新宿でちょっとお茶をと思ってさまよう。
新宿という街。
「平日にお茶」となると結構、便利にできてる。
昔ながらの喫茶店からカフェにファストフード系のコーヒーショップ。
選択肢の幅も広くて、かなり席数も用意されてる。
けれど休日、どこも一杯。
そこはどうだ…、と5軒ほどもをホッピングして、結局、どこもに振られてしまう。
もしやココは?と、街のはずれを目指して歩き、ドミニク・サブロンのブティックに空いたテーブルひとつ見つける。
なんとステキなコトでござろう。
地下に工房。
急成長中でいろんなところに支店が出来ていて、そこにパンを供給しているような場所。
そのできたてを買える売店のかたわらで、お茶を飲めるようになっている。
フランスのお茶。
ホットチョコレートなどなど、おしゃれな飲み物が揃ってて、なのにそれぞれ300円とか400円でたのしめるのがまずステキ。
お茶のお供に何か甘いものでもと、ショーケースの中をみたらば、マキシム譲りのナポレオンパイがあって気を惹かれるもホールごとじゃないと売ってくれない(笑)。
それでサバラン。
カップに入って、クルンとクリームしぼられたうつくしき様にウットリします。
ザックリ粗く焼けたスポンジの生地。
そこにタップリ、甘いシロップを吸わせてシットリ。
ポッテリとしたクリームが甘さ控えめで大人味。
生地にささったプラスティックのスポイドみたいな物体一個。
中に実はブランデーが詰まってて、指で押すとそれがスポンジ生地の中に注入されるしかけになっている。
ブランデーをしみこませ味わう大人デザートのサバラン。
それを、自分好みのお酒の濃度にして味わえるというこの工夫。
ちょっとハマった、オモシロイ。
お茶もおいしい…、特にホットチョコレートなんてコッテリ濃厚、休日の午後を丸々台無しにしてしまえるほど、おいしくってウットリします。
アコーディオンが奏でる「パリの空の下で」をBGMにボンヤリしてると時間が優雅にすぎていく…、ココは新宿二丁目一歩手前というのにネ(笑)。
関連ランキング:パン | 新宿三丁目駅、新宿御苑前駅、新宿駅
夜を家で料理をします。
どうにもこうにもグラタンを食べたくってそれでまず。
大正エビとホタテの柱…、スライスをした玉ねぎと一緒にいためて休ませて、カジキマグロの切り身をバターでソテする。
具材を軽く塩と胡椒で下味つけて、そこにホワイトソース…、それからエビの旨味が濃厚なアメリケーヌソースをくわえてフツフツ、一回沸騰させる。
軽茹でにしたペンネマカロニをくわえてバターをポンッと落として、お鍋の中のすべてがツヤツヤ、輝いてきたタイミングにて火を止め次のステップへ。
耐熱ボールにバターを塗り込め、それらを移してチーズをタップリ。
あとはオーブンでチーズに焦げ目がつくまで熱をくわえて上げるだけ。
表面がこんがり焦げてゴールデンブラウンに仕上がって、香りがまずはおいしく鼻をくすぐるゴチソウ。
ホタテにエビ、カジキマグロから旨味が出てきてソースにまじる。
そもそもアメリケーヌソースがコッテリとした旨味濃厚。
そこに素材の旨味がくわわり、舌に置いた途端にボンッと口の中で旨味がはじける。
しみじみおいしく、味わい深い。
マカロニペンネの量は最小限で他の具材の存在感が見事。
特にカジキマグロのフックラとした食感に、もうウットリで食べるスプーンがとまらない…、また作らなきゃ。
定番メニューに昇格させてやりましょう…、と思って味わう、オキニイリ。
夜の〆にうどんを茹でた。
グラタンも考えてみればマカロニ料理だからどちらも炭水化物。
ではあるけれど、おいしそうな細打ち仕上げのさぬきうどんを手に入れて、それでまずはそれを釜揚げ。
そのかたわらで出汁を沸かして、木の丼に刻んだ三つ葉にナルトに甘辛油揚げ。
茹で上がったうどんを入れて、グルングルンとかき混ぜすべてに熱を加えて出汁をザッ。
ムッチリとした麺の食感、やさしくて小麦の香りが口に広がる。
お揚げが甘みと油のコクを、ナルトが食感、三つ葉が香りのアクセントになり、夜のお腹が満たされる…、明日はユックリいたしましょう。
[4回]
PR