時」となって低価格ファミレスだとホールに従業員の姿をほとんど見かけない時があります。
    サッと良いタイミングでアイスコーヒーを出してくれる喜び…それはお客さんの食べる姿、様子を気にかけているということですよね。嬉しいですよね。
    かわばたさん / 2010/06/16(Wed) /
    切磋琢磨
    そうそう、自分もゲームじゃないですけど、バイトくんと、どうしたらかっちょよく接客できるか、競争したりしてました。
    なんか、チェーンのとこはガチガチすぎて、もう少し現場に任せる自由度が欲しいなーと持ったりします。
    キザキさん / 2010/06/16(Wed) /
    サービス
    > かわばたさん
    お客様に呼ばれたら恥と思え…、ってそう言われて育ったサービスマンの方々が今、その才能を発揮する場所がどんどん無くなってしまっています。
    なんだかかなしい。
    日本の伝統の一つでもあるサービスマンシップ。
    残したいものと思います。
    サカキシンイチロウさん / 2010/06/16(Wed) /
    信じる力
    > キザキさん
    現場を信じる力が経営には大切なのだろう、と思います。
    信じることができないと、マニュアルなんかで統制することが必要と感じてしまう。
    どこでも同じがそうやってはじまるのですね。
    ボクは人を信じることを止めたくない、と思います。
    サカキシンイチロウさん / 2010/06/16(Wed) /
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