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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    家の近所のベトナムレストラン。
    ティンフックで晩ご飯をとる。

    9495aae5.jpegずっとここの激安ランチばかりを食べてて、お店のママに「たまには夜にも顔出して…」ってこの前、言われた。
    母国を遥か遠く離れて、日本でこうしてがんばっているママのたのみは抗しがたくて、それでテクテク。
    それにしても強い風。
    冷たい雨が混じった風がビュビュンワワォンってふきつけて、いろんなモノが吹き飛ばされてる。
    秋の嵐…、っていう感じ。

    わぁ!ありがとう…、って厨房の中のおかあさんに出迎えられて、ああ、来てよかった。
    温かい料理を下さいって、それでイカ団子を揚げてもらった。
    暑いベトナムの料理はどしても体を冷ます料理が多くて、こうした熱々揚げ物も生の野菜の上にのっかりやってくる。
    生のイカを包丁で叩くようにしてミンチにし、それをまとめてカラっと揚げたの。
    だからプチュンとすり身のようで、でもところどころにゴロンゴロンと大きなイカの塊もある。
    手作り。
    素朴な食感で、けれど味わい力強い。

    0441af78.jpegあわせてお酒をもらおうと、紹興酒をボトルでもらおうとそう思った。
    けれど多分、まだ日本にやってきて間がない新人スタッフ君がボクの注文を間違えて聞いちゃった。
    それでやってきたのが、透明な液体で満たされたオンザロックの小さなグラス。
    なんだろう?って香りを嗅ぐとナッツの匂い。
    アーモンド?
    それともヘーゼルナッツの香り?
    ほのかに甘いやさしい香りで、なのに口にそっと含むとスカンと広がるサッパリとしたアルコール分。
    香りを裏切る甘味をもたない、例えばジンから苦い香りを全部取り去り代わりにナッツの匂いを入れた。
    そんな味わい。
    聞けば「ネップモイ」っていう餅米で作った焼酎。
    ベトナムの大衆的なお酒なんだというんだね。
    たしかにここのニュクマム臭をタップリ含んだクセある料理にピッタリとくる。

    揚げ春巻きを葉っぱで巻いて、ライムで割ったスイートチリソースをタップリつけてパクッと食べる。
    そしてコキュっとベトナムの酒。
    口の中が南国になっていくのがたのしい。
    新人君が間違わなけりゃ、多分、永遠に経験せずに終わったたのしみ。
    結果よければ、すべて良し。

    f614f5dd.jpeg体をあっためてくれる炒め料理。
    海老と玉子のカレー炒めというのをたのむ。
    セロリ、タマネギ、ピーマンと才巻き海老をカレースパイスでササっと炒める。
    素材からでた水気の中に、溶いた玉子をそそぎこみ強火でガサガサ、油と一緒にいためていくとホロホロまとまり、まるでそぼろのようになっていく。
    海老の旨味とカレーの風味をタップリすった玉子そぼろが、具材にビッシリこびりつき、それと一緒にスプーンですくって食べるとなんと、おいしい、旨い。
    カレーというと、シットリとして滑らかな料理を即座に思い浮かべる。
    そんなボクらの貧しい発想を笑い飛ばすようなたのしい料理。
    ほんとはこれでご飯を食べれば、最高なんでしょう。
    あるいはココの鶏を煮込んだ田舎風のサラサラカレーと混ぜて食べると、それぞれの味を引き立てあってすんごくおいしくなるに違いない。

    けれど…。

    今日はも一軒、いかなきゃいけないお店があって、それでここで〆することを遠慮する。
    あら、カレーを食べていかないの?って哀しげな顔するママにごめんなさいね…、っていいながら大風の中を歩いていきます。
    弁天庵。

    9f894cbc.jpeg実は「鍋焼きうどん」が先日スタート。
    ほぼ一年ぶりのご馳走にありつこうと、それで今日。
    というのも午後3時からの時間限定販売商品ということで、例えば週末の昼なんかには食べることができぬ商品。
    たしかに手間がかかる料理でもある、それでワザワザ。

    それにしても夜のこの店。
    すっかり「飲めるお店」のイメージが定着したようでありますね。
    焼酎、ビールを飲みながらまずはつまみをつまんで最後に蕎麦で〆。
    そんな食べ方をしている人がほぼ半分という状況。
    立ち飲みの店で立ったまま飲むより、セルフサービスではあるけれど座ってジックリたのしめる店。
    たしかに便利に違いない。

    さてさて、一年ぶりの鍋焼きうどん。

    92d41d7b.jpeg期待通りのこの勇姿。
    グツグツ沸き立つ土鍋の中に角ばった麺。
    しいたけ、かまぼこ、ネギに麩、それから落とした玉子が一個。
    具沢山にしてとてもにぎやか。
    しかもこれに海老のかき揚げ、それに小さな茶碗にご飯がひとつお膳にギッシリ並ぶ。
    見事なり。
    甘辛い出汁。
    コクはあるけど決して辛くはない絶妙で、汁替わりにしてご飯を食べることさえ出来る。
    箸で触るとホロホロ崩れる儚いほどの天ぷら衣。
    それをうどんの上にパラっと散らすとみるみる、スープが油で汚れてく。
    おいしい汚れ。
    油の旨味が出汁に混じって、うどんをスベスベ、なめらかにする。
    ああ、おいしい。
    蕎麦+ここのかき揚げもおいしいけれど、より力強いうどんにここのかき揚げのこの絶妙なる相性に、ウットリしながらハフハフ〆る。
    ゴキゲンな夜、風の夜。

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