サカキノホトンブログホルモンご飯、日曜日

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ホルモンご飯、日曜日

この週末はちょっと忙しく、晩ご飯が粗雑になってた。
それじゃぁ、いかん！とそれで日曜の夜を焼き肉。

酒の肴の焼き肉じゃなく、ご飯のおかずでもりもり食べよう…、とそれで近所の食べ放題の焼肉屋にくる。
「牛禅」という店で、食べ放題の専門店じゃなく普通の宴会料理やアラカルトメニューも充実しているお店。
焼肉、しゃぶしゃぶ、すき焼きとメニューの種類も結構あって肉のクオリティも悪くない。
なによりお店の人のサービスがとても気持ちよく、食べ放題の専門店と違ってホールスタッフの人数もかなり多くて呼べばすぐに飛んでくる。
食べ放題のお店でありながら、お替わりがなかなかやってこない店。
本当はお替わりさせたくないんじゃないの？…、って思ってしまうほど嫌なコト。
そんな不快がこの店にはなく、だからでしょうか。
会社勤めの人たちが町から消える日曜日でも、予約しないといけないほどにお店は繁盛。
宴会場には10人ほどのグループ客が２組に、ファミリー、カップル、仲間同士の食事と大にぎわいで、都心のこんなところにもこれほど人がいるんだなぁ…、って感心します。
さて、ご飯。

牛肉、豚肉、鶏肉と選べる肉も程よくあって、何より食べ放題のうれしいところが、一枚一枚大切に焼くんじゃなくて、まとめてジャジャッと焼けちゃうところ。
上等な肉が数枚、お皿に並んでやってきちゃうと、おいしく焼かなきゃ…、って緊張しちゃう。
けれどこうした食べ放題。
お替わりができるんだ…、って思うと網の上にずらっと肉を並べてドンドン焼いて、もりもり食べる。
それに不思議なコトに、ハラミや豚肉、あるいは鶏肉はそれぞれを寄り添わすようにまとめて焼く方がおいしく焼ける。
うま味や水気を失わず、外はカリカリ、中はフックラ焼けてくれるのがとてもうれしい。

たくさんの肉を飽きずに食べられるようタレや薬味がたくさん揃うのがまたありがたい。
焼いた塩に胡椒をまぜたのや、乾燥させた梅干しを粉末にして塩に混ぜた梅塩や。
それからココの焼肉のタレが、ちょっとエバラの焼肉のタレみたいな味で、親しみやすくてしかもご飯のおかずにピッタリで、必要以上に韓国料理っぽくないところが良かったりする…、おもしろい。

ホルモン焼いてご飯にのっける。
去年のボク一番のニュースの一つがホルモンを食べられるようになったコト。
この店も今まで何度も来ていたのだけど、こうしてホルモンを焼いて食べるのは今日が初めて。
いつもホルモンを食べてる店では、酒の肴として食べているので、こうしたご飯と一緒に食べるのはまさに今日が初体験。
で…。
旨いですねぇ…、これ。
脂がご飯にからまって、スベスベスルスル、口の中で混ざり合ってく。
噛んで、噛んで、噛みしめて、ご飯がよぉく潰れてトロトロ、甘味を吐き出しホルモンたちとひとつになってく。
こりゃハマります。
ホルモン丼とかって作って売ったら、人気商品になるんじゃないの？…、って思ったりもした、新発見。

それにしてもホルモンだったり豚トロだったり。
焼くと、どうしよう…、ってうろたえるほどの分量の脂がダラダラほとばしり出る。
それもキレイで透明な脂がタップリ。
炭に当たって火柱がボワッんと上がり、網を焼きつつ肉をしたたか包み込む。
食べる人間にとってはまるで天国的なるこの景色。
肉にとっては地獄だよなぁ…、って思いながらも、箸が止まらぬ、オゴチソウ。
テーブル一つにダクトが一個と煙り対策をしているお店…、ではあるけれどこれほど火が立ってしまうと役には立たぬ。
肉は炎に包まれて、ボクらは煙に包まれる。
体中にコンガリとした煙の香りと、ニンニクダレの匂いがしみ込み、けれど歩いて帰れる場所にあるお店。
誰にも迷惑かけることなく、心置きなく煙にまみれる。
ご近所焼肉の醍醐味ってこれだよね…、って思ったりする、腹いっぱい。

お勘定…、って言うとデザート。
杏仁豆腐がやって来る。
杏仁豆腐と杏仁ゼリーのちょうど中間みたいな食感。
フルンとしててでもムッチリで、喉をスルンとかけぬける。
アーモンド風味の甘さ控えめの冷たいスープがヒヤッと、体の辛味をスッキリさせる。
焼肉屋さんのデザートといえば、アイスクリームがフルーツゼリー。
杏仁豆腐もこうしたスベスベタイプのものならばいいんじゃないの…、って思ったりした。
熱いコーン茶。
それからヘテのスーパーミントのガムをもらって、オゴチソウサマってお店を出ます。
外の空気が冷たくおいしい。
明日は月曜…、がんばる日。

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