サカキノホトンブログポールバセット・ポールバセット

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ポールバセット・ポールバセット

朝食終えて、ふらっとよったお店でちょっとたのしいサプライズ。

場所はポールバセット。
朝の打ち合わせを、ココでのんびりいたしましょうよ…、と、テクリときました。

朝のココは気持ちイイ。
のびのびとした空間もいい。
けれどなにより、壁も仕切りもほとんどなくて同じ空間を共有しているサルバトーレのランチの準備。
厨房の中の仕込みの気配や、掃除をする音。
朝礼の声。
今日一日をはじめるエネルギーが空気にのってただよってくる。
その充実感に満たされるって、感じがとても気持ちいい。
天窓からお店の中におちてくる朝の光が今日はとてもすがすがしい。
昨日の雨で空から湿気がなくなって、空気が澄んでキレイなのでしょう…、いつも以上に明るい感じ、眩しいほどでニコリとなった。

アイスルンゴとカプチーノ。

カウンターでお願いをして作ってもらってできる寸前。
お店の人が耳打ちします。
「今日はポールバセットがココにやってくるんですよ…」。
最初はどういうコトか、にわかにはかりがたくって、ぼんやりしてたら、ほら、この人が…。
そう指差す先にはココのお店の由来になってる、世界一のバリスタって称号持ちの「ムッシュ・ポールバセット」が。
なるほど確かに朝というのにフルスタッフ。
みんなニコニコ、しかもソワソワ。
ボクたちの作るコーヒーを飲んでもらえると思ったら、もうワクワクしてしょうがないんです。

５分ほどして長身のムッシュバセットがお店に登場。
一瞬、お店の空気が緊張したのだけれど、エスプレッソマシンのプシュッと湿った音に続いて軽く短い拍手が聞こえる。
そして小さな笑い声。
次々、エスプレッソを落とす音。
君たちみんな、ごきげんだね…、みたいな感じが声が続いてお店の空気がどんどん明るくなってくる。
人を緊張させっぱなしの「偉い人」。
ボクはかなり苦手なタイプで、けれどその一方で「その人がいるとその場の空気が暖かくなる、なのにカリスマ」という人がいる。
そうした人になりたいなぁ…といつも心がけていて、今日、そんな人に出会ったステキ。
今日はなんだかうれしい日。

ちなみに今朝のご飯は天金。

新宿西口の和食屋さんのいつもの朝食。
今日は打ち合わせ前の友人と一緒に食べた。
手前のボクは豚汁定食。
向こうのお膳には鮭の塩焼き。
どちらもご飯と海苔と漬物。
シラスおろしがついてきて、見慣れた料理が見慣れたテーブルの上にならんでいるだけなのに、なんだかたのしい。
一人で食べるご飯より、二人で食べるご飯ってなんでおいしいんだろう。
特に朝。
一日はじめの貴重な時間をだれかと一緒に食事することに費やせる。
なんだかステキ…、ありがたい。

それにしても今朝。
ここのお店は大混雑。
１０時ちょっと前という通勤ラッシュがもう終わりという時間にあって、ほとんど満席。
ボクらが座ったそのあとに、女性客が一組やってきてそれでキッチリ満席になる。
しかもビックリ。
３組みほどの人が朝からジョッキでビールを飲んでいた。
仕事終わりという感じじゃなく、普通のサラリーマン然とした人たちでこれから仕事をする前の気付けのビール？なのかなぁ…。
今日はどこかでめでたいコトがある日かもと、そんなコトを思ったりした…、金曜日。

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