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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    プロフィール
    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    夜、神田の丸ト水産にて飲む。

    7bf27a52.jpegここで何度も紹介してて、どうしてもここで食事をしたいから…、っていう友人つれて今日はまるきし仕事抜き。
    夕方5時に待ち合わせ。
    四ツ谷の駅からJRに乗り、お店の前にやってきたのは5時半ちょっと前という時間。
    夕方と呼ぶにはまだまだ明るくて、けれどネオンにそろそろ明かりが灯りはじめる頃合い。
    もう小一時間もすれば街の角角に、呼び込みのお兄さんが立つ時間。
    夜でもなければ昼でもない。
    不思議な空気が漂う、ゾワゾワするよなたのしい気配に満たされた街。
    嫌いじゃないです。
    気持ちはひそかにギャロップしてる、ワクワクです。
    お店に入るともう何組かが大宴会のまっただ中。
    ボクらの横では、多分、近所のキャバクラの黒服さんじゃないかなぁ…。
    二人で刺身の盛り合わせをとり、ご飯に味噌汁、お新香たのんで晩ご飯を食べている。
    いいね…、こうしたちょっと猥雑な雰囲気が、おいしいものには良く似合う。
    プライベートをたのしむ夜に、まず刺身。
    自分でお金を払うんだ。
    しかもそれが仲間同士の割り勘になる、とそう思ったらメニューの見方も真剣になる。

    f5c28d2d.jpeg1000円、2000円、3000円と刺身の盛り合わせの値段はスパッと三段階。
    1000円でも十分な量。
    けれど差額1000円以上の価値は絶対ありますから…、とそれで2000円の盛り合わせ。
    メニューには5種盛りって書いてあるけど、実際、10種にあまる魚介がビッシリ。
    赤身、中トロ、鯛にエンガワ。
    赤貝、サザエにほっき貝。
    タコにエビが二種類、それから平貝。
    数えてみれば11種類とたしかにビックリ。
    ただ面白いのが三切れづけの魚もあれば、2切れ、5切れのモノもあり何人前かはハッキリしない。
    別に接待で使うワケじゃないから、これでも全然、モーマンタイ。
    みんなそれぞれまずは自分が食べたいモノに手を付ける。
    食べたいモノがダブったら、じゃんけんをして決めればいいじゃん…、ってそんな気軽がおもしろく、こんな価格で提供できる秘訣なんだろうって思ったりする。
    おもしろい。

    3702436d.jpeg刺身に貝がタップリ用意されてるように、今の季節は貝がおいしい。
    マテ貝の酒蒸しっていうのがあって、なつかしくってとってみる。
    マテ貝。
    松山に住んでいた頃、春になるとバケツ一杯ほどのマテ貝をムシャムシャ食べるのがたのしみで。
    売りにくるんですよネ…、長靴履いた漁師さんがバケツぶらさげ、どうですか?って。
    そのまま茹でたり、あるいは網で焼いたりして本当にむしゃむしゃ。
    甘味が強い濃厚な味。
    プルンとした身に肝がフワッとふっくらしてる、これ独特の食感が好き。
    今日のココのは千葉の砂浜でとれたばかりというコトで、食感、味わい、どちらも上質。
    お鉢にタップリ溜まった汁をすするとおやおや。
    まるでチャウダーみたいなコックリとした濃厚な味。
    ああ、旨い。

    8d4d74b0.jpeg今日のオススメの焼き物も、メインは貝。
    サザエにホタテ、それからメザシ。
    まだうろこがキラキラしているほんの少し干しただけのメザシが四尾。
    これが焼くとフックラしてて、骨までカリッと食べられる。
    ブクブク、醤油風味の出汁を噴き上げるようにしながら仕上がるサザエの壺焼き。
    壺焼きとはよく言ったもので、サザエを直接焼いてるワケではないわけです。
    壺に見立てたサザエの殻を焼いてやる。
    すると中は煮えていく。
    串をもらって蓋をとり頭を掴んでクリンとやると、プルンと尻尾までキレイにとれる。
    頭のところはプリプリで、肝がムッチリ。
    なかなかなモノ。

    けれど今日の焼き物の素材の中で一番だったのはホタテの殻焼き。
    函館から直送された活きのホタテでまず大きさにビックリします。
    ズッシリ重たく、手のひらよりも大きな貝殻。
    コンロにのせて焼いてくと、分厚く丈夫な殻を貝が持ち上げていく。
    パクッと開く直前でひっくりかえして再びやいて、ペキッと殻を取り外すと、おやおや、まぁまぁ、分厚い柱によじれた紐に太った肝。
    どれもが立派で、甘味、旨みも見事に強い。
    調味料を必要とせぬ、それそのもので十分おいしい海の旨みを堪能す。

    77d691c6.jpegそれからウニ。
    箱ごとズバッとやってくるという豪気な一品。
    これでなんと2000円。
    すし屋でこんなのたのんだら、2倍、3倍は確実にする。
    例えばこの店で、上司が部下におごるみたいなシチュエーション。
    これを選べば男が上がる。
    そんなめでたい贅沢さ。
    そのまま何にもつけずに食べると、ウニの甘味と塩味が、口にユッタリ、広がっていく。
    ワサビに醤油を浸したのを、小山のようにタップリのっけて食べても辛味を不思議なほどに感じない。
    むしろ甘味が引き立って、口でトロンととろけてく。
    脂ののったトロや和牛にワサビをタップリつけても辛く感じないのとおんなじ具合。
    海苔でくるんで食べるとパリッでトロンでシットリで、風味、食感たのしくてよい。

