ランチの食べどきをちょっと逃して、それでかなりお腹がすいた。
場所は新宿。
さて、どこで何を食べよう?
お腹の気持ちはスパゲティー。
ちょっと前までだったらほぼ確実に壁の穴。
今はもうなきお店のコトで、だったらちょっと歩いて「ハシヤ」にしようかなぁ…、と思いもします。
壁の穴がなきあとココで、唯一、昔ながらの和風スパゲティーを食べられる店は野村ビルにあるハシヤくらい。
ちょっと散歩をしようかと思いもしたけど、そうだ!…、あの店。
一軒、前から気になるお店があったんだ、って思い出す。
スパッソという店。
新宿西口の小田急ハルクの地下にある。
パスタカフェって名前にもついていて、スパゲティーの専門店。
システムがとてもオモシロクって全品680円。
しかもその値段にて、パスタの量をM、L、LLから自由に選べる。
SMLでなくて、MからはじまりLLってサイズが用意されてるところが大食い魂に訴えかける上手なところ。
このシステムを売り物にしている賢いお店のように見え、それでずっとためさなかった。
けれど何事もモノは試しでございます。
地下一階のカバン売り場の中にあり、素通しガラスを通して売り場が丸見え…、かなり強引なつ造りに唖然…、けれどお店自体はとても大きく、シッカリしてる。
お店にやってきたらばおやつ時というのになんとほぼ満席。
かなりの人気のようであります。
しかもお客様の半分くらいが近所のお店で働く人たちって感じなところが信頼おけそう。
カウンターで注文をしてお金を払ってテーブルにつく。
番号札をたよりに出来た商品をもってきてくれるというシステムで、カウンターの後ろ側にはオープンキッチン。
5人ほどの調理人がスパゲティーを作っていましたか…、注文してから麺を茹で、ひとつひとつキチンと調理をしているところにビックリします。
スパゲティーを2種類とった。
海の幸のたらこバターソースと、ベーコンと茄子のアラビアータ。
LL、それからLとサイズも2種類選んで、その大きさを比べてみます。
Lサイズで乾麺段階で180g。
LLサイズになるとなんと240gという分量。
気取ったイタリアンレストランだと、80g程度が一人前でつまり優に3人前のボリュームがある。
さすがにLLサイズはかなりの大きさ。
早く茹で上げるために麺は細くて、けれどかなりの時間、歯ごたえ長持ちする麺でこのコンセプトのため作られているんだろうなぁ…、って。
味も決して悪くない。
バターソースは塩が少々、穏やかでパスタを茹でるのに塩を使わず真水を沸かして茹でてるのでしょう…、物足りないのがむしろタップリ、量を食べるのに適してる。
たらこソースは最小限。
むしろ具材のエビやホタテ。
どれも小さく上等なモノではないけど、その持ち味がシッカリきいてて「海の幸のバターソース」という名が名前倒れになってないのがいいところ。
アラビアータのトマトソースは正直な味。
無理やりおいしくしようとせずに自然な味で、油で揚げた茄子との相性もわるくない。
カウンターの横に沢山の調味料。
ホットソースに粉チーズ。
塩に胡椒にと揃ってて、それを使って味をユックリかえていく。
オモシロイことにこれだけ分量があるといろんな味をたのしめ、とある瞬間、自分の好みの味に出会えたりする。
食べ終わったら食器はお店の人が下げにやってくる…、注文だけがファストフード的、それ以外はほとんどコーヒーショップというのが新鮮で、マッチョ系の大食いじゃなくエレガント系の大食いパスタ。
食わず嫌いはするものじゃないって思ったりした、オキニイリ。
関連ランキング:パスタ | 新宿西口駅、新宿駅、西武新宿駅
ところでたのしい動画を一本。
イギリスの格安メガネのチェーン店、「スペックセイバー」っていう会社のテレビコマーシャル…、なんですけれど、これがツッコミどころ満載ながら気が効いていてオモシロイのでご紹介。
裸のおっさん…、おそらく宿泊中のホテルなんでしょう、蒸気で曇って見えない部屋をサウナと思って入ってく。
ベンチに座って樹の枝で背中を叩いてフィンランド風とでもいいますか…、くつろぎはじめた瞬間になぜだか業務用の鍋が出てきて、蓋される。
途端に蒸気がなくなったらば、そこはなんとレストランの厨房でしたって内容で、「うちのお店でメガネを買ってればこんなコトもなかったのにネ」って言うのがオチ。
いくらなんでも鍋ひとつからでる湯気でこれほど蒸気は溜まらんだろう…、とか、厨房の中の匂いはどうなる?
そもそも厨房の作業台の高さまであのおじさんは、どうやって腰を落ち着けたんだろうと見ながらあれこれツッコミたくはなりはするけどオモシロイから許しちゃう(笑)。
ちなみにしかめっ面してソーセージに包丁グサッとやってるおじさん。
ロンドンでミシュランの星取りレストランを3つも持ってる「ゴードン・ラムゼイ」って有名シェフで、よくオファーを受けたよな…、ってそれが一番たのしいトコロ。
このチェーンがもしも日本にやってくるなら、テツヤカワゴエにオファーがやってくるんだろうか…、笑っちゃう。
[0回]
PR