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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    スタバで朝を迎えます。

    stabasiren.jpgコーヒー屋さんでの朝が続くここ数日間。
    食欲が無いというわけじゃない。
    だってコーヒーとお共に食べてる料理がみんな、コッテリ味のものばかり。
    食欲健在。
    本当だったら、ちょっとぐらい、夏バテ気味で食欲なくって夏痩せしちゃう…、って言ってみたくなるところ。
    痩せる気配はとんとない。

    おいしいコーヒーが飲みたいのです。
    冷たくしてもおいしいコーヒー。
    不思議と喫茶店のアイスコーヒーは、味がぼけてるコトが多い。
    落としたての温かいのを飲むとやっぱり、喫茶店のコーヒーは日本のコーヒーってウットリするけど、なぜだかそれを冷やすとボケる。
    そのボケを砂糖で甘みと風味をたして、うま味に変える飲み方がずっと昔からあったのでしょう。
    その点、エスプレッソ系のコーヒーを扱い慣れてる黒船系のお店はみんなアイスコーヒーがおいしく飲める。

    a01f2d4d.jpeg特にスタバ。
    そもそも熱いコーヒーに高い値段を払う習慣がなかったアメリカ人に、冷たいミルクドリンクとしてエスプレッソを売った店。
    だからもともと、冷たくしても味がボケず、壊れずおいしく感じるように出来ている。
    抽出をしたばかりのエスプレッソを氷で冷やして飲む飲み方もおいしいけれど、なぜなんだろう。
    ドリップ式であらかじめ落として冷ましたアイスドリップもおいしく感じる。
    豆の性質。
    焙煎方法。
    抽出方法に多分、特徴があるんでしょう。
    甘くて風味豊かでしかも、苦味がくどくないのが見事。
    ひさしぶりに見つけたソーセージパイをあわせて朝のゴホウビとする。

    今日はちょっと歩いたのです。
    朝早起きして、それでテクリテクリと家の周りをウォーキングして、シャワーを浴びて家をでた。
    そんな程度の運動でこの油まみれが帳消しになるとは決して思わないけど、でもゴホウビで(笑)。
    カサカサではなく、シットリとしたパイの生地。
    手にすぐ貼り付いて、それを口でこそげとったら指がしたたか濡れている。
    水じゃなくって油がついて、テカテカしててそれがいとしい。
    プチュンと歯切れるソーセージ。
    スパイシーでガシッと歯茎に喰い込むような力強さがちょっと好き。

    それにしてもこの店の、スタッフさんのステキなコト。

    864cd48f.jpegおはようございます。
    暑いですネ。
    いつもありがとうございますって元気にお客様に声をかけつつ手を休めない。
    オフィスビルの2階にある店。
    ここの近所に他に3軒、スタバは大型店舗を持ってる。
    しかもその3軒はどこもうんざりするほど混雑。

    ココは隠れ家風ロケーション。
    だから静かで、しかもオフィスのおなじみさんが多いのでしょう。
    今日はお元気そうですネ、なんて、特別な言葉や会話がが自然に飛び交っていたりする。

    ドリップコーヒーを一杯たのむと、もう一杯が100円で。
    そんなキャンペーンで来店頻度をあげようとするのも、それはそれでよい工夫。
    けれどこうしてステキな人にまた会いに来よう…、って思う気持ちが本当の意味での来店頻度を上げるんですよね。
    そういえばボクにとっての特別な、かつて通い慣れたスタバ。
    最近、ずっと行ってない。
    寄り道をして行ってみようか。
    あのスタッフさんのステキな笑顔にまた会えるなら寄り道だってステキなゴチソウ…、散歩のルートが決まった感じ、さてお仕事に向かいます。

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    朝食したあと、東京駅の近くで仕事…、そのあととって返して新宿に行く。
    ひさしぶりのブラックエプロン。
    次の仕事の準備をします。