    ちょっとしたアイディア料理も気がきいていて、例えば「タマネギのパリパリサラダ」。
    2e61d9b6.jpeg実は先日。
    ココでたのんでニンマリさせてもらった料理。
    タマネギという言葉と、パリパリという言葉が最初はまるでむすびつかない。
    タマネギをどう調理したらパリパリって状態になる?
    揚げるのかなぁ…?って思ってたのんでやってきたのが、この面白さ。
    オニオンスライスにベビースターラーメンという組み合わせ。
    このスナックが「パリパリ」という言葉の正体。
    かつお節をタップリのっけて、柚子の風味の和風ドレッシングで食べると言うモノ。
    単純だけど、これが結構おいしくて、箸、止まらない。
    今日はみんなをビックリさせてやろうと思って、たのんでみたら…。
    ははは、やっぱり好評だった。

    最後に竹輪の磯部揚げ。
    これも海の幸のひとつだよねぇ…、っていいつつたのんで食べてニッコリ。
    こうして揚げると竹輪がとってもフックラ仕上がる。
    しかも熱々。
    揚げ物食べると不思議なほどにお腹がおちつく。
    頭が満足してくれる…、そんなたのしさ味わった。
    神田の土曜日。
    街は静かで、けれどここには続々とお客様がやってくる。
    ここだけにぎやか…、その中にいてみんなでたのしく食事するってなんだかいいなぁってそう思う。
    ゴチソウサマです、また来ます。


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    ありがとうございました!
    何ヶ月か越しのワガママに付き合ってもらいありがとうございました。
    久し振りの魚(ってか、貝?)三昧に、ついつい飲み過ぎてしまい7時前だと言うのに足下ふらふら。でも、楽しい酒だったからいいんです。また是非ご一緒しましょう。
    まりおさん / 2010/04/11(Sun) /
    たのしかったでぇす
    > まりおさん
    いやいや、こちらこそたのしかったです。
    本当に貝三昧でしたよね。
    季節季節においしい魚がかわっていきます。
    また違った季節にご一緒を。
    サカキシンイチロウさん / 2010/04/11(Sun) /
    組合せの妙!
    ご無沙汰しております。

    この、夕方 日のあるうちに飲み始める『快楽』は
    何物にも代え難いモノとふしだらにも思っております。

    さらに、『こうしたちょっと猥雑な雰囲気・・・』

    サイコーです(笑

    ここのところ、楽しくない話題ばかりで少々煮詰まっておりましたが
    肩の力が少し抜けました。
    ありがとうございます。

    -追伸-
    「タマネギのパリパリサラダ」・・・良いですね。
    今晩でも早速マネしてみたいと思います。

    吉田@仙台さん / 2010/04/12(Mon) / URL
    おひさしぶりです
    > 吉田@仙台さん
    おひさしぶりです、お元気でしたか?
    日の明るいうちに飲み始めるふしだら。
    あぁ、なんとステキな言葉でしょう。
    ふしだらと自堕落を心置きなくたのしめるのは、一生懸命がんばった大人の特権。
    そんなふうに思います。

    スライスオニオンとベビースターラーメンがこれほどあうとは実はこれを食べるまで、想像すらしておりませんでした。
    絶妙の組み合わせ。
    ぜひためしてみてください。
    サカキシンイチロウさん / 2010/04/12(Mon) /
    大満足
    3月の終わりに
    丸ト水産行ったら
    楽しくて美味しくて超ごきげんな夜を過ごせましたよ。

    話は変わりますが、名古屋のお薦めグルメ教えていただけませんか?
    繭香さん / 2010/04/12(Mon) /
    happy hours!
    日があるうちに
    外を歩く人たちを横目になめるお酒
    くわ~っ。

    竹輪のてんぷらって
    青海苔が混じっていると
    上等な気分になります。はは。
    たばきちさん / 2010/04/12(Mon) /
    たのしんでいただけたようで…。
    > 繭香さん
    よかったです。
    このお店、誰にご紹介しても満足していただける自信がなんだかあるんですよね。
    余程気取った人でない限り、こうした気軽な雰囲気が今の時代にピッタリなように思います。

    名古屋グルメ。
    うーん、難しいですね。
    まずはひつまぶしですか…。
    栄にあるラシックっていう商業施設の中に「備長」っていうひつまぶし屋さんがありますが、ここのはピカイチ。
    銀座にも支店があるのですが、気軽な値段とクオリティはさすが本場と思わせてくれますよ。
    サカキシンイチロウさん / 2010/04/12(Mon) /
    放蕩な感じ
    > たばきちさん
    こんな時間から今日は飲んでるっていう気持ち。
    放蕩な気分になれますよね。
    同じお酒もおいしく感じる。

    竹輪の天ぷらってなぜだか安い竹輪で作る方がおいしく感じますよね。
    それから青のり。
    自分で作るときは表面が苔色になるくらいつかっちゃいます。
    サカキシンイチロウさん / 2010/04/12(Mon) /
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