サカキノホトンブログ上出来のフレッシュネス

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上出来のフレッシュネス

フレッシュネスで朝にします。

ひさしぶりのフレッシュネス。
まだ店の照明は本調子じゃなく、やっているのか、やってないのか遠くから見たのではわからない。
２階の客席をみると灯りがついている。
それにこの店は朝早くから営業する店。
だから多分、大丈夫だろう…、ってそれでおそるおそるやってきたらば、やってた。

一目でやっているのがわかるというコト。
そのコトばかりにずっと必死にこだわっていた、日本の飲食店のルールが壊れた。
使い手であるボクらが感度を上げなくちゃ、飲食店をたのしむコトがこれからむつかしくなるのかも…、って。
海外に行くと、ドアを開けてみるまで営業中かどうかわからぬお店が結構あって、それでも繁盛していたりする。
実はこれがグローバルスタンダードなのかもしれない…、慣れなくちゃ。
テーブルの上には春の花。
ささやかだけど、野に咲く花のおもてなし。
いつもどおりがちょっとうれしくオーガニックコーヒーを飲みつつ料理が出来あがるのを待つ。

少々、今日は忙しいのか。
それともいつも以上に丁寧に作ってくれていたのかちょっと、時間がかかる。
ユックリと待つ、朝もたのしい。

ホットドッグがやってくる。
半年ほど前まで使われていた、籐製のカゴはもうなくなった。
かわりにスチール。
ちょっと冷たく、でも格好が良く、メンテナンスと耐久性のコトを考えこうなったのかもしれませぬ。
まぁ、それもよし。
ホットドッグブレッドで挟まれたこんがり焼けたソーセージ。
カットオニオンとピクルスがタップリのっかり、食べにくいことはなはだしくて、それがウレシク齧りつく。
ケチャップ、タバスコ、フレンチマスタードをプチュッと搾って、パクリっとやるとソーセージから肉汁が。
パキッと歯切れるソーセージの食感たのしく、しかもすべてを受け止めるホットドッグブレッドのこんがりとした状態も良し。
ここ数回、コレを食べるたび、味が変わってしまったなぁ…、って思っていたけど今日のはおいしい。
多分、作っている人の作り方がよかったんでしょう。
誰が作っても美味しくできるマクドナルド的より、人に合わせて変わる余地のあるこうした料理がボクは好き。

それから一緒にベーコンオムレツバーガーを。

フレッシュネスがはじまった頃から、ずっとあるモノ。
しかもココにしかない料理。
昔はメンチカツとか、ネギ味噌だとか他にもいくつかココならではがあったのだけど、今ではベーコンオムレツだけが、こうして残った。
孤軍奮闘。
焼いたベーコンと、野菜を混ぜた玉子で作ったオムレツを、レタスと一緒に挟んだだけの「焼く」というコトが出来さえすれば誰でも作れる簡単レシピ。
しかも玉子が主原料で原価もかからず、儲かる商品なのだろうけど、なかなか他は追随しない。
グリドルの上に乗っけるだけで「焼かなくなって焼けてしまう」料理ばかりを作っているから、こうした料理はできないんでしょう。
そう思ったら、頑張ってるネ…、って褒めてあげたくなる料理。
フックラとした玉子の食感。
おいしいジュースがパンに混じって、口をみずみずしくしてくれる。
特に今日のこのバンズ、焼き加減が絶妙でやっぱり今日の調理の人はセンスがいいね…、って思ったりした、さて仕事。

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