    3bdd47b8.jpeg新宿のマルイの2階にある店。
    コーヒーのエキスパートばかりが働くプレミアムショップというコトで、鳴物入りでオープンしたのが2年ほど前。
    プレミアコーヒーをフレンチプレスで入れてくれ、しかもバリスタさんと話をしながらたのしめるという、この売り方は実は一部の他の店でははじまっている。
    「スターバックスリザーブ」って言うかつては本当に一部の店でしか扱ってなかったコーヒーがいろんなところで飲めるようにもなっていて、ブラックエプロンじゃなくちゃいけないモノは徐々に減っている。
    けれどなぜだか、ココは特別。
    プレミアムコーヒーが味わえる店はたくさんあるけど、店が丸ごとプレミアムな店は多分ココだけなのでありましょう。
    空気が違って感じるのです。
    華やかな、しかしちょっと緊張感がある、けれどとても心地良い。
    そうした空気が何で、出来ているのか?
    そう思ってお店のはしばし眺めてみると、インテリアとか商品だとかは普通のスタバと違いがない…、なのに違った理由はひとつ。
    そこで働いている人がプレミアムだからだというコト。
    それに気づいてニッコリします。
    特に朝の時間帯。
    買い物客がついでにやってくるのではない、ココをワザワザ目指してやって来るお客様で満たされている、とてもシアワセな時間帯。
    しかも奥のソファが空いてて、そこに座ってコーヒーぼんやり飲んでると、思わずニマリと笑顔になれる、今朝がそう。

    badp.jpgエスプレッソのドッピオもらう。
    焦げる寸前の香ばしさ。
    トロリと濃厚。
    軽く泡が立っていて、それがパチパチ弾けるたびに、鼻先狙って甘い香りが飛んでくる。
    一緒にお水をくださいな…。
    とお願いしたら、「氷はお入れしないほうがいいですか?」と。
    そう。
    そうなんです。
    エスプレッソを口に含んで、コッテリとした味をまずは味わって、口の中からエスプレッソの気配がなくなるその寸前に、水を口に含むとササッと無くなったはずのコーヒーの味がよみがえる。
    甘くてサラッとなめらかで。
    しかも酸味がほどよく舌を撫で回すようなその味わいを、心置きなくたのしむためには氷を入れたお水じゃ駄目。
    できれば常温の水がほしいくらいですもの。
    氷の入らずお水のカップをもらってとてもゴキゲンになる。
    こうしたところもプレミアム…、ちょっと休憩、それから仕事。


    関連ランキング:カフェ | 新宿三丁目駅新宿駅新宿西口駅



    仕事をすませて昼を青葉でズルッとすませる。
    中華そば。
    「Wスープ」って呼ばれる、魚介系と動物系のスープを合わせて作るスープの、元祖といわれるお店の一つ。

    4a536e2f.jpegスッキリとした、一口目からおいしい魚介とどっしりとした動物系のうま味がそれぞれ互いに欠けてる部分を埋める。
    癖なくバランスとれたスープがやはり旨い。
    旨い以上に「上手い」のですネ。
    合わせた麺は縮れの少ない平麺で、スルスル唇わけいってきてとてもなめらか。
    しかも具材もシッカリしてる。
    どんなコトがあっても、「中華そば」という料理に入っていてほしいモノは、なるとにメンマ、そして海苔。
    いろんな種類のラーメンがこの世にはある。
    けれど「中華そば」というモノには上記の三点セット。
    それらすべてがキチンと入る、この上もなきシアワセな様。
    そこにチャーシュ。
    それから味付け玉子が浮かぶ。
    ここの味つけ玉子の、外は醤油のタレの色。
    中間真っ白、真ん中の黄身がトロンと半熟というこの状態も、おそらくココが一番最初に売り物にしたんじゃないかと思う見事で、今の健在。
    いつきても同じ状態がウレシクて今日も期待通りでグッド、やっぱり上手い、このお店。

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    渋谷で夕方、お茶を飲みます。
    この街随一と評判の話題のカフェでゆったりと。

    mh.jpg「カフェマメヒコ」というお店。

    秘密めいたロケーションが、特徴的なお店であります。
    渋谷の外れ。
    しかも渋谷の中でもシットリとした落ち着きのある松涛入り口。
    東急本店の前から伸びる道をちょっと歩いた先に、セブンイレブンが一軒あって、そこから入る。
    別の入店経路もある。
    けれど一番、便利で分かりやすいのがセブンイレブンに飛び込んでお店の中にある階段をタンタン降りる。
    オフィスビルの通用階段のような味も素っ気もない階段降りるとそこに入り口。

    はじめてのときにはかなり迷います。
    けれど一度きたらば忘れない。
    忘れないばかりか、まだココを知らない人を連れてきて自慢したくなる、そんな不思議なロケーション。

