うちの近所を散歩がてらにランチをしましょう…。
車力門通りから杉大門通りをグルリとゆったり歩き、けれどさすがに日曜の昼にあいてるお店がほとんどなくて、それで結局、外苑通りまでやってくる。
あいてるお店がいくつかあった…、そのひとつ。四川料理の「峨眉山」にくる。
昔、数回来たことがある。
両親がココのちょっと先にある若松町にすんでいて、ボクは市ヶ谷…、その両方からやってきてちょうど真ん中くらいにあるのがこのお店。
それで時折やってきていて、けれど歩いてこれる距離の場所に移り住んでからは一度も来たことなかったお店。
ビルの2階にある店で、階段上がると行列できてた…、繁盛店。
担々麺をたのんで食べる。
まだ四川料理というモノが今のように認知されてはいなかった時代。
担々麺とか麻婆豆腐とかを売り物にするお店がだからほとんどなかった時からずっと、ココの自慢は担々麺と麻婆豆腐。
もしかしたら生まれてはじめて食べた「本格的な」担々麺はここのこれだったかもしれないなぁ…、なつかしくって、なんだか背筋がスクっと伸びる。
真っ赤なスープ、細い麺。
中華街の漢方薬のお店に入ってきたような香辛料の匂いが漂う。
細くて小麦の香りが強いストレート麺。堅めに茹でられネチッと一瞬、奥歯に貼り付く感じがするのが独特で、博多ラーメンのバリカタ麺を食べてるみたいなスッキリとした味わい、食感。
胡麻やナッツの風味が少なく、ポッテリじゃなくサラッとスッキリしたスープ。酸味が辛味を旨みに変えてゴクゴク飲める。甘辛味の粗挽き肉がホツホツ奥歯にたのしくて、これも旨みのアクセント。
今となってはもっと辛くて、もっと痺れる担々麺があるけれどこのやさしさと味わい深さが、なんだかとてもなつかしい。
高菜と玉子のパラパラチャーハンがサービスで付き、ほどよくお腹も満たされる。
万事すべてがなつかしい。
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