肉でお腹を満たした仲間と、コーヒー求めて青山通りをテクリテクリと。日差しは強けど、日陰に入ると案外涼しく、歩く気持ちも明るくおだやか。
まずは「クチューム」…、パリで一番おいしいというコーヒーの店。
このキャッチフレーズに誘われて、おばさま方が次々やってはくるんだけれど、まるで実験室のようなシャープな雰囲気と、入り口正面にズラリとならぶスティームパンクマシンに恐れをなすのでしょうか。
何もたのまず帰ってしまう人が続出。
そういえば、かつてスターバックスでどう注文すればいいのかわからず、右往左往する人が沢山いたけど、今ではそれも普通になった。
こういうお店が当たり前になる日がやってくるのか、どうなんだろうって思ったりした。どうなんだろう?
スティームパンクで入れたコーヒーを今日はアイスでたのしんでみる。
フレンチプレスで入れたコーヒーみたいな軽く濁ったコーヒー。氷で冷やしておいしくなるよう、プログラムされているのでしょうネ。
スッキリとした酸味がとても爽やかで、お腹が燃えるようなコトなくゴクゴク飲めるやわらかな味。
ちょっとづつファンがつきはじめているのでしょうか…、この前よりもにぎやかでコーヒー片手の社交場みたいな店の空気がオゴチソウ。
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そういえば、今日オープンしているお店があったはず…、とそれで紀ノ国屋の入ったビルの裏側にある「ベアーズコーヒー」ってお店を覗く。
小さな一軒家を使った店で、お店の前には祝花。それに埋もれるような小さな入口で、開いているのかわからないほど。
やっていますか?と聞いたら「ピークが終わって今なら貸し切り状態です」って。
そもそも飲食店が開店早々、大繁盛で大行列っていうのは不自然。スロースタートで徐々に忙しくなるほうがいいんだよネ…、とお店に入る。
のんびりとしたおだやかな店。いろんなコトがまだ整っていないんですよ…、と恐縮するのも、なんだかハワイ的でよい(笑)。
ハワイ島にあるコーヒーがおいしいコトで有名な店。
そのコナ・コーヒーとワッフルに力を入れているんです…、っていうのでワッフル食べてみる。
何種類かのトッピングがあり、中でも一番ハワイ的なるマンゴー、バナナにブルーベリーのをたのんで食べる。
焼けた表面はサクサクで、生地がタップリ空気を含んで焼けている分、軽くてフワッと口どけが良い。ホイップクリームも軽やかで、粉物食べてるっていうよりなんだかフルーツ食べてるって感じがするのがオキニイリ。
ハワイ出身で、なのにパンケーキを売り物にせず自分のペースでがんばっている。
がんばってネ…、って思いもしました。オヤツドキ。
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ところでこのお店の本店があるのがハワイ島のヒロという街。昔ながらの古い町並みが美しいダウンタウンに立地していて、けれど近年、その町並みが随分さみしくなっていた。
日本もそうだけどかつての商店街が、郊外ショッピングモールに取って代わられてシャッター通りになっちゃう問題。アメリカなんかでも深刻で、そんな町並みを救いましょうっていうプロジェクトを紹介したのがこの動画。
ペンキで店をキレイに彩る。人が集まりたい要素を作ってあげれば、かつて商店街を中心にしてできあがっていた人間関係が、再生されてコミュニティーが復活するんだという考え方。そしてアクション。
いいな…、と思った。
そこで生まれてそこに住み、そこで育った人たちでこそできるサービス、商売をもっと大切にしなくちゃネ…、って思ったりした。オキニナリ。[4回]
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