    お店の中の雰囲気は、どう言えばいいんだろう…、古いレンガ造りの倉庫の中?
    あるいはニューヨークのソーホーあたりにありそうな、古いビルの地下の店。
    適度に暗く気持よく、大きなテーブルに座り心地の良い椅子がズラッと並ぶ印象的なステキな雰囲気。
    喫茶店と言えばいいのか。
    それともカフェと分類すべきか…、ちょっとなやんじゃう。
    居心地が良く適度にお洒落で、けれど決してお洒落すぎない、浮ついたところがまるでない堅実とクラシックさが同居している。

    a614dae4.jpegいいお店には独特の空気がながれています。
    人をやさしく包み込むような温かさ。
    凛として背筋が伸びる、心地よい程度の緊張感。
    笑顔とさざ波のように湧いては弾けるおしゃべりの声。
    もっぱらそれは働く人がリード役になり、お客様の一人ひとりがそれに呼応し響きあう。
    自発的なシンフォニーとでもいいますか。
    そのシンフォニーの一部を自分が成しているのがなんとも心地よく、時間がたつのも忘れる空間。
    まさにコノ店、そんな店。

    メニューはコーヒー、バリエーション豊かなコーヒー、ジュースにソーダ。
    お菓子と軽い食事があって、全部で50種類ほどありますか。
    どれも名前が魅力的。
    同じテーブルを囲む人たちとあれこれ話をしながら迷う。
    自分が飲みたいモノを選ぶたのしさが、まずオゴチソウ。
    悩んで結局、コーヒーにする。
    ほどよいサイズのポットにタップリ2杯分。
    カップは把手のないお茶碗みたいな形で、つまりそれを持った手のひらに直にコーヒーの温度が伝わってくる。
    コーヒーの味はやさしい。
    かなりしっかりした深煎りで、風味豊かで香ばしくけれどスイスイ飲めるやさしさ。
    一緒についてやってくるミルクもとてもクリーミー。

    お菓子をいくつかたのんで食べます。

    bb9be406.jpegまずはマフィン。
    イングリッシュマフィンじゃなくて、カップケーキ状のマフィンでござる。
    ブルーベリーとチーズを一緒に練りこんで焼けたこれまたやさしい味わい。
    口に入れた瞬間は、モソモソしててけれどどんどんなめらかになる。
    ココの深煎りコーヒーがおいしく感じるよいパートナー。

    ココで一番人気があるというレモンケーキがまさに絶品。
    酸味が豊か。
    レモンケーキのおいしさは、唾液を搾り出すようなキリッと涼しい酸味にあるとボクはかねがね思うのだけど、ここのレモンケーキはまさにそんな切ない酸っぱさ。
    タップリとしたホイップは、酸味を邪魔せぬおだやかな味。
    一口ごとにシアワセ募るステキなゴチソウ。
    ノックアウトでございます。
    他のお客様もほとんどみんな、レモンケーキかチョコレートパイをたのんで食べてる。
    そしてみんなニコニコしてて、みんながみんなのシアワセ分けあいますますシアワセになっていく。
    そんなシアワセ…、他にない。
    そういえばココのお店の大きなテーブル。
    何メートルくらいあるんだろう。
    このお店のことをツイートしたらフォロアーさんが、「ここでレントごっこをしたいですよね」ってツイートくれた。
    まさにそんな感じのテーブル…、いつかひそかにやってみたい(笑)。

    73423d4b.jpeg中国茶だったり和風甘味も充実してて、例えば「クロカン」。
    黒豆と寒天使った和スイーツ。
    自家製寒天はツルツルしこしこ。
    天草の香りがポワンと鼻からぬける上等なモノ。
    小豆じゃなくて黒豆フックラ煮込んだモノがタップリ入って、甘味、風味を添えている。
    体に良さそう。
    なによりココロをウットリさせる、やさしい味わい、オキニイリ。

    素材選びのひとつひとつが的確で、しかも丁寧。
    だから料理の味がとても自然で、素材の味が際立っている。
    今日は料理をたのまなかった。
    だから使わずテーブルの上を飾っただけのオリーブオイルや、塩、胡椒。
    どれもオーガニックで本物ぞろい。
    こんなところに手間暇かける。
    すごいなぁ…、って思ってしげしげ、胡椒のボトルを眺めてみてたらちょっとオモシロイ但し書きを発見しました、それがコレ。

