昼、野菜を食べに新宿へでる。
実は今年に入って、白いお米のご飯をいまだ食べてなかった…、それでどうにも炊きたてご飯が食べたくて、ついでにおかずは野菜だよネと。
それで「膳丸」。
新宿三丁目の駅上にあるビルの中にある店で、昨年秋まで創作料理のダイニングレストランとしてがんばっていた…、突然、改装。
そして名前を「畑の厨(くりや)膳丸」ってちょっと直して再登場。
野菜のおいしい食べ方を一生懸命提案しようとしていていいな、とちょっと思った。
昼は1000円バイキング。
野菜不足を今日で一気に解消しましょう…、とそれでやってくることにした。
それにしてもお店の入り口においてある看板に「ランチビュッフェ・バイキング」と書いてあるのがオモシロイ。
ビュッフェとバイキングってほぼ同じコト。
ランチバイキングではどこにでもある食べ放題のお店にみえて、それで「ビュッフェ」と言葉を挟んでおしゃれを装う。
…、ってコトなのかしら。
サントリー系らしき配慮にクスリとします。
惣菜系の料理があれこれ。
パリパリとした金平ごぼうが歯にたのしくて食欲わかす。
ヒジキや切干大根と、自分で料理をつくるときにはまず作らない。
けれどおふくろ料理の代表的なるモノが揃っているのがありがたい。
おからなんて、どのくらいぶり?
もしかしたら去年一年、食べてなかったかもしれないなぁ…、と。
思ってなんだかニッコリします。
野菜の天麩羅。
根菜類の煮付けとあれこれ。
ハンバーグだとかブリの照焼のような料理もあるのだけれど、やっぱり気持ちは野菜に向かう。
サラダはあんまり好きじゃないけど、野菜の料理はおいしく感じる。
昔は逆だったんだけど…、やっぱりおじさん、疲れてる?
バフェのお店には「当たり」と「外れ」の日があって、同じ店でもときによって並ぶ料理の差がでてくるけど、今日は当たりのひでありましょう。
いつもだったら野菜のしゃぶしゃぶコーナーに行列ができるのだけど、今日は他の料理でおそらく気持ちとお腹が満たされている…、だからノンビリ、それもよし。
正月らしさをだしましょう…、というコトなのでありましょうか。
雑煮があった。
とはいえ餅を煮込んだ雑煮を提供するというのは、バフェでは少々難しくそれでたのしい一工夫。
揚げた餅。
穴が盛大にあいたオカキのような餅がお椀に入ってて、そこに汁をかけると餅が汁を含んでトロンとなってく。
なかなかたのしい工夫であります。
汁がこれまた具沢山。
おすまし風のクリアな汁に白菜、お揚げ、里芋、鶏肉、それから竹輪。
芋煮のような雰囲気の汁。
揚げた餅にかけると揚げた油がキラキラういてきて、コッテリとしたコクも出てくる。
なにより体があったまり、トロンと餅もおいしくなってく。
ココのバフェの料理の中で、一番好きな定番がコレ。
モロヘイヤをおひたしにしたの。
トロトロしててなめらかで、なのに噛み続けるとシャキシャキ歯ごたえとてもたのしい。
ずっとシャクシャク噛み続けてると、ちょっと渋みがでてきます。
ほうれん草の渋味よりも数段強くてけれど渋さがなんだか「きいてる」って感じにひたれる健康的なる葉っぱ野菜。
ココはこれにお麩をくわえる。
お味噌汁に入っているような普通の板麸で、それが汁をゴクゴクすいこみ同じくトロンとしてくるところがなんとも旨い。
健康的にお腹を満たして、ごちそうさまと笑顔でお店をあとにする。
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そして夜…、正月モードの冷蔵庫の中、一掃セールな晩ご飯。
まずはお雑煮。
生のお餅にそろそろカビがはえはじめてた。
お水につけてふやかして、カビのところだけ削って使う。
鏡開きのときにやってたこのやり方。
昔の人は何事も無駄にせぬよう、いろんなコトを考えたんだなぁ…、って。
出汁をとり、そこにすき焼きで使い残した燒き豆腐。
それからタケノコ。
本当はすき焼き用にとかっておいた。
ウッカリしてて使い忘れていたものの、穂先の部分だけを切り分け出汁で煮込んだ。
それからお餅。
トロトロするまで煮こんでそこに白い味噌。
おもてなし用のお雑煮のお餅は別で煮こんであわせる。
けれどご家庭用の雑煮は最初から、一緒に餅をクツクツ煮込む。
形がなくなるくらいまでしっかり煮こむと、汁がトロンとポタージュ状になっていくからお腹にたまって喉越しまでもがおいしく感じる。
そんな雑煮をお椀にもって、三つ葉を刻んでパラッとのっける。
和製ハーブのような香りとみずみずしさに、ニッコリしながらハフっと食べる。
それからオカズをあれやこれやと、ありあわせの素材を使って作って食べた。
お好み焼きかたこ焼き作って食べようかと買っておいたキャベツがあった。
お外でお好み焼きを昨日食べてしまって、それを使って料理をふたつ。
ひとつは塩もみ。
サンドイッチ用のキュウリとキャベツを刻んで塩をもみこんで、袋の中でやすませる。
塩のうま味がほどよく入ったところで、山椒をふったら再びもんで、釜あげしらすをのっけて食べる…、簡単なのになんとおいしい、体がシャキッと潤う感じ。
それからキャベツとピーマン、チョリソを塩で炒めたの。
これは本当に塩と水だけ…、強火で鍋に蓋をして蒸し焼きにすると焦げの香りが香ばしくキャベツの甘みがぐっと引き立つ。
おいしい野菜は手間かけず、チャチャッと作るとなおおいしい。
刻んだネギと焼いた玉子で今日の晩のひと揃え…、ほどよきお腹が出来上がる。
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