ヴィロンでパンを買いました。
東京駅から歩いて東京フォーラムに歩いて食事をそこでして、それから再び東京駅に戻ってそこから電車にのった。
その途中。
東京ビルディングって言うビルの1Fにあるパンがおいしいレストラン。
というか、パン屋さんがやってるフランス料理のお店と言い換えた方がいいのかなぁ…。
お店のドアを開けると、そこにはパンの売り場。
奥にはパンの工場があり、朝早くから閉店間際までずっとパンが作られている。
パリ的パン屋で、粉はフランスから直送している。
しかもそのフランスの小麦粉を寝るための水もフランスのミネラルウォーター。
コントレックスクラスの硬い水で練った生地を焼くから、バリッと表面、硬く仕上がる。
レトロドールって呼ばれるココのバゲットのその表面は特に硬くて、一瞬、歯がたたないかと思うほど。
けれどガリッと前歯を立てて力を入れるとスパッとちぎれて、中は不思議なほどにフックラしてる。
噛んで噛んで、噛み続けてると生地がやんわりなめらかになり、甘み、旨みが滲んででてくる。
硬いけれども乾いているわけじゃないのであります。
口の中ではじめておいしくなるように、そのおいしさを硬さの中に閉じこめている…、筋肉質だけど同時にしなやかな体操選手の体のような引き締まったパン。
そのバゲットを半割りにして、ハムとチーズを挟んだジャンボンフロマージュ。
マヨネーズとかマスタードだとかを使わず作るサンドイッチ。
パン自体の旨みと風味。
ハムの旨みに脂の香り。
そしてチーズのコクと味わい。
具材の持ち味が積み重なることでおいしいサンドイッチが完成していく。
食べやすいよう半分に切ってもらったその断面が、そっけないほどシンプルで、なのにサンドイッチに必要な味がすべて揃ってる。
味わい深くて、口の中でチーズがとろける食感も肉感的なるオキニイリ。
それからエピ。
香り豊かなグルイエールチーズ。
脂がおいしいパンチェッタ。
どちらも塩がビリッときいてて、小麦がもってる甘みを引き出す。
なによりチーズの香りが強烈。
袋の中にシッカリ閉じ込め、夜に食べようと思ってデスクの横に置いてたら、オフィス全体においしい焼けたチーズの匂いが満ちて、お腹が空いてしょうがない。
ひとかけだけをいただきましょう…、とパキッと一房ちぎって食べる。
小麦の穂の形をしているエピという、この食べ物はこうしたときに便利でいいね…、ナイフいらずで一口分だけ食べられる。
調子にのって二房目までちぎらぬように、一生懸命仕事をしました。
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そして夜を家ご飯。
まとめて炊いたご飯をお茶碗一杯分づつ、おむすび状にして凍らせている。
それを1個。
タップリ具材を使って炒めご飯にして味わおう。
レタスがあります。
昨日の朝にサンドイッチを作った残り。
ザクザクちぎって小さなレタスのひと玉分。
かなりの量も炒めてやれば、クシュッと小さく縮まっていく。
それからハム。
これも昨日のサンドイッチの具材の残り。
玉ねぎザクザク、大きく切ってまずはそれから油で炒める。
透明に透き通るくらいまで熱をくわえて、そこに電子レンジでチンしたご飯をパカッと投入。
塩と胡椒で下味をつけ、ハムをくわえてなおもジャカジャカ。
さて味をどうしましょうか…。
お昼に食べたジャマイカ料理の香りがなんだか恋しくて、ジャンバラヤ用のスパイスソースをブイヨンキューブを溶かしたお湯に注いでジャジャっと。
タバスコくわえて辛味を足して、レタスの葉っぱで蓋して蒸らして出来上がり。
シャキシャキ、炒めたレタスが主役の夜のご飯でお腹を満たす…、昼にあんなに暖かかった風も夜になったらひんやり、風邪引かぬよう、今日はお風呂に入って寝よう。
夜みるとなんだか気持ちが明るくなるよな動画を一本。
「Shine a Light for Nature」っていう作品で、LEDのフラッシュライトを使って宙に描いた絵を、長時間露出で撮影したのをつないで動画のようにしたモノ。
目を凝らしてみるとずっと、光の絵の後ろに黒子のような人影がうっすら映ってて、人の手でひとつひとつ作り上げた、努力の結晶なんだなぁ…、ってコトわかる。
動画にするとたった2分。
けれど実際これを作るのに要した時間はなんと4日間…、夜だけとは言えスゴイコトではありませぬかと、ウットリします。
こんなステキな夢みますよう…、おやすみなさい、また明日。
[7回]
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