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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    食事を終えて打ち合わせの前…、ちょっと時間の調整にコーヒーのみに渋谷の駅の南口。

    sibuc.jpg渋谷駅とは言えこの南口。
    従来の渋谷駅から延々歩いてやっと辿り着くほど遠い場所。
    もうこうなったら渋谷の駅を名乗るのは卑怯だろう…、ってくらいのところでその改札口のすぐ前にある「渋谷珈琲研究所」なるお店を使う。

    絶対、空いているんです。
    どんな時でも必ず好きなところに座れる。
    渋谷という街って、落ち着いてお茶が飲めるお店が少ない。
    だからちょっと歩いても、ココに来るだけの価値がある。
    珈琲研究所って名前の通り、コーヒーも結構シッカリ。
    ひとつひとつサイフォン点てをしてくれる。
    コーヒーの豆も、果物系とかビター系とか味の印象で表現していて、これが結構、わかりやすい。
    コクやうま味、苦味に酸味、それから甘みとチャートが用意されていて、選べるところもワイン的なる表現方法…、オモシロイ。
    サイフォンだてのコーヒーを、フラスコごと持ってきてテーブルの上で注いでくれる。
    高級喫茶店が最近とってるスタイルで、それを500円で味わえるってコストパフォーマンスも高いのだけど、やっぱり場所が悪いからかなぁ…。
    ブレークしない。
    でもJR系の会社がやっているから多分、潰れることはないだろうしブレークしないでくれるとこうしてユックリできる(笑)。
    申し訳ないと思いながらも重宝いたす…、今日もまた。
    shibuya.jpg渋谷の街で打ち合わせを終え、表にでたら日が暮れてて、夜の渋谷がキラキラ光る。
    渋谷駅前のスクランブル交差点。
    その交差点越しにみるネオンビカビカしたこの景色が、恐らくハリウッド映画で取り上げられる東京の代表的な景色のひとつ。
    海外的な東京は銀座でもなく浅草でもなく、渋谷という街。
    これが現実、オモシロイなぁって思ったりする、何故なんだろう。

    そして移動で丸の内。
    父が田舎から出てきているので、一緒に食事をいたしませう…、とそれでおでんの「こなから」に来る。

    oden.jpgお茶の水の路地裏でひっそり、おでんを炊いていた下町風の老舗のお店。
    ひょうたん型の大きなおでん鍋が売り物。
    大小楕円の鍋が一つにつながっていて、大きな鍋は深くて温度が安定している。
    小さな鍋は浅く温度が上がりやすくて、その鍋の間を種を行ったり来たりさせながら、おでんをやさしく炊き上げる。
    そのスタイルがとっても好きで、昔の事務所から近かったこともあってそれでよく使ってた。
    新丸ビルのお店ははじめて。
    どうなんだろう…、と思ってくると、鍋は本店の鍋とおんなじ形、大きさ。
    なんだかちょっと、ホッとする。

    オススメのおでんをくださいませんか…、とお願いすると、大根、ゴボ天、レンコン餅がやってくる。
    シッカリ出汁を含んだ大根はここの名物。
    レンコンをすり、その粘り気で魚のすり身を練ってまとめて揚げた。
    ネッチリとした食感が噛んだ瞬間、イッタイ何?ってそれでユックリ味わって、なるほどこれがレンコンか…、と意外性をたのしむおいしさ。
    昆布に玉子、ちくわぶ、それから椎茸しんじょをお替りにする。
    関西生まれのボクにとって、未だにちくわぶっておでんのネタには信頼できないところがある。
    餅のようで団子のようで、なのに練り物みたいな感じもしてそれでいつもは敬遠するのだけれど、ここのこれは本当においしい。
    良く煮込まれて、ネットリすべすべ、味わい深い。

    odensime.jpg〆を汁漬け。

    汁漬けなんてメニューはない。
    ココのお食事はそぼろご飯に胡麻うどん、それからご飯とおでんの出汁を使った汁とお新香がついたお食事セットが用意されてて、ご飯に汁をかけて味わう買って汁漬け。
    おでんの玉子をサクッと割って、汁のみつばを添えて味わう。
    玉子の黄身をとかしつつ。
    それでコクと風味を出して、サラサラするとスキッとおいしい。
    おでんの命は出汁のおいしさ。
    ココの出汁はゴクゴク飲んでもクドさを感じず、しかもこうしてご飯にかけても十分、味を主張する。
    だし巻き玉子や、茄子の揚げ出しをおかずにしながら汁漬けサラサラ。
    どのお料理も出汁がシッカリきいていて、おでん屋らしい料理であるのにホッとする。
    それにしても親子でおでんをつまみつつ、語り合える年齢にボクもなったか…、としんみりするのもまたゴチソウ。
    今日は一日、西に東に移動の一日…、お風呂に入ってあったまろ。

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    ■ コメント一覧
    渋谷珈琲研究所
    こんなところに、そんなお店ありましたっけ?
    移動販売車が置かれた唐揚げのお店や、とってもピッツァが美味しいお店は知ってますし、このすぐ近くで開業したお店をお手伝いしたのですが・・・
    koutagawaさん / 2011/03/10(Thu) / URL
    改札ド真ん前
    > koutagawaさん
    橋上駅の改札を出た真ん前。
    表からみると、ちょっとパッとしないお店なんですが、中に入るとなかなかに居心地の良い空間です。
    サカキシンイチロウさん / 2011/03/10(Thu) /
    南口
    なるほど南口ですか!
    恵比寿渋谷界隈でゆっくりできるカフェを探していたんです。
    特に渋谷は絶望していたけど南口は盲点でした。
    今度行ってみます!

    れきさん / 2011/03/11(Fri) /
    恵比寿に渋谷
    > れきさん
    恵比寿も渋谷も気の利いた普通の喫茶店を捜すのがとても難しい場所ですよね。
    このお店。
    渋谷とは思えない、ポワンとした雰囲気が悪く無いです。
    コーヒーのお替りが半額っていうサービスも、長居するのにはピッタリです。
    サカキシンイチロウさん / 2011/03/11(Fri) /
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