サカキノホトンブログあんかけ焼きそば、オバルチン

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あんかけ焼きそば、オバルチン

新宿駅の西口の地下…、京王モールの中にできた赤坂璃宮の譚調理長プロデュースの店。

なんだか気になる存在で、今日もちょっと覗きに来ます。
ラーメン店ではないお店。
けれど中国料理の麺を売ってるお店。
料理屋さんと麺やご飯のお店の真ん中。
専門料理店の〆の麺、的料理を売って、それでお客様を満足させようというこうした試み。
今までいろんな人がしようとしたけれど、どこもなかなか定着しなかった。

この店は？って近所に来るたび注意してみる。
いつも結構、人が入っているのですよね。
しかも女性のお客様が多く感じる。
年齢にして５０前後の落ち着いた、量より質を求める人達。
新宿の百貨店のデパ地下で、日常的に食品を買うことを好む御婦人方に、発見されてそれで馴染みの人が徐々に生まれ始めているのじゃないか…。
そんな感じがするのであります。
商品自体が上品でギラギラしてはいないところと、赤坂璃宮という名前が決め手になっているのかもしれないですネ…、今日もほどよく御婦人方でにぎわっていた。

五目焼きそばをたのみます。
ここのお店のメニュー構成。
食券販売機の並び方とか、ポスターなんかの写真の撮り方をみていると売りたかったのは香港風のチャーシュー麺。
けれどいつきても、それが出ている試しがない。
ワンタンメンや坦々麺が最初はかなり売れていて、普通のラーメン店とは違ったモノをみんな期待をしてくるからでしょう。
夏が近づき蒸し暑くなるにしたがい、焼きそばだったり涼麺だったりがでるようになってきたようで、今日も半分くらいの人が焼きそばたのんで食べていた。

麺を茹でる。
そして炒める。
炒め終わったらそれをお皿の上におき、あんかけあんをザザッと作る。
大きな中華鍋をふりふり、大飯店でとろみ料理を作るとまるで同じ手順で手際よく。
それを麺の上にかけ、これまた別に仕上げていた青菜やエビを貼っていく。
手抜きをしない丁寧で、だからちょっと時間がかかる。
最近、新しくできたお店でそこそこ流行ったお店にいくと「ちょっと時間がかかる」お店がほとんど。
そういう時代なんかもしれない…、って思います。
専門店的な華やかなお皿にたっぷりと。
麺が完全に覆われて、しかも溺れるくらいタップリ、あんや具材が使われていてとっても豪華…、目にもおいしくヨダレがでます。

香港風の極細の麺。
そこにタップリのオイスターソース味のあんがかかって、トロンとしている。
細くて揚がった麺にタップリ、そのとろみあんがまとわりついて、口に入るとみずみずしくてビックリします。
普通の汁そばなんかよりも、口の中が潤う感じにもうウットリとしてしまう。
焼きそばではない。
汁そばでもない、第三のそばって言う感じ。
白菜、人参、キノコと野菜がふんだんで、エビやイカに帆立が混じる。
海鮮五目という但し書きが、決しておかしくないほどのよき出来栄えに感心します。

カウンターの中の厨房の調理の手際もまた見事。
まだためしてない料理がいくつもあって、これからしばらく通わなくちゃ…、と。
ただどうだろう。
床が油でちょっと滑る感じがするのが気になるところ。
油をあまり使わぬレシピではあるけれど中華鍋を振るとどうしても油が飛散してしまう。
忙しくって掃除する暇があまりないのか…、ちと残念に思うなり。

次の仕事の時間まで、時間調節をかねてスタバでホッとする。

冷たいモノをコクリとやりたい。
それでアイストールヘーゼルナッツソイラテにする。
ボクにとっての夏の飲み物。
昔、毎年好例のハワイの研修旅行のおやつ。
寝る時間もあまりないほど忙しく、疲れるんだよ…、って愚痴を言ったらちょっとコレを飲んでごらんよと。
友人に勧められて、初めて飲んで癒されて、それでボクの夏のお気にいりになったんですネ。
ヘーゼルナッツのコクのある風味と甘みが、ソイの緑の香りと混じってコーヒー味というよりちょっとココアな感じになるのです。
けれどスッキリさわやかでゴクゴク飲める。
ちょっとなつかしい味わいもあり、なんでこんなになつかしいんだろう…。
ずっと思ってた疑問の答えがみつかった。

オバルチンの味がする。
大豆の風味とヘーゼルナッツ。
それに焦げたコーヒーの香りが混じって麦芽っぽさを出してるんでしょう。
チョコレート味の麦芽の粉末。
それをミルクに混ぜて飲むという「強い子のミロ」をもっと力強くした味…、香港の喫茶店に行くと「阿華田（オーワーティン）」って名前で売られて、結構、人気があったりする。
香港の買い物づかれに効く飲み物でもありました。
まとめモノをしながらボンヤリ飲みながら、気づけばカップが白いレシートの上に乗っかり、それが白い影のように画像にうつってオモシロイ。
さてさて仕事といたしましょう。

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2011/07/15 (Fri) ダイアリー Trackback() Comment(0)

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