昼を軽くお弁当。
天むす、食べる…、名古屋の地雷也の黒米天むす。
昔、東京で天むす食べるって、ちょっと特別なコトだった。
売ってるお店も少なかったしなによりかなり高価に感じたけれど、が今ではいろんなところにお店が出来た。
今日も表参道のエチカの中の紀ノ国屋さんでこれを見つけて買ってきた。
ミーティングをしながらポイポイ、一個そしてまた一個と、つまみあげては食べていく。
ゴルフボールのようなこの形状。
ひと目でココのおむすびとわかる独特。
それにおそらく、この大きさが絶妙なのに違いない。
一口で食べられなくはない大きさで、けれどほんの少しだけ大きく感じる。
かじって二口分にして食べようか?
それともパクリと一口で頬張ろうかと、ほんの少々、躊躇してしまう大きさ。
このためらいの瞬間が、たのしくおいしい。
一個目はパクリとと一口。
口の中が天むすという物体で、ミッチリ見事に満たされる。
その充実感に満足しつつも、もっとシッカリ味わいたいぞ…、と2個目はかじる。
海苔に小海老の天ぷらに、ご飯も全部、半分づつになるように、注意しながら半分こ。
プチュンと海老が歯切れて口に飛び込んでくる。
油の香り…、出汁の風味にピリッと舌さす七味の辛味。
パラパラ、口に散らかる黒米の堅くてしかも、噛むとモッチリした存在感。
その食感のにぎやかを、口が冷静に受け止められる。
ところでここの天むすの、サイドのきゃらぶき。
これがおいしい。
キャラメル風のコッテリとした焦げた香りとスキッと甘い醤油の風味。
キュッキュと奥歯で音がなるよな、噛みごたえ。
普通こうしたサイドのモノって、口直しのためサッパリとした主張をしない味のモノが覆いのだけど、この自己主張は強烈でけれどなぜだか憎めない。
食べはじめると、これだけずっと食べたくなっちゃう。
ちなみに漢字で書くと「伽羅蕗」ってなる。
伽羅の色になるまでふきの茎を煮詰めているから伽羅蕗。
数ある香木の中でも高級なモノと言われる「伽羅」の色。
それがどんな色なのか、ボクは知らない。
でもキャラブキの色が伽羅の色だと言われれば、なるほど古木の色だわい…、となんだかストンと腑に落ちる(笑)。
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一緒に皿うどんをみんなで分ける。
セブンイレブンの皿うどん。
電子レンジでチンするだけでできちゃうシロモノ。
けれどシロモノ以上の実力のある、上手にできてる見事な料理。
まずパッケージが見事であります。
パリパリ麺とあんかけの間にビニールシートを挟む。
温めている間に麺があんかけのあんでフニャフニャせぬように。
昔は麺とあんかけが別々の容器に入っていてあっため終えたら麺にトロンとかけるというスタイルだった。
けれどこれ。
温め終わったら蓋をしたまま間に挟んだ仕切りのシートをギュッとひく。
するとあんが麺の上にトロンとのっかり、一丁上がりという趣向。
このやり方を考えた人…、凄いなぁって思います。
トロンとなめらかなちょっと甘めのあんが結構好みでござって、しかも具材が盛りだくさん。
特に野菜。
モヤシやキャベツがタップリ入ってシャキシャキしている、それがステキでありがたい。
あぁ、金蝶ソースをもってきてればよかったのに…。
仕方ないからウスターソースをかけまわし、サクサクプルプル、麺を味わう。
みんなはパリパリしたとこが好きだと言ってザクザク、麺をこわして取り分ける。
ボクはみんなが残したところを、やおら箸でつまみ上げしんなりやわらかになったところをユックリ味わう…、残り物には福ある感じ。
よきゴチソウをいただいて、さてさて再び移動とします、冬の空。
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