渋谷の仕事の合間にお茶をと、セガフレード・ザネッティ。
雨のふるなか、今日はなぜだか渋谷の街にシニアの人が多いよう。
このお店の中にも落ち着いたお客様が多くって、なんだかいつもの渋谷と違う…、聞いてみたらば東急文化村のオーチャードホールで何かイベントがあるようで、集客装置はヒカリエだけじゃないこの街の以外な魅力に感心します。
この界隈で一番大きなコーヒー専門店が実はこの店って言うコトもあるんでしょうネ。
しかもこの季節…、お店の前がオープンになり、「みなさんウェルカム」って開放的な雰囲気なのもいいのでしょう。
普通に冷たいラッテを飲もうと思って来た。
ココのラッテは香ばしい。
スタバに比べて、豆がビターで深煎りだからかもしれません。
酸味は少ない。
ミルクとまじると、甘みすらも感じるエスプレッソに特徴があり、おそらくココのがボクの口には一番あってる。
だからそれで雨の憂鬱ふっ飛ばそうと…。
ところがお店にやってきて、危ないものを発見します。
プロフィットロール。
小さなシューに溶かしたチョコレートをかけて食べるのが本来のスタイルで、けれどココではチョコクリームの中にシューを埋めこむようにしたオリジナル。
チョコクリームがまるでティラミスみたいな味わい。
中のシュー生地はシットリやわらか。
シュー生地の中に注入したクリームは、サッパリとしたザーネクリーム。
口に放り込み歯を使わずに舌で持ち上げ上顎でプチュンと潰すと、中からトロンとクリームが飛び出してきてビターなチョコと混じりあう。
そしてラッテをゴクリと飲むと、口の中がモカチーノみたいな味になるのがステキ。
頭と体の疲れが取れる…、土曜のおやつ。
そして夜…、どうしてもココに来たいの!という人と一緒に「魚力」。
魚屋さんが経営している、お魚天国。
確かに東京のような都会でお肉でたのしむ…、っていうのは簡単。
食べ放題の主役もお肉。
けれど「魚でお腹と心を満たそう」とすると、場所に困ったりする。
だからこの店。
たしかに貴重でアリガタイ。
先日は、いきなりご飯でお腹を満たした。
けれど今日、週末というコトもあり、お酒を飲みたいという人がココならではお酒をたのむ。
「しじみ焼酎」というモノで、しじみのエキスと水と焼酎、それから氷で作った出汁割焼酎。
ひと口飲ませてもらったら、貝のうま味が口いっぱいに広がって、焼酎のカーッとするような刺激的なる香りが後からやってくる。
なかなか旨くて、魚がおいしい店ならではのたのしい飲み物。
何よりしじみパワーで肝臓が飲むにつれ強くなるよな呑兵衛よろこぶ組み合わせ(笑)。
冬は例えばこれでお湯割り。
汁の代わりにもなりそうで、いいんじゃないかと思ったりする。
丼たのむ。
白身にマグロ、帆立やウニにイクラ等々。
新鮮な生の魚介をご飯の上に敷き詰める。
その組み合わせを自由に選んでワタクシ好みにしてたのしめる。
どの組み合わせにしようかと、みんなで相談をした結果、ホタテとウニ。
函館っぽい組み合わせにして、注文をする。
象牙色したホタテ貝の貝柱。
ひとつひとつは決して大きはない程よいサイズ…、けれど新鮮。
ツヤツヤしてて、口に含むと貝のうま味がジワッとにじむ。
ツルンと歯茎を撫で回す生の帆立の肉感的なる食感にウットリしながらハフハフ味わう。
それがそのうち、ご飯に触れて、表面に熱が入ってくると、食感一転。
サクッと歯切れて帆立の香りが強くなる。
生の帆立の甘みが消えて、それがうま味にかわっておいしい。
ウニはネットリ。
苦味、渋みがほとんどなくて、これまた甘い。
磯の香りがほのかにただよい、ホタテの貝を包み込み、口の中で料理になってく。
固めご飯と刻んだ海苔と、わさびを溶いた醤油をタランとかけまわし、ご飯だけでもおいしく感じる…、海のゴチソウ、堪能す。
やっぱりココに来たらばこれを食べなくちゃぁ、って鯖の味噌煮をたのんでパチリを記念撮影…、身厚で骨までホロッとやわらか、中の中まで味が入ってやっぱり旨い。
それから自家製さつま揚げ…、ひとつは玉ねぎ、ひとつはエビを入れて作ったムッチリとした食感で、特に玉ねぎがあまくてムチュンと食感たのしい。
アジを叩いて作ったなめろう。
それから塩をシッカリきかせた鮭と、どれをとっても魚が旨いからこそのシンプルだけど適切で、おいしい料理。
しじみの汁もまたおいしくて、しじみの焼酎ではじまって、しじみの汁でしめる今晩。
明日も元気で肝臓君!とお腹を揺すって、夜とした。
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