サカキノホトンブログハンカチーフの日の朝のコト

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ハンカチーフの日の朝のコト

今日、１１月３日は文化の日。
…、でもあるけれど、それと同時に「ハンカチーフの日」なんだそうであります。
しかもこれ。
かのマリーアントワネットに因んで決まった、というのですね。
なんだかスゴい。

美とモードに生きた人であります…、マリーアントワネットさま。
彼女がある日、こう思いつく。
なんでいろんな形のハンカチーフがあるのでしょう？
すべてのハンカチが正方形であれば、この世はもっとうつくしくなるのに…、とそんな言い方だったかどうかは定かではありませぬが、まぁ、彼女の鶴の一声。
ハンカチというものは正方形であるべきだ！という意見から、フランス国内では正方形以外のハンカチを作るべからず、っていう法律までできちゃったという。
で、彼女の誕生日が11月2日。
その日に近い祝日の今日が、ハンカチーフの日になった…、というコトなんだって！
おもしろい。

たしかに、ハンカチってほぼ間違いなく正方形。
汗を拭うという役目のことだけ考えるなら、別にタオルの用に長方形でもいいはずで、なのに世の中には正方形のモノしかないというその理由。
恥ずかしながら今日この日まで、ボクは一度も考えたなかった。
なんたる手落ち。
他にもボクらが当然と思っていながら、実は意外な理由をもったいろんなことがたくさんあるに違いない。
好奇心を煽ってくれるステキでたのしい記念日の今日。
厳しい夏に大活躍したハンカチの本格的なるメンテナンスをするのもいいか…、と思ったりもした、真っ青な空。

さて、そんな日の朝ご飯。
正方形の食パンで正方形のサンドイッチを作りましょう。

トーストしたパンに、薄切りの丸いイタリアンソーセージ。
チェダーチーズをのっけてまたソーセージ。
チーズにそれからまたソーセージと具材タップリ、ミルフィーユ状のサンドイッチにして食べる。
味はシンプル。
フレンチマスタードとマヨネーズをほんの少々、うっすら塗って、それでは足りぬ残りの味はチーズの酸味を帯びた旨味とソーセージ。
それにパンの甘味を借りてくる。
つまり素材の持ち味だけで必要十分、ドッシリとした味わいとなるのがなんだかうれしい、ありがたい。

具材の力に負けないよういつもよりもちょっと分厚いパンを選ぶ。
バターをタップリ練り込んだ、シットリとした食パンでだから焼くとコンガリ。
見事な日焼け色に焼き上がり、甘い匂いで部屋の中を満たしてく。

ハムに比べてフッカリとした、空気をタップリ含んだソーセージ。
ひとつはボロニア。
もうひとつはピスタチオやラードがプツプツ散らばったモルタデッラ。
軽い食感。
けれど肉の風味はドッシリしてる。
それにあわせて、ムッチリしてて口の中でトロトロになりまるでマウスピースのように歯茎をガッチリ固めるような、チェダーチーズの濃厚な味。
野菜を使わず、ムッチリとした食感だけの素材を使ったこの組み合わせ。
ボクにとってとてもアメリカという国を思い出させるなつかしい味。

時差のためお腹が上手く動いてくれず、だからへんてこりんな時間にお腹がすいたりしたりする。
例えば夜中。
あるいは明け方、空きっ腹に我慢できずに目がさめたときのため、ホテルに付いたら最初にパンとチェダーチーズとハムと買う。
真っ暗な部屋の片隅で一心不乱にサンドイッチを食べるボク…。
ちょっとホラー映画みたいでしょうか？…、でも至福のひと時。
アメリカのチェダーチーズはもっと堅くて苦みがあって、口の中をモサモサさせつつお腹をしっかり慰めて、それからベッドに再び戻る。
そんな思い出、なつかしい。

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2009/11/03 (Tue) ダイアリー Trackback() Comment(2)

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無題

そういえば大小さまざまなハンカチも、形は正方形ですね。
日本手ぬぐいは長方形。タオルも長方形。でもハンカチは正方形。考えてみたら、不思議な話です。
日本では正方形のものを作ろうという発想をした人はなかったんでしょうか。
枡なんかは正方形ですし、ありそうですが。
そういえば祝儀袋や封筒も長い四角。ちょっと面白いですね。

サンドイッチの画像で思い出しましたが、いま発売中の雑誌「Hanako」がパンの特集ですよね。
サンドイッチのおいしい喫茶店が紹介されていて、そそられましたよ。

ryoko*さん / 2009/11/03(Tue) /

編集

カレ

> ryoko*さん
正方形という形。
例えばスカーフも正方形。
西洋絵画のモティーフやタイルなんかも正方形が多いですよね。
西洋の人たちの感性のなかに正方形に対して特別ななにかが折り込まれているのかもしれないなぁ…、って思いました。

パンの特集。
さっそくチェックさせていただきます。

サカキシンイチロウさん / 2009/11/03(Tue) /

編集

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