サカキノホトンブログ台風一過、サブウェイの朝

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台風一過、サブウェイの朝

ひさしぶりにサブウエイにくる。

なんだかすんごい久しぶり。
一等地にあまりお店を構えていない「二等立地の王様」みたいな感じのチェーン。
だからワザワザ探さないと見つからなかったりするお店。
ボクは不思議と一等立地にある店よりも、目立たぬ二等立地のお店が好きだったりする。
家賃が安くてすむ分、コストパフォーマンスが高かったり、ワザワザお店に来てもらうため独特の尖った特徴を持ってたり。
なにより二等立地で良しとする寛容なお客様に恵まれていて、ほんわか、ユッタリした雰囲気が目立つところにあるお店には無い特徴になってたりする。
二等立地にあったお店が、何か勘違いして一等立地に出た途端、急に魅力をなくしちゃったりすることが結構ある。
例えば昔のイタリアントマトってチェーン店がその代表。
インディーズだったときには勢いがあってよかったのに、メジャーデビューを果たした途端、その輝きをなくすアーティストみたいな感じ。

その点、サブウエイは未だ二等立地が大好き。
それはそれでよいコトで、でも難点は見知らぬ街では絶望的に見つからぬ…、ってとこ。
今日は久々、水道橋で打ち合わせ。
それで昔、よく通った店に顔を出す。

ツナのサンドイッチ。

胚芽を混ぜたウィートブレッドをトーストし、トマトを抜いてピーマン多め。
バジルマヨネーズで仕上げてください…、とそこまですらすら、まだ覚えてた。
ところがなんと、クリームチーズのトッピングってのが増えていて、お店の人に「いかがですか？」って。
ツナにチーズはぴったりですよ…、って笑顔で言われてノックアウト。
それください…、って追加する。
ツナの香りにバジル風味はよき組み合わせ。
なんだかイタリア料理を食べてるみたいな気持ちになれて、そこにチーズがコッテリとした旨味をくわえる。
モッサリとしたツナの食感を、クリームチーズがなめらかにして食べ易くするのもまたいい感じ。
パンで挟んで手づかみできるサラダのような、そんな食べ物。
みずみずしさもなつかしい。

それにしても空のとてもまぶしいこと。

台風一過の今日という日のこの青い空。
レンズを通してさわやかで、やさしい秋の風が吹くのが見えるよう。
あれからもう、ほぼ一年になるんだなぁ…、って。
ちょっとぼんやり思ったりする。

セルフサービスのソーダファウンテン。
ドリンクバーとは違って一回分だけ、自分の好きに飲み物カップに注げるシステム。
氷をタップリ。
アイスティーにジンジャエールをちょっと足し、バチバチティーにして喉、潤した。
日東紅茶のほろ苦い、ダージリンの素直な味にほんのり甘味がくわわって、やさしい味わい。
ジンジャエールの泡に押されてゲップをすると、バジルの香りがホワンと鼻から抜けていく。
今日もご機嫌、朝のコト。

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