おやつどきと夕方のちょうど中間くらいの時間…、打ち合わせをかねてお茶を!と。
代々木ビレッジっていう不思議な施設にやってきます。
都心の駅前、代々木ゼミナールのビルの横に突然、姿を表す木々に囲まれたのびやかな空間…、ずっと長らく大きな工事囲いにかこまれていて、そのうちマンションかオフィスビルになるんだろうなぁって思っていたら、庭ができてそこにポツンポツンとカフェやレストランができていた。
女性だけで運営しているパン屋さんや、イタリアンレストラン、どこもこだわりがあってココにしかないお店になろうって一生懸命がんばっているのが、なんだかステキ。
エスプレッソバーでエスプレッソを買って飲みます。
「ルーツ&ビートコーヒー」って店。
Roots and Beatの頭文字は「R&B」。
リズム・アンド・ブルースの頭文字とおんなじなのがなんだかステキ。
お店自体は小さな小屋…、こじんまりした箱の中にギッシリ、エスプレッソマシンにカウンター。
キッチンなんて人が一人たったらそれで一杯になる狭さだし、客席だってテーブル3つ。
お店の前の庭に面したところにガーデンチェアが置かれてて、天気がいいからそこでゆっくりお茶をしながら打ち合わせ。
エスプレッソをドッピオで。
スティックシュガーを2本、底に沈めて上にエスプレッソを注いでください!
そうお願いして、作ってもらった。
トロンとトロミを感じる、香り高い見事なエスプレッソ。
苦味がスキッと鮮やかで、酸味は最小。
だからお腹にもたれない。
一口すすってお水を飲むと、口の中でアメリカーノになっていく。
軽くカップを揺すりながらひと舐め、ふた舐めしているうちに、徐々にエスプレッソに砂糖が混じって甘みが滲む。
不思議なコトに甘みが入ると苦味がピリッと引き締まる。
半分ほども飲んだところでスプーンでグルグルかき混ぜて、溶けたコーヒージェラートのようなコッテリ味の味わい深い飲み物、味わう…、オキニイリ。
コストパフォーマンス抜群の、カプチーノやラテも見事で贔屓にしようと思う昼。
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それからひとつ、また打ち合わせにて家に帰ってボンヤリとした。
昼はスッキリ青空で、ひなたにでるととてもあったか…、けれど雲がなくって地面近くのあったかをすぐに手放し、夜になったら急に気温が下がってきます。
春の嵐に春の空、そして春の花冷えと春らしきこと、この上なき今日。
夜を友人たちと一緒にご飯…、家の近所の「紅とん」に来る。
比較的早い時間にやってきて、いつもだったらのんびりとした雰囲気のはず…、ところが今日はほとんど満席、しかもおじさんサラリーマンたちが4人、5人と連れ立ってやってくるからお店の色が濃い灰色で、ココは新橋?って思うほど。
メニューが一新されていまして、新商品をあれやこれやとためしてみました。
蒸した豚足、豚バラ肉を塩焼きしたもの、それから豚串。
今年の春のここの売り物素材は豚肉。
なんと昼間に続いて夜も豚肉料理で今日は豚の日となった(笑)。
串焼き類は相変わらず一本単位でたのめるところがありがたく、ササミにしろ、それから皮とあれやこれやとたのんで試す。
でも一番、おいしくってオキニイリなのが赤ウィンナの揚げたモノ。
プチュン、ムチムチ、食感たのしくナツカシイ。
感心したのがジャガイモとチョリソを油で煮た料理。
スペイン料理の代表的な料理の一つ、アヒージョってオリーブオイルでマッシュルームやエビを煮込んだ料理があるけど、それをなぞった居酒屋料理。
オリーブオイルに塩をタップリ、ニンニク、それから鷹の爪。
そこにジャガイモの水気が混じってトロンと乳化したオリーブオイルが素材にからんでなんともおいしい…、お酒がすすむアイディア料理になっていた。
サラリーマンのおじさん比率が高いと空気が煙たくなってくるのがつらい…、ほどよくお腹に料理を入れて失礼しますと店を出る。
それから〆をお好み焼きで。
ワイワイっていう四谷三丁目に昔からあるお好み焼きのお店に来ました。
どこにしようかとちょっと悩んだ。
最初に思い浮かんだ店は「キッチンタカ」…、ポークジンジャーかオムライスで気持ちよくと思いもしたけど、頭の片隅にカツ丼がチラッとちらつく。
それで「鈴新」に向かうもやっぱり、油のモノは避けましょうと。
それで広島お好み焼き…、野菜でお腹を満たす〆ならなんとかなるかとやってくる。
来ればお店は貸切状態。
来てあげて良かったなぁ…、と思ってまずは豆腐を焼いてもらいます。
普通の豆腐。
絹ごし豆腐を鉄板の上に並べてそこにタップリごま油。
塩と胡椒でよく焼いて、アルミホイルのお皿に移してポン酢をかけて出来上がり。
この上もなく簡単なレシピでありつつ、フックラなめらか。
お好み焼きができるまで、豆腐をつまんでここのお店のご主人の、芸術的なる手際をニッコリ、眺めてたのしむ。
ベテランなのにとても初々しくて今日も、何度か素材をスリップしたりカウンターの中を右に左にと行ったり来たり…、愛嬌たっぷり愛らしい。
とは言え、出来上がったお好み焼きは一流です。
シンナリとしたキャベツにほんの少しの生地、魚粉とソースと豚肉とうま味をもらってフックラ仕上がる。
なによりココのそばが細くてバッサリ食感軽快で、お腹にもたれぬ夜のゴチソウ。
だから焼きそばにして食べると麺の爽快にして軽い食感が際立って、モヤシのシャキシャキした歯ざわりを思う存分たのしめる。
これは粉物なんかじゃなくて、野菜をタップリたのしむ料理。
そんなふうに思い聞かせて、それでお腹を満たして帰る…、明日は出張、早く寝る。
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