    9098f527.jpegノースモーキングと直接的に書いても、今時決して失礼じゃない。
    けれど「タバコは外で吸ったほうがおいしいですよ」と洒落た一言。
    たしかにココのお店の外は、抜け感のいい渋谷の外れの郊外的なるのどかな景色。
    建物の中で吸うよりずっとおいしく見える環境。
    それと一緒に、お勘定はテーブルでとテーブルチェックのシステムをとてもさりげなく告知をしている。
    粋な工夫に舌を巻く。

    そしてこの店、なによりサービスよくって感心します。
    それも大人の節度を持ったやさしいサービス。
    合図するまで絶対、注文を取りに来ないやさしさがある。
    よけいな口出しや、過剰なサービスはどこにもなくて、けれどちょっと困った仕草をすればササッとやってくる。
    お客様のプライバシーを大切にする、ステキなサービスがあればこそこの環境や商品がココロに伝わる結果となった…、素晴らしい。
    さすがに土曜のおやつどきが終わる時間帯。
    かなり待ってお店に入った。
    そしてお店を出るときに、案内をしてくれた女性のスタッフが深々頭を下げて言います。
    「長くお待ちいただいて、今日は本当にありがとうございました」と。
    またまいります…、待っても来ようと、そうココロから思います。


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    仕事の前にちょっと新宿で用事ができた。

    112154e5.jpegそれで朝を新宿の街。
    セガフレードでとることにした。

    イタリア的なるエスプレッソ店。
    あくまでエスプレッソのおいしさで、お客様を満足させる努力をシッカリしているお店。
    スタバのコーヒーもおいしいけれど、彼らはあくまでミルクドリンクとしてのエスプレッソを作って飲ませる。

    アメリカ人にとってミルクが新鮮で、しかもおいしいというコトは「鮮度管理がシッカリできてるお店」の証し。
    アメリカのダイナーやコーヒーショップのカウンターの後ろの壁に、「Fresh Milk sold here」ってよく書かれてる。
    それもかなり誇らしげにネ。
    広い国土で新鮮なミルクを飲めるというコトは、例えば日本で、生の魚を安心して食べられるのと同じ感覚。
    だから大の大人がミルクシェイクを飲みながら、ハンバーガーをぱくつくなんて景色ができた。
    そうだ、なるほど。
    スタバのラッテは21世紀のミルクシェイクと思えばいいかも。
    だからスタバのコーヒーは、なぜだか冷たいモノがおいしく感じたりする。
    それに比べてセガフレードのエスプレッソは、やっぱり熱いラッテをまずは飲みたくなっちゃう。

    5e184401.jpegトロンと泡がシッカリしてて、ポッテリ、泡と一緒に甘いエスプレッソがやってくる。
    苦味より先にまずは甘みを感じるコーヒー。
    渋みやエグ味がほとんどなくて、スキッと香るやさしい苦味…、オゴチソウ。

    それにしてもイタリアンバールで憑かれているコーヒーカップ。
    持ち手が小さく、ワザワザ持ちづらいように作られている。
    これを持ち上げようとすると自然に、小指が立っちゃう。
    緊張感を持った仕草をうつくしいと思う文化があるからなんだ…、ってそんなコトをいう人もいる。
    ナポリのバールで大きな体のおじさんたちが小指を立てて小さなカップを持ち上げる。
    あの微笑ましさはなかなか余所では見れぬモノ。
    なんだかちょっと、ナツカシイ。

    一緒にパニーニ。
    朝の時間は好きな飲物に、パニーニつけてワンコイン以下で食事ができる。
    ただ普通のセットにはコーヒー、アイスコーヒーなんかの、ここらしくない飲み物だけ。
    50円を追加すれば、うれしいコトにエスプレッソやラッテに変わる。
    当然今日は、ラッテに変えて、さてパニーニを何にしようか?
    ハムやチーズ。
    カポナータなんかの具材が選べるその中に、ニューな一品。
    ツナとポテトのパニーニがある。
    それでそれ。
    カリッと焼けたパニーニに、波打つ焦げ目。
    プレス機使ってギューッと押し付け、カリっと焼いたからの焦げ跡。

    9453ef5b.jpeg前歯にパリッと乾いた食感。
    けれどモッチリ。
    噛むとトロンとやさしくとろける。
    パニーニ独特の軽い食感が口の負担にならぬのがいい。

