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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    青山で昼。
    青山学院の前にある「こどもの城」の横、オフィスビルの1Fにある、「ビーコン」というレストラン

    0574f1e0.jpegかつてランチャンバーアンドグリルっていう店があった。
    ロイヤルホストがアメリカンスタイルのレストランを作ろうとアメリカからコンサルタントまで招聘して作ったお店。
    ニューヨークスタイルのピザが結構、おいしかった。
    なによりアメリカのフレンドリーなホスピタリティーと、ロイヤル式のお行儀の良いサービススタイルが正しく融合して、独特なおもてなしカルチャーを作ってた。
    いいお店…、だったんだけど、いつの間にかなくなった。
    2006年のコトでしたか。
    その跡にやってきたのが、このお店。

    「Urban Chop House」って自ら名乗るココのコンセプトが「良い素材をシンプルに素材の持ち味を活かしてグリルする店」。
    つまり、「バー&グリル」というモノ。
    ロイヤルホストが出来なかったコト。
    進化させつつ、街にあわせてすることで繁盛店をモノにした。

    開店した当初は何度も、利用しました。
    料理、サービス、店の雰囲気と、どれをとってもアメリカ的でかなり気に入っていた。
    今日はひさびさ。
    しかも日曜限定のブランチメニューをたのしみましょうと、仲間と連れ立ちやってきた。

    91b88e7e.jpegシンプルで居心地の良いインテリア。
    ボクらのテーブルの横では外人グループ客。
    6組ほどの小さな子供を連れたファミリー客が、8個ほどのテーブルを一列に並べて食事をしてる。
    シアワセそうな笑顔に心地よいざわめき。
    小さな子供を連れているのに子供たちがキチンとしつけられていてうるさくはなく、子供を含めてみんながスタッと背筋を伸ばして食事をしているその様が、うつくしくて凛々しくて。
    多分、いつもこうして週末の早いお昼をみんなで楽しむ仲間なんでしょう。
    シアワセな気持ちをシェアする人がこうしているというコト。
    そのシアワセを分け合うのにふさわしい場所をしっているコト。
    なんてステキなコトなんだろう…、って思ったりした。

    ピッチャーを斜めに傾けさらさら氷をグラスに注ぐ。
    タップリとしたカップにおかわり自由のコーヒー。
    料理ができるまでをたのしむ、クロワッサンやマフィンがまずはやってくる、どれをとってもアメリカ的で気持ちが明るくなってくる。

    60efecb3.jpegブランチメニューといえば卵料理!であります。
    オムレツ、フライドエッグ、スクランブル。
    パンケーキやワッフルも玉子と粉で作る立派な玉子の料理で、ここにもいくつも魅力的な卵料理が揃ってる。

    中でも気になったのが、メキシコ風の朝食プレート。
    ウェボス・ランチェロース・コントルティーアっていう、呪文のような料理の名前。
    西海岸のホテルのコーヒーショップに行くと必ずと言っていいほどメニューに載ってる。
    ウェボスは玉子。
    ランチェロースっていうのは牧童。
    コントルティーアはトルティーアと一緒にってコトであります。
    この料理がおいしいというのが、朝食がおいしいと評価を受ける最低条件のような料理でそもそもあんまり美味しいモノにあたった経験がなかった。
    けれど、ココのコレ。
    もう完璧で、びっくりしました、おいしくて。
    白身を半分揚げるように焼いた目玉焼き。
    とうもろこし粉で焼いたトルティアを下にしき、上にはホットサルサをかける。
    カテージチーズをちぎってちらし風味をくわえる。
    スパイシーなチョリソを添えてサイドにたっぷりのフェジョアーダとシラントロライス。
    スライスをしたアボカドと、それから揚げたグリーンペパ。

    8c08d941.jpegこれほど見事なひと皿にここでこうして出会えるなんて、まるで思っていなかった。
    味も見事で、まず素材選びが確実でした。
    カリッと表面固く仕上がり、中はジュワッと肉汁たっぷり。
    しかも辛味がスキッと鋭いチョリソソーセージ。
    正しく熟したアボカドとどれもシッカリ。
    調理も確かで、例えばフェジョアーダ。
    いんげん豆に燻製をかけた豚肉を加えてコトコト煮込んだ、中南米の料理の主役の一つなのだけど、これほどホツホツ、豆がキチンと煮こまれて味わい豊かで、しかも辛味が後からビリッと広がってくるおいしいモノにはなかなか出会えぬ。
    コリアンダーをタップリくわえて緑色にした、シラントロライスの味もビシッと決まって食べれば食べるほどお腹がすいてくるような味。
    食べ終えるのがもったいなくなるほどのおいしさ、オキニイリ。


    一緒に付き合ってくれた人たちが選んだ他の朝食メニュー。

    65c465bc.jpegエッグスフロレンティーンって料理。
    ポーチドエッグを使った料理の代表的なモノは二種類。
    一つはエッグベネディクト。
    マフィンとハムとオランデーズソースで作る多分、そっちがスタンダード。
    それをひねってできたのがオランデーズソースの代わりにほうれん草とホワイトソースで作るフロレンティーン。

