夜を角萬…、四谷三丁目にある個性的なる蕎麦の店。
麺にもツユにもこだわりのあるお店で、店で挽いた粉を自ら麺にして食べさせるという、近所にあってありがたき店。
売り物の一つが「ヒヤニクフトメン」という呪文の如き名前の商品。
肉南蛮という暖かいそばも名物で、その豚肉とトロトロに煮たネギを冷やして蕎麦にのっける。その蕎麦というのが太くて分厚く、噛みごたえのある独特の麺。
冷たい汁をかけて食べるのだけれども、ズルンと口に一度に入ってこないほど重量感ある蕎麦がむっちり、噛むと香りと粘り気を出す。
豚バラ肉には味がしっかり入ってて、脂ものっているのに決して油っこくない。ネギが甘くて、ツユもドッシリ。太い麺にも負けぬ強さで、口から喉を潤していく。
カウンターにテーブル席が3つほど。
カウンターの中には厨房で、すべての作業が手に取るように見えるところがたのしくていい。
昼は普通のそば屋なんだけど、夜になると居酒屋っぽくふるまう店で、近所の会社のおじさんたちが、焼いたねぎ味噌や出汁巻き玉子をつまみに焼酎の蕎麦湯割りを飲んでニギヤカ。小さなコンロの上でそういう料理を次々、作っていく様をみていると、なんだかボクも料理を作ってるみたいな気持ちがしてきたりする。
昼のシズラーを付き合ってくれた友人と、結局夜も一緒にすることになって、なんだかお腹がまだ重い。タコミートの脂とトマトソースの匂いがお腹の上の方にまだあるようで、それでサッパリ、蕎麦がいいねとやってきたワケ。
その友人がたのんだ蕎麦はにしんそば。
甘辛味に煮込まれて、ホロリとほぐれるニシンの旨味が汁に絡んでなかなか旨い。
これは普通に細い蕎麦。けれど蕎麦の風味はドッシリ。
一緒にたのんだ麦とろご飯も、濃厚味で、さっぱりしたものって言っても結局、こういう食事になっちゃうんだね…、って食べつつ笑う。
考えてみれば朝ご飯も蕎麦でござった。
けれど朝の蕎麦と夜の蕎麦…、どちらも同じ蕎麦なのにまるで違った味わい、風合い。蕎麦の世界って広くて深い。
そば湯で割った汁をゴクリとのみながら、ホっとしました。夜のコト。
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かわいい、けれどいろいろ考えさせられる動画を一本。
Tiny Worlds // Submarine from Rushes on Vimeo.
ロンドンの街角でひたすらごみ処理をするチームを描いた「Tiny World」っていう作品群の、中でも一番カワイイものを貼ってみました。
他にもガムやマッチを一生懸命処理しようとする動画もシリーズとしてあって、なんだかほのぼの。街のキレイはみんなで本来守るもの…、って思ったりした。
あったかくして、早く寝よ![3回]
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