お茶を飲みます…、仕事をかねて表参道から渋谷にかけてをウロウロしながらお茶を飲む。
この界隈はセルフサービス系のカフェの宝庫で、チェーンストアもあるけれどココにしかないお店が多くて、比べ歩きがたのしいエリア。
まずはアフタヌーンティーがやっている「ティースタンド」というお店。
紅茶や緑茶をスタバスタイルでという提案で、悪くはないんだけど今ひとつインパクトに欠けるのですね。お茶という商品の強みを活かそうと女性的なやわらかな雰囲気作りをしていてそれが、どこかボケた感じになってる。
スタバが女子を惹き付けるのは性を超越した雰囲気があるからなんだと思うのだけど、日本のクリエイターは性を越えるのがなぜだか下手くそ。マーケティングのはじめに「性別と年齢」というセグメンテーションをしてしまうという癖があるからなのかもしれない。
ピーチグリーンティーなるとぼけた飲み物のみながら、このコンセプトが増えない理由をあれこれ、たのしく考える。
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表参道を降りながら、明治通りのちょっと手前のかつてラヴァッツァカフェがあったところに、アイスモンスターが出てきているのにビックリし、遅ればせながら今年は台湾カキ氷が熱くなるのかと思ったりする。
キャットストリートを歩いたところの「ロースタリー」でエスプレッソを飲みつつぼんやり。
男の子の秘密基地みたいな雰囲気の店。大きな焙煎機が置かれてて、ここでローストした豆をいろんなお店に卸してる。その焙煎の仕立ての豆を試し飲み…、って感じがたのしい、いわゆるサードウェイブなコーヒー屋さんで、確かになかなかおいしいコーヒー。
たのしい飲み方の提案もあって、ウレシイ。
例えばエスプレッソをたのむと、ガラスのカップに入ってやってくる。
まるでワインをテイスティングしているみたいな気持ちになれる。気持ちだけじゃなく、香りが鼻にしっかり飛び込むグラスの形状。手にしてほどよく温かく、風味がこわれずエスプレッソの持ち味をたのしむコトができる提案。
しかも炭酸水をお口直しに…、と持ってくる。
エスプレッソで疲れた舌を、ブクブク細かな泡が洗って強い酸味を甘みに変える。いい提案だなぁ…、って感心します。
それになのによりここの人たちの働く姿勢の真摯でやさしく、情熱的なコトに来るたび感心します。オキニイリ。
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オキニイリついでにちょっと足を伸ばして、ストリーマーコーヒーでお茶の視察の〆をする。
好きな空間。
決してお行儀良いわけじゃなく、ストリート系のコーヒースタンドとでもいいますか。コーヒーなんておいしきゃいいじゃん…、って軽さを売りに働いている。
本当に真面目にやってるの?って、心配になるくらいの陽気さでなのに必ずおいしいコーヒーを作ってくれる。
それが不思議で、豆の段階でもしかしたらコーヒーは味がほとんど決まってしまうのかもしれない…、って思ったりもする。オモシロい。
マキアートをたのんで飲みます。
小さなカップにポッテリきれいなラテアート。ミルクの泡の色よりも、ドッシリとしたエスプレッソのこげ茶色。
粗めの泡でプツプツ、空気の穴があき、喉をトロンと撫でながら甘い香りとエスプレッソの旨みが口に広がっていく。
おいしいなぁ…、ココのコーヒーは本当においしい。ほんの少しの量なのにお腹が満ちるような味わい、なめらかさ。次の仕事に向かいます。
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