    普通は茹でたほうれん草をのっけるだけなのだけど、ココはビュレにしてホワイトソースと混ぜてトロンとポーチドエッグにのせて作ってる。
    うつくしい。
    しかもマフィンとポーチドエッグの間に挟んだハムはなんとプロシュート。
    こんがりソテして、だからちょっとカリッとなってて、肉のうま味と香りを発する。
    とても贅沢。
    玉子はミディアムウェルでお願いしますって言ったら、それも見事な仕上がりでウットリします。

    ホイップクリームをタップリいただくベルギーワッフル。
    表面カリッと、中はふっくら。
    どちらの料理にも、フカっとこんがり仕上がったグリルポテトがタップリ付いて、白ソーセージか厚切りベーコンのどちらかが選べたりもする。
    日曜の昼のお腹を満たすに十分…、朝抜きの朝でやってくるのがふさわしいかもって思いもしました、アメリカン。
    ただ、この朝食メニューは日曜、祝日限定のモノ…、平日は普通のアメリカ料理が揃う。

    9832ba7a.jpegサンドイッチやハンバーガー。
    パスタにグリルが揃っててその通常メニューからとったグリルドハンバーガー。
    分厚くしかも赤身がメインのハンバーガー用にできたパテ。
    パンとの相性抜群でココのシェフはハンバーガーがなんたるかをよく知っている。
    肉汁がほとばしり出てバンズを濡らしてしまうようなハンバーガーは、ハンバーグ+バンズであってハンバーガーとは呼べぬ代物。
    これまた正しくアメリカン。

    すべての料理がちょっと割高。
    けれどココは東京じゃなく、ロサンゼルスのウェストウィルシャー。
    ちょっとおしゃれでグルメな店が集まる街のレストランで食事をしてる…、そう思い込むコトができれば決して高くはない。
    海外旅行をしたような、非日常的な気分込みの値段なんだと思えばたのし…、悪くない。
    なにより料理の味が的確、しかもフレンドリーで、でも緊張感を忘れぬサービスがとても上等、また来るべき店ってそう思います、また来ます。

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    ■ コメント一覧
    alohaです。
    ご無沙汰です。憧れのハワイ出店を夢見てゆうきと2人で奮闘中です。いつもブログチェックしています。Tさんとはよく情報交換してるみたいですね。また良きアドバイスを!!
    aspenpapaさん / 2011/01/16(Sun) /
    おひさしぶりです。
    > aspenpapaさん
    ココもTさんとご一緒しました。
    ハワイ出店。
    いいですねぇ…。
    日本でチマチマしてると貧しい気持ちが染み付いちゃうかもしれませんし。
    東京にお越しの節は、お声がけください。
    ボクは最近、ほとんど東京で仕事をする人になっちゃったものですから。
    サカキシンイチロウさん / 2011/01/16(Sun) /
    ほんとだ、LAだ・・・
    一瞬あれ、アメリカの写真?って思いました。
    LAのホテルのコーヒーハウスですよ、って言われても無理がない。
    東京在住欧米人に人気があるのでは?と思いました。
    シラントロライスって食べたことがありませんが、なんてキレイな色・・・。
    目のご馳走にもなりそうですね。
    同じCAにいるのに、日本にいた頃より遠くなってしまったLA。
    なつかしいなあ、としみじみ感じました。
    素敵な写真とお店の紹介、ありがとうございます。
    やっぱり東京は、美味しいものと素敵なお店がある街ですね。
    ねえねえさん / 2011/01/17(Mon) /
    ここもロイヤルOBの店ですね
    吉田倉庫様の外食部門ですから料理は奇しくもランチャンの料理を作りあげたアメリカ人デイビットさんが担当していたと、おぼろげながら。サービスも専門店グループにいたM君たちが基礎を作ったのでは?良いお店に育ったようで嬉しいなあ。
    ジッサさん / 2011/01/17(Mon) /
    よいアメリカ
    > ねえねえさん
    アメリカのおしゃれなコーヒーショップ文化は、アメリカのよき部分。
    最近、アメリカのあまりよろしくない部分がどんどん日本にやってきていて、げんなりし始めていたところにこうしたステキなお店。
    やっぱりボクはアメリカが好きなんだなぁ…、って再認識できました。
    サカキシンイチロウさん / 2011/01/17(Mon) /
    CICADA
    > ジッサさん
    イルフォルノ開業当初のシェフがそのままエグゼクティブシェフを勤められているようですよ。
    いつぞやご一緒したCICADAも順調に成熟中。
    よいお店になっています。
    サカキシンイチロウさん / 2011/01/17(Mon) /
    跳ねた
    CICADAでは。いつものようにではありアンスが懐かしいですね、成熟していくレストラン、少ないだけに我が事のように嬉しいです。ホスピタリティが日本で体験できる店になってきましたか?確認に行きたいですね!
    ジッサさん / 2011/01/19(Wed) /
    枯れずに熟す
    > ジッサさん
    枯れていくお店はたくさんあるのですが、みずみずしいまま塾していくお店って結構、少なく感じます。
    使い手である私たちの愛情が足りないのかもしれないなぁ…、とも思ったりもいたします。
    サカキシンイチロウさん / 2011/01/19(Wed) /
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