銀座ウエストで朝にしました。
まだ昼の気温は高くはあるけど、朝の光りはすっかり秋の気配であります。
銀座の柳はさすがに葉っぱの色を変えず、ゆらりゆらりと雨に揺られてユッタリ揺れている。
さてまずアイスコーヒーがやってくる。
スッキリとしたやさしい味のアイスコーヒー。
氷がカラカラ、薄いグラスを叩いて涼しい、まるで飲める風鈴のよう。
しかもコレ、おかわり自由なのでありますね…、おかわり下さい!なんて無粋なことを言わずとも、ちょっと目配せするだけでアイスコーヒーのおかわりお持ちいたしましょうか?って。
枯れることのない魔法のグラスが目の前に置かれたようなステキを味わう。
グラスの上を舞うように描かれた、天使もキラキラ、うつくしい。
ハムと玉子のサンドイッチを半分づつ、盛りあわせていただけませんか…、とそれでこのひと皿。
パンはライ麦の全粒パン。軽くトーストしてもらいまさにボクの好みの一品。
ハムは分厚く歯ごたえしっかりしたロースハム。ハムそのものの味が濃厚、だから調味料はほんの少々。フレンチマスタードを軽くほどこし、レタスと一緒に挟んで食べる。
シャキッとレタスがみずみずしくて、ムチュンと歯ぎれるハムがムッチリ、カサカサとしたパンと一緒に口に散らかる。
このパンのカサカサ乾いた食感が、一際際だつゴチソウが、卵サラダのサンドイッチ。マヨネーズとホイップクリームでトロンとさせた、茹でた玉子の風味がフワッと口に広がる卵サラダがなめらか、とても味わい深く、舌が潤う感じのゴチソウ。
それにしてもいつも感心するのがキラキラ、すべてが磨き上げられてるコト。
触って指紋をつけてしまうのが申し訳なくおもうほど、磨き揚がったピッチャー、グラスにスプーンにフォーク。
中でもサンドイッチにレモンを搾って召し上がれという、心遣いのレモン搾り器。
これもピカピカうつくしく、しかも中に挟まったレモンの皮がキレイに削がれて色白レモンになっているのに、あぁ、素晴らしいって感心します。
皮の苦味が出ぬように。
皮の油が玉子やハムの風味を邪魔して料理を台無しにせぬようにと言う心配りで、しかも柑橘類の皮を削いだらすぐ使わなくては乾いてしまう。
この皮剥いてくれた人が厨房の中にいるんだと、思うとシアワセ、オキニイリ。
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あぁ、こんなアイディアがあるんだって思った動画。
映像を3Dで表現するための装置なんだけれど、その発想の単純にしてダイレクトなコトに目からウロコの痛快さ。
Full Turn ECAL/Benjamin Muzzin from ECAL on Vimeo.
うちわの裏と表に絵を描いて、手のひらで軸をしごいてぐるぐる回すと裏と表の絵が同時にみえるという、あの原理です。
その最新式で上等な奴。
裏と表に画像を表示したディスプレイ自体を高速で回転させて、その残像で映像を立体的に視せている…、「Full Turn ECAL」って装置なんだそう。
ディスプレイが薄く、軽くなってきたから気軽にできるようになったんでしょう。
こういう装置で何をどう表現するのか…、例えば立体的に料理が見える料理サンプルなんて使い方ができやしないかって思ったりする、近未来![6回]
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