西新宿でちょっと昼間に用事があって、軽く食事をどこかでしよう…、と。
西新宿の超高層ビル。
こうしたビルを作るコトにまだまだ経験がなかった時代に作られた、だからそれだけ丹誠込めてビル独特の特徴だそうと商業施設の作り方にも魂こめた。
三井ビルは、ニューヨークにあるロックフェラーセンター風。
住友ビルは高層階をレストランに全面開放。
中でもセンタービルはパティオを作って回廊風にレストランを配置して、とても気持ちいい空間作りをしていてたのしい。
そこのどこかで食事でも…、とブラブラしてたらちょっと変わった看板発見。
吉野家なのでありますけれど、従来タイプと違ったデザイン。
従来型はオレンジ色と白色で、これはそこに緑が混じる。
よりファストフードっぽいかな?
あるいはコンビニエンスストア的なる安売り物販な感じを発信しているみたい。
ランチタイムというコトもある。
表にテーブルをおいてそこでテイクアウトの弁当売ってる。
中もうけるとインカムつかってお店の中にオーダー通し、できたらお店のスタッフがそれをもって駈け出してくる…、チェーンストアはかつてこんなコトは絶対しなかった。
オペレーションを崩す上、衛生基準も満たせぬやり方。
そんな建前いっていたらば生き残れない、厳しい時代になったということ。
お店の中は殺気だっておりました。
豚を焼いてご飯に乗っけた、帯広風の豚丼が厨房の中の仕組みをかなり痛めつけているのでしょうネ。
吉野家といえば、注文すれば待たずに出てくる。
だって煮込んだ肉と汁をすくってご飯に乗せれば出来上がりという、外食世界でも最も優れて単純な、仕組みをもっていたのに今ではメニューが増えてその分、かなり待たせてしまう。
これまた厳しい時代の現実。
牛鍋丼をたのんで食べる。
しかも追加のトッピング。
豆腐としらたきを余分にもらって、それを牛鍋丼の上にのっける。
牛丼らしさが薄まって、すき焼きご飯のようになる。
とは言えタレの味は吉野家。
甘み控え目で、出汁そのものはスッキリしてて肉の脂がコクを添えるというレシピ。
…、なのだけどいかんせん、肉の量が少ないためにこれはさっぱりしすぎてる。
豆腐に味が染み込んでいないところもかなり残念。
並盛りご飯をこれで全部食べるのって、ちょっと無理があるボリューム感。
やっぱりココは牛丼だなぁ…、ってしんみり思う。
そうそうそれからお店の中が、豚肉焼いた匂いが溢れて牛丼らしき匂いがしない…、自分らしさを忘れるほどに他のお店の真似をしなくちゃいけない状態…、それって本当にいい政策かって心配になる、そんな昼。
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カフェ・ベローチェで抹茶ラテ。
軽くココで打ち合わせをってひさしぶり。
外は冷たい。
手までが寒い。
それで温かい飲み物を飲んでみようかと思いもしたけど、やっぱりここでは抹茶ラテ。
しかも冷たいモノが飲みたくなってしまう。
抹茶のラテを出す店は沢山あって、でもここが唯一、甘くは無いのを作ってくれる。
砂糖のような安定剤を使わず作る。
それでも抹茶の粉とミルクが分離せぬようかなり独特の作り方をしているんでしょう。
ポッテリ重たい。
喉にヌルンとしがみつくようなイガイガ感を感じるほどで、お腹に溜まって充足感すらあるこのレシピ。
一旦冷えると、ずっと温度が持続する。
お腹の中も涼しくなって、分量以上の充足感を味わうコトができる飲み物。
なぜだかたまに飲みたくなってしょうがなくなる。
あっという間にあっさりできる。
氷で満たしたグラスにササッと予め作っておいたコレを注いで冷やすだけ。
一緒の人がたのんだラテは、プシュープシューとスティーム使って本格的に作ってる。
その丁寧をうらやましいなぁ…、って思いつつ、けれどやっぱりこの簡単がボクは好き。
それにしてもカフェ・ベローチェって不思議な存在。
オシャレ感とか、緊張感とか、グルメ感すら一切発さぬユルユル、弛緩しきった雰囲気。
大型喫茶店的のどかな空気が満たした空間、それからサービス。
ここに来るとき、何も期待しないですんで、だから心置きなくボンヤリできる。
期待されぬところがいい…、って変な褒め方、オモシロイ。
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