昨日の誕生日、友人たちが小さなパーティーをしてあげましょう…、と。
場所は渋谷の「ワイン食堂がっと」にて。
完全サプライズイベントで、ここでパーティーをするっていうのもくる直前まで秘密でござった…、ワクワク感が否応なしに盛り上がり、そしてお店にやってくるとテーブルの上には今日のメニューが書かれた紙が一枚ペラリ。
メニューの内容は「おこちゃまランチ」…、なんてウレシイサプライズ。
まずはナポリタン。
とは言え、イタリア料理のシェフが作るナポリタン。
パプリカ、ピーマン。
ナスを使ってまずカポナータを作っておく。
オリーブオイルでパンチェッタをカリカリになるまで炒めてそこにパスタを投入。
ちょっと細めのスパゲティーニ。
一旦茹でて、ボールの中で油をまとわせしばらくおいて休ませたモノ。
ナポリタンは茹で置きパスタで作るもの。
だからこうした心遣いがとてもうれしい。
ケチャップで味を整え、そこにエリンギ。
カポナータ。
味をひとつにととのえて、さあさあどうぞとやってくる。
コシをなくした麺がテロンとおいしくて、野菜のうま味が口に広がる。
やさしい味わい。
ハーブの塩で味わうゴチソウフライドポテトに、焼いたハーブソーセージ。
実はメニューにはフライドチキンとなっていたんだけど、準備が整わなかったというコトで急遽それがグリルソーセージになったというのであります、それもうれしくたのしいオゴチソウ。
そして次の二皿目…、ハンバーガーですって来たのがなんとカワイらしい。
チーズとニンジン、オリーブでクマさんの顔を描いたバンズが愛らしい。
パテは100%の和牛でつくった歯ごたえザックリ、肉のうま味が口いっぱいに広がっていく贅沢なパテで肉を食べてるって気持ちになれる。
しかもバンズはペリカンの中丸っていうロールブレッドで、この歯ごたえと甘みを帯びたうま味が一流…、噛めば噛むほど口の中でおいしくなっていくのがウレシイ。
よーく焼いた玉ねぎの甘みと風味で味わう趣向で、パテにつけた下味の塩と胡椒で十分おいしく味わえるのが、素材の力はスゴいねぇって思ったりする、アリガタイ。
それにしても、おこちゃまランチでシャンパンを飲む。
なんて贅沢。
そして痛快。
しかもそのシャンパンに負けてないほど、料理のひとつひとつがシッカリしているところにまたウットリ。
ビストロ厨房でこういう料理をつくるのって結構むつかしんだよね…、って。
岩井シェフが、今日は手強いメニューでしたと。
ひとつひとつの料理を作って出し続けるようにできてる厨房。
だから幾つもの料理を一つのお皿に盛りつけるお子様ランチスタイルの料理は苦手。
特にハンバーガーはかなりの手間をかけました…、って。
手間暇かけてつくった料理でもてなされるって、なんてステキと思う午後。
〆にカレーを…、ココのランチの名物カレー。
牛すじ肉をタップリ、トロトロになるまで煮込んでつくったカレー。
スプーンの背中で押すとほぐれるやわらかさ。
にもかかわらず口に入れると、奥歯でザクッと崩れる食感。
肉の実体を思う存分味わえるのがゴチソウ的でウットリします。
シェフが鍋を持ちだして、お替り必要だったらどんどん注ぎますぜ…、ってニッコリ笑う笑顔もたのしいおもてなし。
友人のひとりが作ってくれた王冠…、黄色いフェルトでできていてそれをかぶってずっと食事をしていると、王様気分でニコニコしてくる。
おまけのおみやげが駄菓子のセットで、子供の頃のお誕生会のコトをなんだか思い出してずっと笑顔がとまらない。
こういうコトをしてくれる友人がいてくれるというのがボクの一番の宝物。
53回目にして一番うれしいお誕生会…、感謝しました、ありがとう。
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