    そこにツナ。
    タップリチーズと茹でたじゃがいも。
    旨みと香りはツナが担当。
    ホクホクとした存在感のある食感はじゃがいも君が担当し、それらをチーズがひとつにまとめる。
    黒い胡椒の辛味と香り。
    どれがひとつ欠けても多分、こんな味にはならないんでしょう。
    なにより中にゴロゴロ、ブラックオリーブが入っているのがあまりにステキ。
    それが奥歯で潰れてジュワッと、おいしい油を吐き出していく。
    オリーブひとつで不思議なほどに、イタリア料理のようになっていく。
    ボンジョルノ!って朝になります、さて仕事。

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    朝の時間の「ポールバセット」。

    42f2a308.jpegもしかしたら、ボクが今、東京の中で一番好きな空間が、ココかもしれない。
    しかも朝。
    朝の中でも10時をちょっと過ぎた時間帯。
    隣のレストラン。
    サルバトーレの開店前。
    けれど開店準備が着々と、静かにされてる時間帯。

    開演前のコンサートホール。
    オーボエの音にあわせてチューニングがはじまるステージをみているときの、ちょっと不思議な高揚感。
    美しい音楽の予感に包み込まれる心地よい緊張感が流れる空間。
    それそのものが、極上なるエンターテイメントとでもいいますか…。
    ただそこに、身をおくだけで、シアワセになる。

    整然と並んだ椅子。
    そしてテーブル。
    背筋を伸ばして食事するために設えられたレストラン的家具や空間。
    それをゆったり、ソファに座ってながめるステキ。
    天井の窓から外の光が注ぐ。
    たとえ外が亜熱帯の暑さでも、今日のように冷たい雨が降る日でも、ここにはまるで高原のリゾートの朝のような空気があって、ウットリとするおだやかさ。

    22699d91.jpeg一転、ポールバセットのカフェの奥へとに眼を向ける。
    するとそこには影がある。
    うつくしい影。
    低い天井。
    レンガづみの壁。
    窓一つなく、朝も昼も、そして夜にも同じくやさしい影がある。

    おいしいコーヒー。
    たのしい会話。
    そしてゆったり過ぎてく時間を、心置きなくたのしむために時間を忘れさせてくれるようなステキな配慮。
    コーヒーっていう飲み物の不思議なところは、シャキッと頭を目醒せる覚醒効果をもっている。
    けれど同時に、気持ちをやさしくなだめてくれる鎮静効果も備えてて、環境、ムードにしつらえがそのどちらかの効果を引き出し違った飲み物にしてくれる。

    09026150.jpegさて今朝の一杯。
    マキアート。
    小さなカップになみなみ、タップリ。
    エスプレッソを注いだ上に、スティームをして温めたミルク。
    泡をポッテリのっけるように注いで、模様を描いたモノ。
    苦みばしってコクがある。
    だからピシッと頭に響くように感じる。
    けれど不思議と、体の中にしみこむようなやさしさがある。

    デミタスカップに入ってる分、そっと大切にちょっとずつ。
    なめるようにして味わうからかなぁ…。
    ラテはゴクゴク飲みたくなる量。
    同じような飲み物でも、量やカップによってまるで違った味わい方をためしたくなる。
    オモシロイ。

    ちょっとカップを傾けて、息を軽く吸い込むとススッと泡がやってくる。
    エスプレッソの香りと苦味を含んだ泡で、それがジュブリと潰れて実態なくす。
    儚いゴチソウ。
    それに続いてエスプレッソがやってきて、舌の上で甘みに変わる。
    焦げた香りとミルクの風味が鼻から抜けてホッとする。

    932a843d.jpeg氷の入ったお水を飲みます。
    エスプレッソとお水の関係。
    エスプレッソを水やお湯で割れば「ルンゴ」と、薄くてちょっとやわらかな、アイスコーヒー的なるやさしい飲み口になる。

    それもおいしい。
    けれどエスプレッソをそのまま舌にのっけて味わい、そこに水を軽く含むとそれまでわからなかった酸味やうま味がクッキリ舌に浮き上がってくる。
    濃すぎてわからぬコトってたまにある。
    あまりにミッチリ凝縮すると、人の感覚には情報量が多すぎて薄めてはじめて感じるようになる味わい。
    小さなカップに一杯分を、まるで大きなマグ一杯にして味わうようなステキを感じる。
    砂糖を入れてグルグル混ぜて、甘みで酸味や苦味を引き立てコクリと飲んで元気を作る。
    そういえば…。
    ガラスのグラスに入った水が、空気の湿気をかき集めビッシリ水滴つくってくれる。
    なんて贅沢、季節感…、雨は降っても気持ちが晴れ晴れいたします。

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