グレースで朝をとります。
新宿御苑の近所にあって、新宿近くではあるけれど空気がのびやか、ちょっとした郊外に来たみたいな感じがするのがステキ。
今年のはじめに改装をした。
それまで昭和な感じの喫茶店然とした雰囲気が好きだったのだけど、真っ白なカフェ風の店になっちゃった…、それでちょっと気持ちが遠くなったんだけど、やっぱり嫌いになれない店で、それでひさしぶりにやってくる。
メニューもちょっと変わってハムエッグ定食がなくなっちゃった。
洋食メニューが中心になり、お米ご飯がついた定食は納豆定食だけになる。
それには生卵がついていて、けれどウィンクしながら「焼いて下さい」っていうとこれが目玉焼き定食に変わってくれる。
それで今朝。
「生玉子を…」って言いかけたら「よく焼いて来ますね」って言ってくれて、やっぱり嫌いになっちゃだめだって思ってニッコリ。
お店が変わっても働いている人が変わらない限りはそこは、おんなじお店。
それでたのんで、いただきました。
ご飯に味噌汁、味付け海苔に漬物、それから目玉焼き。
和食の器がなくなって、だから洋食器にご飯やお汁が入ってくるのがカフェっぽく、これもいいかと思ってゴクリ。
ちょっと甘めの麦味噌で実家のお汁に似ている味噌汁に、体がホっと温かくなる。
納豆定食と銘打っているだけあって、歯切れがよくて、歯ごたえのよい納豆…、トロトロしているクセしてなぜだかサクサク奥歯で豆が壊れていくのがオモシロイ。
蓋して蒸らして焼き上げたキレイで、しかもやさしい顔つきの目玉焼き。
お箸でサクッと２つに割ると、黄身がシットリ、中までキレイに熱が入っているけれど芯の部分がちょっとトロンとなまめかしい。
ご飯に乗っけて醤油をタラリ…、ご飯と一緒にハフっと食べると白身がプルンと舌を滑って、黄身がトロンとなめらかになる。
何より醤油の風味とうま味がおいしくて、乾いた卵かけご飯みたいな感じになるのがたのしい…、やさしくお腹をみたしてさぁさぁ、仕事に向かってまいります。
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