昼を渋谷の「鳥竹」で。
ハチ公口をでて左側。
公園通りに背を向けて、かつては昼尚暗く、裏寂れた感満点だったエリアの真ん中。
今はマークシティーの足下で、人の通りは増えたけど一日、あまり日の当たらない暗さはそのまま。
まるで渋谷に思えぬ建物。
古びて小さき三階建ての昭和な感じのビル一本。
まるごと鳥若。
焼鳥の専門店でありまして、これが結構、はやってる。
渋谷に来る人はあんまりこない。
渋谷にいる人。
特に昔からここに店を構えていたり、あるいはずっと働いている人が多く集まるお店。
角に建ってる、on the corner。
一番目立つ角のところに焼き場があって、そこからモクモク、煙がでてる。
焼き鳥を焼く煙であります。
当然、匂いも一緒にでてきて、まわりをおいしい匂いに染める。
ランチタイムに出遅れて、着いた時間が2時ちょっと前。
昼の営業の終わりの時間のほぼ直前で、滑り込み。
それでもお店はほぼ満席で、カウンターの端に座って注文します。
焼き鳥丼…、串三本。
ここにはもひとつ、串が2本だけつくミニ焼き鳥丼が用意されてて、分量的にはそれでも十分。
けれど2本だと、鶏肉だけでレバーがつかない。
ココのレバーのおいしさったら、どうしようもないほど見事で、だから必ず3本たのむ。
生から焼いていますから、申し訳ない。
少々、お待ちいただけますか?と。
どうぞどうぞ、おいしく焼いてくださいな…、とユッタリ待ちます、5分強。
ここの焼き鳥は一切れ分がドッシリ大きい。
それを遠火の直火でじっくりやいてく。
タレをタランとからめつつ、焦がさぬようにジックリ時間をかけてやくから身はフックラと。
炭の香りをまとってやさしく焼けていく。
胸肉とネギ。
もも肉とネギというネギマ2本に、ムッチリとしたレバーが1本。
肉は程良く脂がのって、皮をきれいに剥いでから焼く。
鶏好きさんには物足りないかも…、けれど鶏の皮が苦手なボクにはうれしい。
サックリ歯切れてふっくらジューシー。
ネギが芯までやわらかで、トロンと甘いなピュレ一歩手前的なる食感たのしい、名わき役を演じてステキ。
なによりレバーが噛むとネットリ、奥歯、歯茎にまとわりついてご飯と混じって、ポッテリ濃厚。
冬の元気をもらうよう!
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夜を自宅でご飯を作る。
母から送ってもらったオカズを、あれこれ工夫をして燒きご飯。
玉ねぎを切る。
一個丸ごと。
ザクザクザクザク、細切り。
炒めても食感なくさぬようにザックリ細切りにする。
それからベーコン。
同じく細切り。
それから焼いた鮭、ほぐす。
母のオカズに入ってたモノ。
ちょっと塩味強めの鮭で、コンガリ焼けて香ばしのを、皮を外して骨を抜き手で潰すようにほぐして準備。
油をひいたフライパンにいれてジャジャっとまず炒めます。
日本酒パパっと風味をつける。
玉ねぎが透き通ってきたらばそこにご飯を入れて、ザザっとあわせてパラパラほぐす。
塩で味をととのえて、みじんに切ったピーマンと田舎の練り物刻んでパサッと放りこみ、そしたら一旦、火を止める。
ユックリかき混ぜ余熱であっためピーマンに汗をかかせる。
玉子を溶きます。
醤油でちょっと風味をつけて、フライパンの中のモノを片方によせ、あいたところで炒り卵にする…、そしてザザッと全部をあわせて出来上がり。
胡麻をパラッとちらしてあとはハフハフ食べるだけの焼き飯…、パラパラご飯がよくほぐれ鮭の魚の風味がおいしい、シャキシャキとした玉ねぎの食感が野菜いためて食べてるみたいな気持ちにさせてくれるコレ。
一緒に麺を作って食べる。
役所広司がテレビで「3回旨いって言っちゃうよ」って言ってるマルちゃんの正麺作る。
イーフー麺のように太くてまん丸の揚がった麺をお湯であっため、それをスープをはった器に盛り付けるだけ…、とても簡単にもかかわらず、これがおいしくビックリしちゃう。
ツルツルとてもなめらかで、しかし歯ごたえ、コシがある。
しかもヌルンと唇分け入るその食感は肉感的で、細かな穴が麺の表面にタップリあいているからでしょう…、スープをシッカリしがみつかせる。
麺そのものの味がおいしく、しかもなかなか伸びていかない、インスタントで麺がおいしいモノってかなり珍しくって、これはたちまちオキニイリ!
【注】正麺に麺の状態に対するご指摘
本文中で「揚げている麺に特徴的な」という内容の記述がありますが、この麺、揚げているモノではないとのご指摘。調べましたら、確かに麺を乾燥加工する段階で細かな穴を無数に開けているというコトでありました。
揚げていないにもかかわらず、揚げているようにすら感じる加工技術。
改めて素晴らしいと感じました。ここに訂正させていただきます。
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